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中2です。

最近、坂本龍一さんの曲に感動して、私も作ってみたいと思うようになり、勉強をはじめました。

それで、今の時点で作れるものはあるのだろうかとピアノ(5オクターブ分ぐらいしかない電子ピアノですが)をいじってみたり、メロディを思い浮かべてみたりしてみましたが、どこかで聞いたことのあるようなものばかり浮かんできます。

楽譜は読めるのですが今までピアノも習ったことがないし、音楽にふれる機会といったら今入っている吹奏楽部や、家でCDを聞くくらいしかないので無理もないと思いますが、私の知っている音楽家たちや、ここの作曲のカテゴリでお答えしている方はみんな、「小さいときからピアノを習っていて、メロディはひとりでに浮かんでくる」という人が多くて、中2の今からでは手遅れなのではないかと心配になってしまいます。

どうやったら、個性的なメロディが浮かんでくるように(またはピアノをひきながら作れるように)なりますか?今からそういう作曲ができるようになろうという考えは甘いのでしょうか。

それから、「いろいろなジャンルをたくさん聴くといい」と言われますが、私は一応小さいときから三、四十年前~現代のポップスやオーケストラや、いろいろな曲を聴いてきました。やっぱり聞くだけではだめなのでしょうか。

回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

> どこかで聞いたことのあるようなものばかり浮かんできます



どこかで聴いたことのあるようなものであっても、
「浮かんでくるだけマシ」と考えてはどうですか?
このサイトでこれに類する質問をする人びとの中には、
何もイメージがないのに「作曲できるようにさせろ!」と、
横柄な態度で回答を要求するような人もたくさんいますからね(笑)

どこかでオリジナリティが薄くても、それが自分の好きな方向性なら、
とりあえずそれで十分ではないですか。
そもそもオリジナリティ以前に、自分の好きな方向性じゃないのなら、
自分の好きな方向性のアーティストをたくさん聴けばいいだけですね。


> 楽譜は読めるのですが

どれぐらいでしょうか。
吹奏楽部に入ってから音楽を始めたとすれば、
初見で吹きこなせるとまではいってないのではないでしょうか。

この業界で「楽譜が読める」といったら、
初見で演奏できるレベルを指すと考えた方がよさそうです。
そうでなければ、音楽的素養の指標になりませんからね。


> 中2の今からでは手遅れなのではないか

基本的には、全く問題ないと思います。
プロのピアニストになろうとしたら、厳しいでしょう。
映画音楽などの管弦楽作曲家になるのも、厳しいでしょう。
しかしそれ以外で、開始時期が小学生以下限定というのはなさそうです。
要は、どれだけ時間を注げるか、にかかっています。

小さい頃からやっているからといって、
何か特別な能力を獲得しているわけではありません。
強いて言えば、日常の中で音楽的鍛錬に勤しめる、忍耐力でしょう。


> 個性的なメロディが浮かんでくるようになりますか?

個性的なメロディが、ひとりでに浮かんでくる必要がありますか?

メロディというのは、バックトラックと切っても切れない関係にあります。
バックトラックなしで、メロディ単体でみて素晴らしいメロディとは何か、
という問いは、極めて難しい問いでしょう。
そこまで突っ込まなくてもいいのではないでしょうか。

少々あなたと私で前提にズレがあるかもしれません。
私が言いたいのは、メロディのことを考えるのは少し早いのではないかということです。
もちろん、世の中には編曲はできないけれど素晴らしいメロディを書く、
メロディメーカーだとかシンガーソングライターという人たちも存在しますが、
あなたはどちらかというと、編曲まで含めてやろうとしているのでは?
だとすれば、まずは和声を身につけてはどうかということなのです。

和声を身につければ、メロディとして美しいかどうかはともかく、
曲として面白いものを考えることについては自由になれます。
とりあえずはこの段階にきて、「機械的なメロディメイキング」の実験を行うことを勧めます。


> やっぱり聞くだけではだめなのでしょうか。

多くの音楽を聴くことにはそれなりに価値があります。
どういう音楽があるのかを知ることができますからね。
ジャンルごとの枠組みを知っていればなおよい。

しかし、殊、作曲という観点からいえば、「聴くだけではだめ」です。これは間違いない。
自分の作りたい音楽のイメージに近い作品を選んで、技術を盗まなければなりません。
これは極めて重要なことですが、音楽の修行とはひとえにここにあります。
自分の理想とするアーティストの、クローンになろうとすることです。

すごい発想だと思ったら、感心している場合ではないのです。
同じ人間なのだから、その発想だって元を辿れば自分も持っているようなところから出ているはず。
少なくともそれを信じなければ、成長することはできないと思ってください。
それを信じて、「分析」するのです。
今自分にない能力を獲得する方法は、それしかありません。


まとめると、音楽をやる上で、「メロディ」というものにこだわりすぎるな、ということでしょうか。
まずは総合的な経験を積み重ねることだと思いますね。

少なくとも、「今からでは遅い」などということは決してありません。
逆に言えば、(こっちの視点の方が遥かに重要ですが、)
「小さい頃からやってなかったからだめなんだ」などと考えないことです。

音楽は受け身ではありません。
どれだけ積極的にアプローチしたかなのです。
できる人たちは、「小さい頃からやっていたからできる」のではありません。
必要なことを、ひとつひとつやっていったからできるようになったのです。

本当に音楽ができるようになりたいのならば、言い訳をしていてはダメです。
自分に何が足りないのか、何をすればいいのか、
常に探し続ける向上心が必要なのです。


具体的な作曲の学習法の紹介は、この質問の範疇を超えるので割愛します。
純粋な「作曲法」に関する質問は、このサイトで過去数え切れないほど出ていますから、
それを漁ってみてはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

