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(1)日本のGDPに含まれるが、日本のGNPに含まれない経済活動

(2)日本のGDPに含まれないが、日本のGNPに含まれる経済活動

(1)は、日本で外国人が生産したもの
(2)は、外国で日本人が生産したもの と考えたのですが正しいのでしょうか。

(1)、(2)の具体的な例を挙げていただけると助かります。

A 回答 (3件)

> (1)は、日本で外国人が生産したもの


> (2)は、外国で日本人が生産したもの と考えたのですが正しいのでしょうか。

大体は正しい。ただし、どうもこの「日本人」や「外国人」として国籍をもちだす人が多くいるのですが、それは誤りです。
基本的には、その地域に住む(統計上は1月1日の居住地)人です。例えば在日韓国人(日本国籍は所有していない)の分は、日本のGNPに計上されています。同様に、イチローはアメリカのGNPに計上されているはずです(多分日本にはたまに帰ってくるだけだと思います)。

(1)の例:アメリカのミュージシャンの日本公演でのギャラ
(2)の例:日本のミュージシャンのアメリカ公演でのギャラ

基本的に、日本はGDPとGNPがほとんど違いません。
この概念が重要になるのは、住居と職場が別の国という場合が結構多いヨーロッパであり、アメリカがGDPを採用したのはある大統領選挙でGDPで計った方が経済成長率が高かったためといわれています(他にもSNA整備の話もありますが)。
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正しいです。



ところで「日本で外国人が生産したもの」とは何でしょうか。
トヨタの東北地方にある工場でブラジル人がクルマを作っていました。
ところが放射能を恐れてみんな帰国して、日本人労働者に働き手が変わりました。
これで、GNPとGDPが何か変わるでしょうか?変わらないですね。

トヨタのサンパウロ工場でブラジル人がクルマを作っています。
これは、GNPとGDPともにブラジルでしょうか?違いますよね。

誰が主体になって生産活動をしているかということが問題です。
トヨタの東北工場は(1)ではないが、トヨタのサンパウロ工場は(2)です。

要するに対外直接投資しているものは、ブラジルや中国で生産しても日本のGNPになります。
ご存知のように日本の工場はどんどん海外にシフトしています。
だから日本のGDPはほとんど増えないのですが、GNPは増えています。
したがって、日本のGNPとGDPの差は拡大しつつあります。

日本が海外からの直接投資を受け入れれば、GDPは伸びます。
ところが、それは難しいのです。
たとえば韓国と比較すると、
法人税が高い。
労働コストが高い(賃金が高いだけでなく、派遣や解雇などの規制がある)。
土地代が高い。
物流のハブ港がない。
輸出先とのFTPがないから関税がかかる。

土地代以外は、国策次第でなんとでもできるのですが、今まで無策です。
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正しいです。



私のオフィスの近くには日本水産の缶詰工場があり、ペルー人が多数働いています。彼らの労働はGDPに含まれますが、GNPには含まれません。

10年ほど前、私の兄が単身赴任で米国へ3年ほど行っていました。その間の兄の労働収入はGNPに含まれますがGDPには含まれません。
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