市販のスピーカーで音楽を、真空管(el34pp)アンプとトランジスターアンプ、パルス変調アンプ(d級アンプ)を切り替えて聴いてみました。結果私の耳には、レンジ、レンジ感(周波数、ダイナミック)、音の密度感、定位、艶、すべての面で真空管アンプは劣っていると感じてしまいました。
3極管のアンプで聴いてみたらとのご意見もいただきました。ただ私の音楽の好みがファンクやファンキージャズなため、うねるような重低音再生は欠かせません。(クルマにとりつけるようなbassスピーカーは極端すぎますが)真空管アンプはダンピングファクタも低いし、まったくこの手の音楽にはむいていないでしょうか?能率の高いアルテックのユニットを使ったバスレフスピーカーがよくあり、全体にわたってフラット再生する。とうたっていて、一度買ってみたことがあるのですが、100hz以下はほとんど出ていない感じで、たしかに数Wで大きい音はするのですが、低い音はでませんでした。バックロードホーンなどであれば、迫力のあるチョッパーベース、ズシンとくるバスドラの振動、は期待してよいのでしょうか?
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
真空管アンプでも周波数特性上は20Hz程度はフラットに出せますが、大出力には弱いですね。
これは真空管と言うよりは出力トランスの問題です。真空管アンプはスピーカーとのマッチングのために普通は出力トランスが不可欠です。ところがもともとコイルを利用したトランスは低い周波数は通しにくい性質があり、この特性を良くするとかなり高価なものになってしまいます。
このトランスの制約のないトランジスタのアンプはほとんど直流までフラットに出せます。しかも最大出力もフラットです。
聴感でどう聞こえるかは人によってまちまちですが、物理的に大きな振幅をスピーカーに与えるという意味では真空管アンプは勝ち目がありません。
>100hz以下はほとんど出ていない
これはよほど手軽な手軽な真空管アンプでしょう。50Hzくらいは出ると思いますよ。でも低音の最大出力が十分でない場合も多くそう聞こえるのかもしれません。
>バックロードホーンなどであれば、迫力のあるチョッパーベース、ズシンとくるバスドラの振動
通常のバックロードホーンは100Hz前後の音域を共振で強調させて聞かせるのですがそれ以下はほとんど出ません。
ただ多くの楽器でこのあたりの低音が出ると、それらしく聞こえるので人気があるのかも知れません。
本当の重低音は50Hz以下20Hzあたりまでで、この音域をフラットに出すスピーカーはまずありません。どうしてもなら専用のウーファーを追加するしかありません。
電気的に50Hz以下20Hzあたりをブーストするという方法でフラットにすることはできます。
一度その音を聞かせるとCDにこういう音が入っていたのかとほとんどの人は驚きますよ。アンプはもちろん石のアンプですが。
私はかつて真空管アンプを自作してきて、その後トランジスターアンプに変わったものです。今でも真空管アンプは現役で鳴りますがめったに使わないですね。
私は真空管アンプはノスタルジアとしては良いですが、実用的に圧倒的に良いとは思わない立場です。
No.10
- 回答日時:
色々な意見が出ていて、真空管(管球)党にとっては不利な状況ですね。
少々管球党の応援を。私は、今までの半導体アンプより管球アンプに移行した者です。
スピーカーはどの様な物でしょうか? また、真空管(管球)アンプでも色々あります。
私は、スピーカーのネットワークの問題が有る様に感じます。 (管球アンプは半導体アンプに比べると内部インピーダンスが高いため)
管球アンプはスピーカーを選びます、また、最近のスピーカーは、半導体(D級)アンプの力を頼って作られていますので、取扱が難しいです、管球アンプに合うスピカーでハマると本当に良い音がします。
低域も高域も違和感なく出ていますよ。それに中域の綺麗で楽器1つ1つが浮いて聞こえてきます。
再度、違うスピーカーや管球アンプを聞いて評価して下さい。
なを、私のシステムは
スピーカーは 低域にJBL2220 ダブルウファー 中域にJBL2450 ホーンドライバー
高域に JBL2405 ホーンツイーター を使用
