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花火の赤とか黄色とかの火の色の原料・成分と、陶器の絵付けに使われる絵の具(釉薬)の色の原料・成分は同じなのでしょうか?金属酸化物が使われているということは聞いたことがあるのですが。

A 回答 (1件)

花火は炎色反応を利用している。

黄色はナトリウム、赤はストロンチウム、緑は銅・・・・
そういう風に金属を燃やす時の炎の色だ。よって花火の玉の中には金属の粉末が入っている。
また顔料に使う物は金属の酸化物、硫化物などが多い。
大抵はその金属がイオン化した時の色が、炎色反応や化合物の色と同じ場合が多いが、
いつもそうとは限らない。たとえばストロンチウムの化合物は黄色(レモン色)で赤ではない。

昔は陶芸の釉に限らず、ペンキや絵の具などはほとんどが金属の化合物が原料だった。しかし、
現在は、環境汚染の問題、特に重金属の人体への影響を考慮して、全てがアゾ系、フタロ系
などの有機物主体の合成顔料に変わってる。

参考までに金属顔料の色は次ぎの通り。
・赤:硫セレン化カドミウム
・朱:硫化水銀
・橙:クロム酸鉛
・黄:硫化カドミウム
・レモン色:クロム酸ストロンチウム、クロム酸バリウム
・緑:塩基性炭酸銅、アセト亜ヒ酸銅
・水色:錫酸コバルト
・青:アルミン酸コバルト
・紫:砒酸コバルト
・白:塩基性炭酸鉛
など。
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