>できる人たちは、「小さい頃からやっていたからできる」のではありません。
>必要なことを、ひとつひとつやっていったからできるようになったのです。

この文をみて、はっとさせられました。
それに、今までずっとモヤモヤしていたものが晴れました。

今まで、「自分は小さいころからピアノをやっていなかったから、これからいい曲をつくるのには遅いんじゃないか」とばかり思っていました。でも、違ったんですね。やるべきことをきちんとやらないと、ピアノをしていてもしていなくても、曲はつくれませんよね。とても大事なことに気づかせていただきました。

それから・・・確かに、メロディのことを考えるのは早すぎたかもしれません。音楽の知識もあまりないままメロディをつくろうとして焦っていました。まずは基本的なことからがんばってみます。自分のやるべきことをひとつひとつ、あわてずにやっていこうと思います。

とてもためになることをたくさん教えてくださって、本当にありがとうございました。

お礼日時:2011/05/10 22:55

なぜその曲は美しいか、カッコいいか、素晴らしいかを研究するとよいです。

ただ。素晴らしいなあ、きれいだなあだけでは普通の鑑賞者と変わりません。
作曲の入門書はいろいろ出版されていますので、見てみましょう。
メロディの始まり方、終わり方、途中の動き、コード進行など、本の中で解説されていると思いますが一つの項目につき実例がたくさん挙げられています。つまり、古今東西の曲はたいていいくつかのパターンにあてはまりそれをつなぎあわせてできているということです。ここで大事なのがつなぎ合わせると言っても適当にではなく、自分の表したい「感じ」に合っていると思うものを選んでしかも一つの曲としてまとまっているように(時にあえて意外性を狙うこともありますがそれはとりあえず置いておいて)紡ぎ上げることです。
そのため、上に挙げた始まり方やコード進行などそれぞれの要素がどういう感じを与えるものか自分の言葉あるいは感覚で分かるようになることが大切です。本には「こういう音の動きはこういう感じを与える」のようなことが書かれていますが、これはあくまで著者の言い表し方であって、自分は違う表現をするかもしれませんがそれでかまいません(違う、と言っても本の著者が「細やかな動き」と言っているところをあなたが「大胆な動き」と感じるような大きなズレは生じないはずです。そこはやはり同じ時代の人間で経験してきた作品がそんなにかけ離れているわけではないからです)。

いろいろな曲を聴いているとのことですが、もしまだであれば世界の民謡や愛唱歌も聴くとよいと思います。こういう商業性や芸術性の少ないものほどメロディやコードが単純であるなど「素」の部分が出ており、より複雑で美しくカッコいいものを作ろうとするとき、美しさやカッコ良さが分かるものです。私自身最初に接したものはどのアーティストや作曲家ではなく、世界名曲集のレコードでした。
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この回答へのお礼

回答してくださってありがとうございます。

作曲の入門書を読む上で大事なのは、読むだけじゃなくて自分で実践してみて、自分のものにするということでしょうか。入門書を買ったら、必ずピアノでひいてみて「ここの部分は、自分はこう思う!」というのを持つようにしたいと思います。

世界の民謡ですか。そういえばそんな曲のたくさんあるコードつきの楽譜があったと思います。そういう音楽を聴きながら楽譜を見て研究してみます。

お礼日時:2011/05/10 22:36

>「小さいときからピアノを習っていて、メロディはひとりでに浮かんでくる」


日本国内で、子供の頃からピアノを習っている人って凄く多いと思います。
こんなことを言ってはなんですが、もしその言いぶんが的を射ているなら、日本国内でもっとオリジナリティや革新性のある作曲家が山程溢れているはずです。・・・が残念ながら、日本国内にそんな能力のある作曲家はほぼいません。欧米の音楽を知っていれば知っている程、その現実はよくわかると思います。

それともう一つ、少なくとも自分は日本国内で子供の頃からピアノをしていたような人が作曲した音楽というもので、ろくなものに出会ったことはありませんね。大抵、素人に毛も生えないようなものだと思います。
作曲家はクリエイターに違いないですが、ピアニストは違います。要するにプレイヤーと作曲家は使うところが違うのだと思います。


多くの凡人にとって、「ひとりでに浮かんでくる」ようなメロディというのは、大抵どこかで聞いたようなメロディ(j-popとかアニメや映画音楽のような、その人が慣れ親しんだ大衆音楽から来たようなメロディ)だったりすることが多いと思います。確かに、大衆音楽なんかを作っているミュージシャンには、そういう曲の作り方をする人が多いはずです。

ただし、「オリジナリティや革新性のあるのある作品」となると少し変わってきます。第一段階としては、大なり小なりそこに「オリジナリティや革新性のある音楽を作る」という意図と計算が無いと、なかなか難しいものだと思います。
で、その「オリジナリティや革新性のある音楽」が、実験的な段階から次第に自分のものになってきたら、もしかしたら「ひとりでに浮かんでくる」ことになったりするのかもしれませんが・・。まずは、この「オリジナリティや革新性を目指す」という段階を通らないと、「ひとりでに浮かんでくる」にはたどりつかないと思います。


すみませんちょっと私用の為、『「オリジナリティや革新性のある音楽を作る」という意図と計算』とはどんなものかについては、また機会があれば後ほど。
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この回答へのお礼

「『オリジナリティや革新性のある音楽』が、実験的な段階から次第に自分のものに」・・・・まずは、実験的な段階に行くために、実験できるだけの知識がないといけないのでしょうか。

よく考えればそんな知識もないまま、個性的なメロディをつくろうとしていました。とにかく、まずは勉強するべきですね。一番大事なことに気付かせてくださって本当にありがとうございます。

お礼日時:2011/05/10 22:26

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