アンプは、 低域に300Bpp トランスドライブ 中高域に 845S トランスドライブ
管球マルチチャンネルアンプを使用しています。
スピーカー直接でネットワーク(コイル)は使用せず直接スピーカーを駆動しています。
楽器1つ1つが浮き出て聞こえます。
No.9
- 回答日時:
真空管アンプはスピーカとのインピーダンスマッチングのために出力トランスを使うので、これが、低音域、高音域を減衰させる通過フィルターとなり、質問者様の指摘のとうりになります、オーディオルームでは、音質チェック用テストCDが用意してあり、20ヘルツ、50ヘルツ・・・という低い順から高い音域までテスト用発振信号でその音圧を自分の耳で確かめることができます。
真空管アンプは内部抵抗が高いので、ダンピングファクターが悪く、歯切れの悪いドラム音、ティンパニーの打音になります、また低音域はアンプのパワーも必要なのです、直流から4万へルツまで増幅でき、再生音域を狭くする出力トランスを使わず、音質を劣化させるコンデンサーを信号回路に一切使わない全段直結の高級ソリッドステートハイパワーアンプで試聴してみてください、大変高額ですが、満足できる音がするでしょう、スピーカは低音域の歯切れが良い米国JBL社のスピーカセットをお薦めします
No.8
- 回答日時:
ALTECのA7を真空管で鳴らすとすばらしい音になるというのはそうかもしれません。
どちらも同じ時代の製品同士ですから。
でもA7の場合は本当に重低音といえるのかは疑問です。
この製品は映画館でまだ出力の小さなアンプしかなかった時代に映画館の隅々まで音を聞かせるため作られたものです。そのため非常に高能率です。
従って小音量で小さな部屋で聞くものなのかなあという疑問は持っています。
一方、低音は箱のサイズに比較すると重低音というほどのもではありません。(ここでは50Hz以下の帯域のことを言っています)
Ano.1で述べたとおり,50-100Hzあたりを強調させ聞かせると一般的には十分な低音と聞こえるのです。
でもクラシック音楽にはパイプオルガンの最低音16Hzから入っているかもしれません。A7と真空管アンプではそれは絶対に無理でしょう。
最も大きなサブウーファーでもまず16Hzは出ないと思いますが。
私はいろいろ試行錯誤をしてみましたが、電気的にブースとしても実用的には25Hz以下はまず無理ですね。
それでも25Hzの音が実際に再生されると、空気感が変わるという気がします。でもこれは真空管アンプでは天文学的コストになりますし、その前にそんなトランスは入手できないだろうという気がします。
No.7
- 回答日時:
スピーカーは何をお使いでしょうか?
現代のスピーカーなら一層低域が出にくいのは当然ですが、
ダンピングの低い真空管アンプならなおさらです。
スピーカーの周波数特性に50Hz~20000Hz(±3dB)などと
表記してありますが6dBもの差があったのでは50Hzどころか100Hzも聞こえません。
スピーカーに50Hzを入力して見るとスピーカーのコーンは動いて見えますが、
実際には耳には聞こえませんね。
これを実際に聞こえるようにするにはイコライザーで100Hz以下を6dBくらいブースト
すれば聞こえないことはありません。
しかし不自然な音の繋がりになりますよ。
これを解消するには100Hz以下でクロスさせた38Cm以上のウーハを追加すれば可能です。
わたしのスピーカーはフルレンジのスピーカーを80Hzでカットし80Hz以下の音域は専用ウーハに
任せてあります。
この方法ですと50Hzくらいまではほぼフラットに再生できると思います。
もちろん、真空管でも大丈夫です。
実際試聴すると音域の差は歴然とします。
バックロードホンでは無理ですね。
No.6
- 回答日時:
#1 さんの回答に同意します。
出力トランスが特性面でもコスト面でもネックになっているので、
だから日本のオーディオメーカーは真空管を捨てて石(トランジスタ)
に走ったのです。
その後、石自体も飛躍的に特性が良くなり、回路的のほうも、
新しい考え方が生まれグーンと技術的に発展しました。
出力トランスメーカーの山水電気が衰退した今、質問者様が
感じた事はその通りだと思いますよ。
バックロドフォーンについて、低音を増強する物ではないのです。
