民主主義って、私の理解だと「みんなで話し合おう」「人それぞれの意見を尊重しよう」との考えが根っこにあると思ってます。(違ってますか?)
で、これってなんか変だと、前々から気になってます。
「みんなで話し合おう」と考えていない人もいますよね、実際には。「人の意見なんか関係ない」って考えも。
そんな考えも「尊重しよう」というのが民主主義なんでしょうか?
矛盾していると思うんですよね。
自分を否定する人を肯定してませんか?
「みんなで話し合おう」「人それぞれの意見を尊重しよう」って全ての人が考えているってのが前提なんですか?そうじゃない人は無視しているのですか?なんか予防線を張っていますか?
どうなんでしょう?
私の考えって変ですか?
A 回答 (30件中11~20件)
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No.20
- 回答日時:
#13です。
民主主義の定義に関しては実は良くわからないので他の方にお任せしますが、ご質問の趣旨は、
「自分と異なる考えを尊重してしまったら、自身を否定することにならないか?」
ということだと思います。
選挙の時期なので政治になぞらえれば、〇党が△党の考えを尊重する必要はありません。
しかし、△党が△党なりの考えを表明するということ自体を〇党は尊重する必要があります。
>尊重したら、自分を否定することになると思うんですよね。
「尊重しちゃいけない」とは思わないけど。
:
民主主義の根幹は自由ではないかと思っています。
どんな気に入らない意見でもそれを持つのはその人の自由、というわけです。
しかし、誰かだけのための自由ではなく万人のための自由です。
他者の自由を侵すような意見は弾劾されてもしかたありません。
ですから、その意見の中身を無条件で尊重する、ということではありません。
ただ、その意見を受け止めて尊重すべきかどうかという吟味のまな板に乗せるという公平さは必要になるでしょう。
それが為されるのが民主主義の形態で、これがなければ独裁、あるいは独断専行になってしまいます。
どんな良い意見であっても。
異なる意見を持つのが人間であって、またその自由は保障されている、お互いに。
その自由は尊重した上で、その意見の中身を吟味する作業に入る、という手順を踏めるのが民主主義なのでしょう。
No.19
- 回答日時:
民主主義って、私の理解だと「みんなで話し合おう」「人それぞれの意見を尊重しよう」との考えが根っこにあると思ってます。
(違ってますか?)○ 根本的に違うと思いますよ。一人一人の人権を尊重し、天は人の上に人を作らずという基本的な思想としてあるだけのものですね。
つまり、生まれに関係なくリーダになり得るというのが民主主義の基本思想ですね。
具体例がないとわからないかもしれませんね。卑近な例であれば、原発事故の件ですが、国民全員がああでもないこうでもないと議論しても収まるわけがないですね。テレビでもああすべき、こうすべきという意見はたくさんでていますがどうしようもないですね。つまり、経験者や専門家にまかすしかないわけですね。その経験者や専門家には誰しも努力すればなることができるというのが主権在民の民主主義ということでしょうね。つまり、天は人の上に人を作らずというのは世襲制度や貴族制度のような生まれによる差別をなくす代わりに機会の平等を担保し、個人の努力による差別を認めるというのが民主主義の基本でしょうね。ここに差別が存在するのですね。差別の下に平等にいろんな意見が存在するというだけなのですね。つまり、民主主義のもとではいろんな意見はあれども必ずリーダが出現して纏めるという希望があるから成立しているといえるのですね。
木を見て森を見ずの逆バージョンですね。民主主義という森を見て個々の木を見ないと本当の意味を見間違えるということなのです。森の中には雑草もあれば潅木も、木々も、巨大な木もあるということです。
木が潅木や雑草をみてお前たちは森ではないというようなものですね。森は全てを含有してますね。
No.18
- 回答日時:
近代~現代の民主主義は古代のそれと違って、
『人の意見なんか関係ない』という人の予防線として考え出され、
300年ほどをかけて制度としての完成度を上げてきました。
(ただし、完成はしていないでしょうが)
『みんなで話し合う』という行為は、本来結論の出るものではありません。
なるほど、欠落している部分を補うという行為には意味があるかもしれませんが
仮にそれぞれの人の積み上げているものの根源がまったく相反するものである場合、
そこに起こるものは補完ではなく相殺であるのです。
また、『人それぞれの意見を尊重しよう』としても、求められる対象が分割不可能な
財であれば、それを得る人間は1人か、もしくは0人となります。
解決法として最初に考え出された方法は、まず全ての人間の権利を奪い、
その後に分配するという方法です。しかしこの方法では特定の事象に対して
各人の感じる重大さが異なる以上、必ず分配する人間寄りになってしまうんです。
仮にそれが一般的な意味で献身的であっても、分配者の願望を優先させる時点で
全くの利己的なものであり、満足できない人間もいるでしょう。
利己的ではない、利害を超越した"一般的な意思"を導くためにはどうすればよいか。
人類は、より自然な状態にそれを求めたわけです。つまり、
相反する思想が相殺するのならば、そのまま相殺させるわけです。
利害関係というものが右と左の財の分割によって生じる場合、
右と左の意見をまとめたそこに現出するものが、財の分割という極めて利己的な
事象のみを除いた意思が現出します。それこそが社会的な一般意思であるとするわけです。
現代では、この制度を民主主義と呼んでいます。
No.17
- 回答日時:
>なんか予防線を張っていますか?
