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バックトゥーザフューチャーのように、過去の自分に会えてしまう感じのタイムトラベルと、
某アニメであった、世界線を移動しているだけで、過去の自分に会えない、タイムトラベルでは
どう何が違うのでしょうか?

A 回答 (4件)

基礎になっている話があると思います。


基礎があるのと無いのでは全体の物語構成が異なります。
バックトゥーザフューチャーは、現在のロックフェラー家の当主からの実体験談で物語が構成され。詳細は、彼の家族や今上天皇などに伝えられている。
マーティは未来の自分を見たようです。

ところが、Steins;Gateは、タイムマシンを説明する為に構成していると考えられますので、物語の構成が曖昧になっているようですね。

過去の自分に遭うには、退行催眠を行い前世が誰なのかを確認しなければならない。
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 タイムトラベルではありませんが、ステレオアンプなどで出力信号が入力信号に混入してエンドレスになり、際限がない増幅状態(ハウリング)に陥って、アンプが発信機になってしまう現象があります。



 タイムトラベルでも同じ現象が起こる可能性があるのではないでしょうか。過去の自分に会って過去を変えたら、未来と過去との間で際限がないタイムループが出来上がって因果律の破綻が起こり、時空が歪んでしまうかもしれません。

 従って、過去に戻る事が出来たとしても、自分には会えないでしょうし、会うのは危険だという話になります。おそらく、電話をかけて話をしようとしただけで時空の歪みが起こるのではないかと思いますし、手紙を書き残して読ませても、誰かに伝言を頼んでも同じ結果になるでしょう。

 よって、過去の自分に出会うというタイムパラドックスの問題は時空の歪みが生じて失敗するのが答えのように思います。

 これは父親殺しや母親殺しのタイムパラドックスでも同じで、タイムトラベルでは、むやみに過去を変えられないでしょうし、過去を変えると時空が歪んで大変な事態になるのではないでしょうか。
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 過去へのタイムトラベルは、何でもOKなものでは、矛盾を引き起こしますね。


 よくあげられる例が「母親殺しのパラドクス」です。それは、以下のようなものなことはご存じかもしれませんが、一応、書いておきます。

 ある男が過去へタイムトラベルして、自分を産む前の若いころの自分の母親に会う。そして、自分の母親を殺す。すると、その男は生まれなかったことになるので、過去へ行って母親を殺す人間がいなくなる。すると、母親は無事、その男を産む。するとその男は無事に存在することになるので、その男は過去へ自分の母親を殺しに行くことになる。いったい、男が過去へ行くのかどうか、考えは延々と同じところをループして結論が出ない。
 これを敷衍して、母親の母親といった具合に、自分の先祖まで遡って殺した場合も、同様ですし、過去の自分を殺した場合も同じです。

 これについて、物理学者が「もしタイムトラベルで過去へ行けると仮定すると、どうなるか?」を、真面目に数学的に検討しています。
 モデル化すると、以下のようなものです。

 タイムマシンの入り口と出口を用意する。入り口に何かを入れる前に、出口からそれが出てくるという設定です。入り口にボールを投げいれようとすると、それより先にボールが出口から出てきてしまうわけです。そこで、入り口にボールを投げいれようとして放ると、そのボールが入り口に入るのを邪魔するように、出口からボールが飛び出してくるとします。つまり、「未来」のボールが「過去」のボールにぶつかって、「過去」のボール進路を変え、入り口に飛び込むのを阻止するようにするわけです。

 この思考実験を数学的に解くと、結果は三通り出ました。

1)未来のボールが過去のボールにぶつかって、過去のボールはタイムマシンの入り口に入れない。

 これが母親殺しのパラドクスに相当します。「数学的には解がない」、という結果が得られました。つまり、この種類のタイムマシンは作れないということです。当然、過去の自分を殺すこともできません。

2)未来のボールは過去のボールにぶつかって進路を変えるのだが、過去のボールはそれでも何とかタームマシンに飛び込む。

 これは、「過去を変えて現在を変えようとしたが駄目だった」ということに相当します。数学的には無数の解が得られました。
 この思考実験で言えば、「未来のボールが過去のボールがタイムマシンに入ることを阻止できなかったのは、過去のボールが未来のボールによって進路を変えられてしまったからだ。
 つまり、自分で自分の狙いを外すようにしてしまったのだ」ということになります。
 母親殺しのパラドクスで言えば、何らかの原因でタイムトラベルした男は母親を殺すことが、どうしてもできないわけです。さらに、殺そうとしたことが何らかの作用(因果関係)を引き起こします。
 たとえばタイムトラベル下男が母親を殺そうとしたときに、彼女を誰か男ががかばって守り、タイムトラベルしてきた男を撃退する。それで彼女は守ってくれた男に恋をし、二人は結ばれ、タイムトラベルした男を産む結果となった、とかですね。

