
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
太田亮の『姓氏家系大辞典』に、
転法輪 テンパフリン
≪雲上家の称号にして応仁記巻二に「公家・転法輪」と。地名辞書に「転法輪。今観音堂町と曰ふ。烏丸通武者小路の北なる三条殿の南なり。昔は転法輪三条とも云藤原氏閑院家の一流の名ともなり、後世三条殿とのみ曰ふ。応仁記に云ふ、三宝院の西北に転法輪三条殿ありと。又康富記に云ふ『三条大納言公綱公の亭は、北小路今出川(水名)西頬』と。即ち転法輪三条殿なり」と。≫(旧漢字は新漢字に直しました)
ちなみに「角川 日本地名大辞典 26 京都府 上巻」で確認すると、
てんぽうりんおおじ 転法輪大路
≪室町期に見える通り名。京都市上京区北東部を東西に走っていた。「山州名跡志」では「転法輪寺ノ北ニ在リ。此ノ巷ヲ転法輪大路ト云フ・・・所有ノ寺院ヲ以テナズク」と地名が禅刹瑞竜山転法輪寺に由来するとある。≫と記述され、その後に上記と同じように転法輪三条についても記載されています。転法輪大路の由来が寺の名前にあったことがわかります。
以上のように記載されていますので、転法輪の家号は、他の多くの公家と同じように、住んでいた屋敷の地名・通りの名に由来するようです。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/05/19 00:57
詳しいご説明ありがとうございます。今迄ずっと判らなかったので疑問でしたが、ご回答頂いた内容を読ませて頂き納得出来ました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
京都、仁和寺の東寄りに「転法輪寺」という寺院があります。
この辺りに屋敷があった、ということはないでしょうか。
但し、このお寺の創建は江戸中期ですので、それ以前から呼ばれていたとすると別の理由かと思います。似たような名前の寺院がどこかにあった可能性もありますけれど。
No.2
- 回答日時:
「転法輪(てんぼうりん)」は百科事典によると、
仏教の言葉で仏法の輪が回転して、諸々の誤りや
煩悩を打ち砕くとあります。
この輪は仏陀の時代のインドの武器とのこと。
輪は統治も表すとあり、転輪聖王の名がすぐれた
統治者に与えられたといいます。
転法輪で嫡流を表したものと考えられます。
修験道の「転法輪寺」とは関係がないようです。
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