いろいろあると思いますよ。
例えば、ドイツでは「ナチ党が民主的手続きに則って全権委任法などの全体主義体制を布いて権力を取った歴史からの反省から、敗戦後の1949年に法的に成立したドイツ連邦共和国は、「戦う民主主義」を国是としている。」そうです。
これは「民主主義に沿った手続きで民主主義体制を覆そうというものから民主主義体制を守るという考え」です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E3%81%86% …
また、間接民主制という制度自体も予防線と考えられると思います。単純な多数決ではなく、選ばれた政治家が話し合いで決める。選ばれた政治家が一定の水準に達しているのなら、民主主義自体を否定する動きは起こりにくいはずです。
それと、たとえ政治家がダメでも、立法・行政・司法の権力分立があります。立法(国会)が民主主義を否定する法律を制定しても、司法(裁判所)が違憲判決をすることができるからです。
日本国憲法改正についても、いかなる改正も許されるわけではなく、制憲権の主体や、その基本原理は変更できないとする限界説が通説だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%86%B2%E6%B3%95% …
No.16
- 回答日時:
民主主義っていうのは人間が考え出した概念の中で、とても面白い、たぶん唯一の特徴を持っているんですね。
それは、どの国の人でも民主主義は良いもんだと言うことに同意するんですが、でも、じゃあ何が民主主義かと言うと誰も一致した意見を持っていません。こんな変な概念て民主主義以外にあるのでしょうか。>民主主義はある条件があって成り立つ考え方で、その条件にあわない考えは尊重されないんですかね?
はいそうです。どんなに民主主義にカッコいい定義を付けたところで、絶対譲れない条件があります。それは、政治に関する自分の意見によって自分の命が危なくなることがない、と言う条件です。この条件を満たしていない制度は、口で何と言おうとも民主主義ではありあません。
>対立する概念を、それに従わないとしても、尊重するのって、自分を否定しているようでなんかおかしな気がします。やっぱり私の考えはおかしいのかな?
はい、おかしいです。貴方の根本的なおかしさは、人は議論や論理をきちっとやれば相手が必ず分かってくれるものと決めつけているところにあります。話せば分かるというようにはこの世の中は出来ていません。貴方は、政治とは何かを一言で言えますか。政治とは力のことなんです。相手が同意しているかいないかにかかわりなく、力でこちらの意見に従わせる、それが政治です。人間は長い長い歴史的な経験で、結局話し合っていても、絶対に同意しない人がいくらでもいると言うことを学んで来ました。国の政策をスムースに実行させ、多くの国民に迷惑をかけないためには、話し合いに頼るだけではなくて、時としては力で強引に相手を従わせなくてはならないことを学んで来たのです。
でも、問題なのはその強引な力を誰に持たせるかです。それも人類の試行錯誤によって、結局、政治的に同じ意見を持つ人達に政党を作らせて、国民がどの政党を支持するか多数決で決めさせることにして、その強引な力をもった連中を選ぼうと言うのが民主主義です。
上にも述べましたが、人間にはどんな理想的な状況でも対立意見を話し合いで解決することが出来ないことが幾らでもあることを学んで来ました。人間とは必然的に対立意見を持っていることを学んできたのです。だから、民主主義の国では政党が一党だけと言うことは絶対に起こり得ません。そして、その政党が互いに話し合って歩み寄るのではなく(なぜなら、そんなのは人間の性として無理ですから)、各政党が国民に直接訴えて、その強引な力を私達に貸して下さい、と言うのが民主主義です。だから民主主義は、人間とは最終的には聞く耳をもたないと言うことが前提になって、では、どうすればそんな人間達に説得してもらえるような政策を実行出来るか、そんな制度をいろいろ試行錯誤しながら作り上げられて来たの制度なのです。
どうしても貴方の意見の方が友人より正しいと貴方が思い、その正しい意見を実行することが国民を幸せにすることだと貴方が考えたときに、国民の皆から同意を得て、貴方の意見に反対しいてもその友人を貴方の意見に強引に従わせるというのが民主主義なのです。
No.15
- 回答日時:
私の捉え方は、「一滴の水だけならそれが腐ると全部が腐るが、大量の水は腐りにくい」という考えが民主主義の根本だと思っています。
絶対権力を持つ人が、間違えた考えをた場合、その人に「間違えている」とはおっかなくて誰も言えないので、支配者が支配する人々は悪性のために全員不幸になるわけです。