3)未来から(つまりタイムマシンの出口から)、ボール以外の何かが出てきて邪魔をし、どうしてもボールをタイムマシンに投げ込めない

 ちょっとトリッキーですが、数学的には成立し、無数の解が得られます。
 たとえば、ボールをタイムマシンに投げ入れようとすると、バットを持ったイチローが飛び出してきて、ボールを打ち返してしまう、なんて感じでしょうか。
 SF的にもう少し真面目に考えると、ボールをタイムマシンの入り口に投げいれようとすると、タイムマシンの出口からタイムパトロール隊員が出てきて、「過去を改変するなら逮捕する!」とか言って、邪魔をするとかでしょうか。

 以上を踏まえて考えると、バックトゥザフューチャーでは、2)の形で過去へのタイムトラベルが成立していると考えられます。主人公は過去へ行って、両親が恋仲になるのを手伝った結果になっていますし、その他のタイムパラドクス的エピソードもそのようになっています。まあ、未来がころころ変わってしまうところは、科学考証を超えたSF考証でしょうね。
 シリーズ最後では、少し3)も出てきましたかね。未来のドクが車タイプのタイムマシンを壊しましたから。

 以上は、世界が一つしかないという場合のタイムトラベルです。別のタイプもあります。

 フィクションなどで並行世界(パラレルワールド)を使った、タイムトラベルのようなものが描かれることがあります。
 並行世界は無数にあって、その中から、主人公の世界の過去とまったくと言っていいほど同じなくらい似ている、並行世界と行き来するものです。
 これなら、別世界なのですから、過去に似た世界をどうしようと、何も問題はありません。

 このSF考証の基礎になっている科学考証が、量子力学の「エヴェレットの多世界解釈」です。これは、量子力学の基礎となるシュレディンガー方程式を導いたシュレディンガーが、自分の導き出した結果の式に納得が行かず、そうだとこんなおかしいことも起こってしまうよ、ということで彼が考えた「シュレディンガーの猫」というパラドクスに対する解釈の一つです。

 多世界解釈では、「世界は、起こり得る変化の可能性の数だけ、分岐して増えて行く」というものです。
 さいころを振ったとすると、1から6の目が出ますので、出た目の結果が1~6の6つの世界に分岐して、世界が増えて行くということです。

 ただし、1の目が出た世界にいる人にとっては、その世界の存在確率は100%であり、他の2~6の目が出た世界の存在確率は0%です。ですから、1以外の目が出た世界へ行くことはできません。これは、2~6の目が出た世界の人、それぞれについても同様に対等です。各々は自分の世界の存在確率が100%で、他が0%です。

 しかし、それでは疑似タイムトラベルができないので、SF考証として「いや、行く方法があることにしよう」とするわけですね。

 シュタインズゲートは、この多世界解釈に基づいて、独特の工夫をしているようです。主人公は、「起こり得たはずの、他の世界」に行きますが、意識だけを別世界の自分そっくりの人間に移動させます。これなら、自分自身(のような者)に会うことはありません。

 また多世界といっても、似た世界は寄り集まっていて行きやすいが、ある程度違う世界には行きにくいという設定も独自のものでしょう(それがドラマを面白くしている)。

 ちょっと想像をめぐらすと、意識を別世界の自分に飛ばしても、元の世界で自分はそのままです(移動させた意識がコピーであり、本人から意識が奪われない限りは、ですが)。
 疑似タイムトラベルは成功しても、元の世界では主人公は、そこで起こった事実を受け入れて生きて行くしかないのかもしれません。
 彼が疑似タイムトラベルをするたびに、変えられない現実に呆然とする彼自身が増えて行っていると想像したりもできます(なんか夢がない感じですが ^^;)。
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某アニメがなんだか知らないので、外しているかもしれませんが、タイムリープとはこういうことだと理解しています。



普通にいる場合、時間が普通に過ぎていきます。
1.2.3.4.5.6.7.8.9......
数字は、時刻でも、ある場面の順番でもなんでもいいです。とにかく、今があって、次の瞬間にうつって、その次の瞬間に移って・・・・と時間が進みます。

タイムトラベルは、この時間が進んでいく状態から外に抜けることができるということです。
例えば、今5の時点にいて、そこから自分が抜け出して、任意の時間、例えば1とか、9とか、好きな時点に移ることができます。そこには当然自分がいます。

タイムリープは、自分の存在が時系列に進まない、ということです。
今1の時点にいて、次に7の時点にうつる。7から4に移って6に移って3にうつる、という具合です。
いってみれば、正常に進んでいく時間から外に抜け出しているわけではありません。自分のすごしている時間をぶつ切りにして、順番を入れ替えるだけです。

そのアニメでは、自分の思い通りに順番をいれかえらるのですか?
私の読んだラノベ(確か「タイムリープ」というタイトルだったような・・・)では、主人公は途中までタイムリープの仕組みが分かりません。適当な順番に時間が飛ぶのです。
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