低音増強ならアンプ付きのサブウーファーで行うのが一番です。
一個のスピーカーで低音から高音までバランス良く再生するための
工夫の一つなのです、あんな手の込んだ物、オーディオメーカーは
手を出しませんし、買う側も12Cmのスピーカーで25万円なら
恐らく買わないでしょう。
スピーカー自作者の世界なのです。
LCネットワークを通さないで聴く音の世界、一度聴いたら病みつき
になります、汗水流した苦労もなんのその、そんな事を忘れて更に上位
を目指して・・・そんなオタクの世界です。
No.5
- 回答日時:
はじめまして♪
本当の100Hz以下を純度よく再現するにはバックロードでもバスレフでも入力信号に対する忠実度では残念な結果が出ます。
アンプの歪み率は%で表示してますが、スピーカーの場合デシベル表示、、、
実は低域共振とか高域共振付近では%表示しちゃうと数百%の歪みと成ってしまう場合が多々有るからでしょう。
それと、聴いたときの印象ですが、真空管アンプの時代に利用されていたスピーカーで当時のサウンドは当時の人が最適と思われるサウンドを得ています。
今の音楽は半導体アンプと重くて動きにくい低能率スピーカーで聴き易いサウンドに仕上げていますから、同じ次元で比較するのはナンセンスでしょう。
スピーカーいじりが好きなので、バックロードもTQWTもバスレフ、ダブルバスレフ、いろいろ試してみて、低音の量感は得られにくいのですが、密閉か後面開放、プレーンバッフルの方が生楽器収録物では好みに成りましたよ。
EL34も名球ですが、全てに良いという事では有りませんし、世界各社から同等管も有る事ですし、PPの場合はトランスやドライブ段の影響も有るので、一概には評価出来ない部分も有るでしょう。
主にスピーカー工作が好きなのですが、SANYOのパワーIC(アナログ半導体アンプ)、トライパスのデジタルアンプ、2A3シングルキットやKT88PPキット等は経験しています。
どれも、価格相応で、メーカー品のプリメインアンプの方が安心して利用出来たのは言う間でもありません。
(デノン、ビクター、マランツ、フライングモール、ヤマハ、パイオニア、サンスイ、マークレビンソン、エクスクルーシブ、オンキョー、トリオ、アキュフェーズ、マッキントッシュ、テクニクス程度しか聴いて触った事有りませんが、、PA用はサムソンとクラシックプロ所有です。笑)
ピンクノイズ、ホワイトノイズ、シングルトーン、ワーブルトーンで検証しますと、私には100Hz以下って空気間に近い表現で、今の音楽では150Hz付近に歪みを伴ってもブーストした時の方がずしんとした低音の圧迫感が強く感じるのでは無いかと感じています。
実際に、町内会や商店会、業界団体や商工会等のイベントでPAを行う場合、基本的に100Hz以下はカットしていますし、マイクには150Hzからのフィルターを入れた方が聞こえやすくなります。
今でもマイナーレーベルで、ジャズやクラシック等をほとんどフィルター無しで録音した高価格のCD等がありますが、実際に生録した経験が有れば、それらの録音がスゴイ技で何も足さず何も引かないピュアなサウンドをパケージした技量に頭が下がります。
真空管アンプと半導体アンプでは、一番違うのがダンピングファクターでしょう。
真空管アンプ時代のスピーカーは、スピーカー側がダンピングをにない、サウンド個性を演出していたとも考えられます。
今はアンプの出力抵抗がフィードバックで数値上は100倍も1000倍もダンピングファクターが良くなり、其の意味でスピーカーをコントロールするとも言われますし、そのようなアンプで聴いた時に良いサウンドに成るスピーカーが一般的ですね。
もう一歩、先に進んで、アンプがスピーカーに送り込んだ電力で、実際に振動板が動いた状態を検出して制御するMFBの実験も行った事が有ります。(今でも、この方式に優位性を感じています。)
音楽を楽しむオーディオ機器は、あくまで個人の好みで選ぶべきで、私の様にあれこれ実験して本当の高忠実再生を考えますと音楽を楽しむ前にテスト信号等で「音が苦」に陥りますうよぉ(爆笑)
小学生の5年の時に夏休みの自由工作で自作スピーカーが校内優勝してから、今でもスピーカーいじりが好きな個人的感想です。なにか 参考にでもありましたら、いいかなぁ~♪ って。