例えばフランス革命以前は、王制とキリスト教が独裁的な政治と統治をタッグを組んで行ったために、人々は不幸な生活を強いられていた。
一滴の水が腐ったため集団がひどい目にあったわけですが、多量の水が全部腐ることは絶対にありえないとは言えないが、少なくとも一滴の水よりはるかに全部が腐るということはありえにくい。
つまり、10人のうち過半数がことごとく次々何度も間違えた判断をし続けるということはありえにくいので、良識の判断が市民はできるという前提で、多数決をして多数決で決まったことを総意とすることにしたわけです。
過半数しか賛成していないとしても、過半数の人が悪いとは思わなかったってことが、やってみたら悪いことだったということは起こりにくい。
過半数の人が間違えた判断をしてきた経緯があれば、独裁者に主導権が戻されるでしょうけど、まあ そこそこ 良い結果を生んできたので、多数決による民主の意見を投票で決めて、それを全体の総意とすることに、一応なっているわけです。
これがベストじゃあない。
独裁者が独断で決めるよりはマシ という程度です。
ギリシャで発明された民主主義は世界に広まったけど、それを超えるものをまだ人間は発見していないんです。
主導権が民衆にある というのではなく、多数の人の意見が一人の人の意見よりマシなことが多いだろうってことです。
もし 100人の村全員が アンポンタンだったら、間違えたことを多数決で決めて、自分たちが不幸になるだけですが、100人全員や村の過半数がアンポンタンだってことはありえにくく、だから、マシな多数決で今後を決める民主主義が今のメジャーな方法になているんです。
ところが、民主主義の国においても、実際は民衆の心理を自分が願うように仕向けるってことを独裁者はしているわけです。
例えば国民全部を把握できれば、透明のガラスで国民を飼育しているようなものなので、統治者は神のようになれますよね。
国民を素っ裸にするにはどうしたらいいか。
プライバシーを剥奪すればいいわけです。
しかし 強引にやってしまうと、倒されてしまうので、国民自らが望むように仕向けるわけです。
国民のプライバシーである郵便物や電話を国が見れたり盗聴したりしてもいいって法律を国民が望むように仕向けるためにはどうしたらいいか。
仮想敵を作り、国民に実在すると思わせればいいわけです。
見事に成功して9.11の後、すんあり傍受法は国会の審議で可決された。
国民の総意を反映させた法律ってことになり、国民は自ら望んだ法律によって、国からプライバシーをはぎとられ素っ裸にされ、飼育されることになったわけです。
将来的には今ペットで実験中のインプラントを国民全員の体に入れる計画だそうです。
医療を受けるにもIDはいらず、体だけでいい。
どの有料施設を利用するにもカードも現金もいらない。
とって便利になるわけですが、彼女とエッチ中も国は知っていることになるわけです。
犯罪を犯したらインプラントを取り出さない限り逃げられない。
逆に取り出したら地上で生活できない。
民主主義から独裁制に戻っていっている。
ただし国民には気づかれないように進行していっている。
No.14
- 回答日時:
>例えば、話し合わないし人の意見も尊重しない人がいて、その人を民主主義の考えだと、そんな人も尊重して会議して、で、少数意見だから採用されない、と。
話し合わないし、他人の意見も尊重しないひとは民主主義の埒外ですね。そういう人の意見は会議には乗らないはずです。少数意見というよりも、意見ではありませんね。無視していいと思います。
>でも、その考えの人がもし天下をとったら、
民主主義のシステムでは、そういうことは起こらないことになっています。クーデタでも起こさなければ実現は不可能です。
>あるいは「話し合おう」って誘う人説得する人を殺したら、
これはテロリズムといいます。民主主義の敵です。
>そんな意見を尊重したがばっかりに、民主主義じゃ無くなっちゃうと思うんですよ。
もちろん、そのとおりです。
>だから自分を否定しているんじゃないかなって。
自分とは民主主義のことでしょうか。民主主義を否定するのがテロリズムだということなら、そのとおりです。
ありがとうございます。
>民主主義の埒外ですね。
やっぱり、そういう設定(条件?)なんですかね。
>クーデタでも起こさなければ実現は不可能です。
>これはテロリズムといいます。民主主義の敵です。
クーデターか革命かテロリズムか、その辺の定義は置いといて、自分の(民主主義のという考え方の)敵というか、足元をすくわれるようなことを許しているってことが、自分を否定しているというか、首を絞めているような感じがします。
No.13
- 回答日時:
#10です。
>どんな意見も尊重するのが、主張する機会を与えるのが民主主義なんじゃないでしょうか?
