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↑ってどういう意味ですか?
簡単に教えてください。
私は哲学のことはまったく知りませんが
読んでる文献に出てきたのですが
どのようなたとえを指しているのか
まったくわかりません。
ちなみに、質問しているカテゴリが
あってるのかもわかりません。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

弁証法を図式(シェーマ)的に言いいますと、一方の「存在」(sein)に対して、他方にそれの矛盾である「無」(nichts)が対立して、この「存在」と「無」が合成されたものとして「生成」(werden)が成立するという形になります。



違う言葉で説明いたしますと、ある「概念」(1)に「矛盾するもの」(2)を明確に提示することで、(1)は否定されますが、また(2)にも否定される矛盾が見つかると、結果的にその二つを乗り越えつつ総合するような「新たな概念」(3)が現れます。

また違う言葉で言いますと、弁証法とは、「テーゼ」(These)、「アンチテーゼ」(Antithese)、「ジンテーゼ」(Synthese)という段階の進展であり、ある命題に対して反命題が対立した場合、そのどちらかを捨て去って選択するということではなく、それぞれの短所を上手く捨てつつ、二つの命題の総合的なものが成立するということです。

この総合に到達することが「止揚する」(aufheben)と呼ばれます。この「アウフ・ヘーベン」は、「拾い上げる」という意味ですが、ヘーゲルの場合(その後の哲学上の議論でも)は、まさにこの過程の運動のすべての意味が込められていまして、「否定して、保持して、高める」という意味になります。

しかし、その総合的なものも「テーゼ」となったからには、またそれに対する「アンチテーゼ」が立てられ、そして「総合」が生まれ、またその「テーゼ」、「アンチテーゼ」・・・・・・・・・・と続くことになるのです。

これが、ヘーゲル歴史観であり、歴史は常に繰り返すものであるということになります。ヘーゲルは歴史も精神の発展史と見なしていたので、ヘーゲルは頭でしか考えていない、という批判がなされました。そうして現れたのが、マルクスの唯物史観でした。

このような説明でいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとう御座いました。

お礼日時:2003/11/29 17:15

対立関係は単純な二分法ではなく、発展的に理性的にアウフヘーベンされる(揚棄され、止揚される)ことを、ヘーゲルが提唱しました。



アウフヘーベンとは、止揚という言葉の方が昔からよくつかわれております、
弁証法・止揚は、高校の科目の倫理でも扱う項目ですのでいろいろな文献や哲学辞書にのっているはずです。

参考URL:http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/bensyo1.htm
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この回答へのお礼

ありがとう御座いました。

お礼日時:2003/11/29 17:15

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