御質問者様が、たまたま試聴した真空管アンプが、御質問者様の環境では好む音に鳴らなかったと言うだけでしょう。
真空管愛好者を非難してはいけませんし、真空管愛好家が御質問者様を批評してもダメですね。
あくまで、オーディオは音楽表現を楽しむための個人の趣味の世界ですからね。
ご自身の経験と、聴いたときの印象を大切にして、いろいろ経験を積み上げてください。
がんばれ~~~♪(私もがんばってるよ~ん♪)
No.4
- 回答日時:
はじめまして
私は現在アルテックA-7をラックスマンLX-360で鳴らしてます。
私が最初に触った真空管アンプはトライオードの確かKT88のアンプでした。
その時のスピーカーがJBL4311でした。
私も質問者様と同じ印象を受け、真空管ってこんなものなのか・・・とがっかりしたのを今でもハッキリと覚えています。
それからずっとトランジスタ、デジタルアンプを中心にオーディオを楽しんできました。
最近なんですが、あるオーディオ屋さんでラックスマンの真空管アンプがあり音は鳴るんですが、ガリやらノイズやら凄い状況でした。
メーカーで十数万掛けてメンテナンスしてもらいました。
それまでは、まぁ~真空管アンプ1台あってもいいかな~みたいな軽い調子で購入したんですが、メンテナンスから帰ってきてその音聴いた時は、久しぶりに鳥肌立ちました。
私はあえて昔のアンプを使います。
オーディオ全盛期のアンプは現行品より私の意見ですが、優れていると思います。
デジタルアンプも30万円前後の商品を何度か買い換えましたがやはり私にはトランジスタの方が好みでトランジスタを中心にそろえてきました。
でも私が今までセパレートアンプ、プリメインアンプ十数台ありますが、ラックスマンのLX-360は私が所有している中で一番A-7を良く鳴らしてくれます。
私もロックが大好きで特にオールディズが大好きであの頃の時代の録音は決して良いとはおせいじにも良いとは言えませんがこのLX-360でならしたら物凄い良いです。
私も結構重低音が気になるほうでして・・・家のA-7はものすごい重低音が出ます。
比較的新しいCDでしたら低音が出過ぎて、わざとトーン回路いれて低域を絞ってます。
また現在私が所有しているどのアンプよりも中高音の伸びはどれにも負けていません。
オーディオ屋さんでなんでこんなに中高音が伸びるのか?聞いて見たところこの伸びは真空管でしか出せないと言っておりました。
私も音を聴いてみて納得しました。
私も過去には真空管ってイメージ悪かったんですが、オーディオ初めて約20数年やっと真空管の魅力がわかりましたね!
オーディオマニアが真空管アンプを好むのが今になってやっと分かったところです(笑)
私が思うには、やはりアンプとスピーカーとの相性だと思います。
いまさらなんですが・・・決して真空管はトランジスタアンプやデジタルアンプには決して劣っていると思いません。
その証拠に真空管アンプが現在見直されて売れているのだと思います。
本当に音が暖かくなんとも言えない心地よさがあります。
質問者様に聴かせてやりたいです・・・とんでもない重低音が出てます。
私は環境も恵まれていまして、大音量で聴くことが出来ますので部屋中がブルブル震えてますよ!
本当に良い真空管アンプを是非聴いてみて下さい。
きっと価値観が変わりると思います。
私もこれから300Bに挑戦してみます。
No.2
- 回答日時:
こんにちは、
使われているスピーカのインピーダンスとアンプのインピーダンスは合っているでしょうか? 真空管アンプの多くは16Ωですが、最近のスピーカは4~8Ωのはずです。
ダンピングファクターについては、低いダンピングファクターのアンプで音作りしたスピーカに高いダンピングファクターのアンプをつなぐとかえって低音が出なくなるということもありますので、ダンピングファクターが低いからダメという判断はすべきでないと思います。
結論を申し上げると使われているスピーカにお持ちの真空管アンプがマッチしていないということじゃないかと思います。現代の4~8Ωのスピーカでもドライブできる現代真空管アンプは存在します(たとえばFASTのアンプ)ので、真空管アンプはこんなものという結論を出すには時期尚早かと思います。
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