:
はい、そう思います。
#10で、
「>人の意見なんか関係ない」という意見も、ひとつの意見として尊重されるべきだというのが民主主義だろうと思います。
と述べたのは、そういう意味です。
>対立する概念を、それに従わないとしても、尊重するのって、自分を否定しているようでなんかおかしな気がします。
:
たとえばキリスト教の信者でも、イスラム教の信者を尊重する必要があるでしょう。
しかし、イスラム教に改宗する必要はない。
こういう意味のことを申し上げたつもりです。
自分を否定することにはならないと思います。
ありがとうございます。
>たとえばキリスト教の信者でも、イスラム教の信者を尊重する必要があるでしょう。
尊重したら、自分を否定することになると思うんですよね。
「尊重しちゃいけない」とは思わないけど。
No.12
- 回答日時:
民主主義てのは、価値相対主義が前提にありますから
民主主義を否定する人の意見も尊重しよう、ということ
になります。
だから、民主主義を否定する、という思想を持つことも
尊重されます。
これが民主主義の巧みなところです。
反面、民主主義ってのはニヒリズムに陥る危険を
常に包含している、ということにもなります。
ありがとうございます。
「価値相対主義」「価値絶対主義」といった考えかたをはじめて知り、教えていただいたその「価値相対主義」を検索していたらハンスケルゼンという人を知りました。
そして、学生時代に政治学の授業でマックスウェーバーとカールシュミットを単位のために読んだこと(読まされたこと)を思い出しました。内容は、なんとなくしか覚えてませんが・・・
>民主主義てのは、価値相対主義が前提にありますから
民主主義を否定する人の意見も尊重しよう、ということ
になります。
「民主主義」という考え方の前に「価値相対主義」という考え方があるのなら、それと反する「価値絶対主義」という考え方とは、同居できませんよね?双方「まぁいいか」と折り合いをつけなければ。
唯一絶対な考えしか認めないならば、「そんな考えは駄目だ」で一笑に付して終わりです。
その結果反乱とか暴動が起きても、軍隊なり警察なり力の差があれば押さえ込めますし。
同居できない考え方をも尊重することは、民主主義の弱点のような気がします。
その弱点を補う為に、
>民主主義の巧みなところです。
何か巧みなところがあるのでしょうか?
>民主主義ってのはニヒリズムに陥る危険を
常に包含している
この辺もよくわかりません。
もしよろしければ、もう少し詳しく教えていただけないでしょうか。
No.11
- 回答日時:
単なる考えでしかありませんが・・・・・。
社会や国を治める立場の人や組織が、社会や国を存在させる一人一人の市民、国民、の意見とか望みとかを重要視しよう、という統治する立場での思想であると思います。
でも、一人一人の意見、望みは様々。
そこで、社会や国のすべきこととして決めなければならない事柄を決める時に、市民や国民の参加による多数決で決めようというのが民主主義、という事になるのではないでしょうか。
だから、少数意見の人たちの思い、あるいは望みは、かなえられないシステムだと思います。
そこで、少数意見も尊重しなければ、という考えも生まれてくるのでしょう。
それは多数決で決めてしまう事への“疑問”が消し難いこと、そして他者への思いやりの心の現れ、から生まれてくるものかと思います。
・・・・・こんなふうに、考えてみました。
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