No.4ベストアンサー
- 回答日時:
えっと、微妙にずれているような気もするので補足します。
>ハードシェルは常時着用にするものであると理解しました
ハードシェルだけでなく、冬山では基本的にソフトシェルでも常時着用が基本です。まあ標高の低い登り始めなどは別ですが、行動中の大半の時間はシェルを着ていることになります。
>ソフトシェル中心に考えると強風、降雪に対応するべく準備が必要であると
そのとおりなのですが、その荒天がどの程度の荒天を想定するか?ということです。
ハードシェルなら悩まないのですが、ソフトシェルではこの「どの程度の荒天に耐えるか」が設計意図によって様々なので。
>よくある冬山の気象
ここの捉え方ですが、行動が可能な程度の軽い吹雪くらいまでは「よくある気象」と私なら捉えます。
>これにバックアップ用にやはり、稜線での行動を考えアンチグリース作用もあるダイナアクションを考えているのですが
つまり、私は「雨」は別として、行動できるくらいの荒天ではソフトシェルで通しているので、バックアップのハードシェルにはアンチグリース性は少なくとも優先的には求めていないわけです。なので軽いストームクルーザーを選択する方が妥当、と考えているわけです。
つまり猛吹雪で行動できず、ツェルトでも被って待機している時くらいしかハードシェルの出番はない、という設定です。
いや、実際のところ、アンチグリース性の有無が問題になるような場所を、ソフトシェルでは対応できずにハードシェルを着て行動している、ということ自体が、既に「ギリギリまで追い込まれている」ということなのでは?そういう事態そのものを避けなければなりませんよね。
5月くらいになると北アでも「雨」の可能性がけっこうありますし、比良あたりだと厳冬期でも雨の可能性はあります。
「雨」であればソフトシェルは早々に限界が来るのでさっさとハードシェルを出すことになりますが、それ以外の風や雪に対しては、行動可能な程度の悪条件であればソフトシェルで通す、という設定にしないと、ソフトシェルが「シェル」として活きていない状態になってしまいます。それなら最初からハードシェルでレイヤリングを組んだ方が、素直に安全に行動できます。
実際、ソフトシェル+ハードシェルを着た状態はさすがに着膨れ感たっぷりで、動きにくいし蒸れやすいし、その状態での行動を想定に組み込むべきではないでしょう。
つまり、その季節のその山で「行動可能な範囲の悪条件」にほぼ対応できるソフトシェル、というのがソフトシェルを選ぶ、というのがスタンダードでしょう。バックアップはあくまでバックアップであり、ソフトだろうがハードだろうが「メインのシェル」はメインであるわけです。
話を戻しますが、冬比良や氷ノ山は「ノマドかパウダーシェッドか」で悩む境界線あたりでしょう。私ならパウダーシェッドにするかな、と思いますが、でも八ヶ岳とか北アになるとノマドでは明らかに頼りないでしょう。
>ハードシェル+ソフトシェルの場合、ダイナアクション以外ではどんな選択が考えられますか
というスタンスでソフトシェルを選んでいるので、私の場合はハードシェルはとにかく軽さ最優先です。雨天時以外はハードシェルを着て行動すること自体をほとんど想定しないので、アンチグリース等の冬山用ハードシェルとしての機能性は私は求めません。
なのでストームクルーザーを持っているならそれでいいんじゃないか、と先にも回答した次第です。ダイナアクションは冬用アウターとしては最軽量クラスなので別にそれでも良いのですが、それでもストームクルーザーとは100g以上重いですし。
フレネイあたりになると、バックアップとしてはもはや問題外と言って良いくらいの重量になるので、これをザックに入れて歩くのはかなり「ムダ」感が漂います。
ちょっと考え方を変えてみましょうか。
夏山用のソフトシェルと同じ考え方をする手もあります。
つまりソフトシェルは「防風性とある程度の耐水性を持った中間着」として設定する方法です。
アンダー+ソフトシェル+ハードシェル、という3層のレイヤリングにするわけです。この場合、よほど天気が良い暖かい日であれば、比良あたりなら稜線上でもソフトシェルで行動できるでしょうし、入下山時の標高の低い場所でもソフトシェルで行動できます。アンダー+フリースの時より、ハードシェルを出さずに引っ張れる限界が高くなるでしょうね。
この場合のソフトシェルは、フードがなくそこそこ保温性があるもの、が使いやすいです。まあノマドのパーカではないジャケットあたりでしょうね。ライトシェルは保温性が低すぎるので不向きだと思いますが。
この場合のハードシェルは何でも良いです。ダイナアクションでもフレネイでもお好きなモノを、ということになります。
夏山だとこの考え方はとても有用なのですが、冬山では結局ハードシェルを出さねばならない割合が夏より圧倒的に多いので、ソフトシェルがシェルとして活きる時間が短いため、あまり美味しくないのですが・・・それにソフトシェルの保温性はフリースほどではないので、アンダーをちょっと考え直さないと稜線で「寒いっ!」ってことになるかも。
ソフトシェルで1つ面白い製品を紹介しておきます。
パタゴニアのナイフブレードプルオーバーというモデルです。
http://www.patagonia.com/jp/product/mens-knifebl …
アイスクライミング用なのでポケットも少ないですしプルオーバーなので好みでない人もいると思いますが、これの機能性は凄いです。
私、これで土砂降りの雨の中で行動したことがあるのですが、30分経ってもフードの縫い目からは浸水したのですが、生地は浸水するかな?という気配さえありませんでした。聞けば耐水圧が5,000mmくらいある生地なんだそうです。
透湿性も非常に良好です。深雪のラッセルをしてもほとんど蒸れ感がありませんでした。
非常に柔らかい生地で着心地も抜群だし、ちょっと高いですが、これ、現時点では「究極のソフトシェル」だと思います。
有り難うございます。
ナイフブレード、すごいソフトシェルですね。快適かつハードな使用にも適しているかと。でもちょっと値段が・・・・。これから雪山の経験を増やして必要になった時点で考慮してみたいと思いました。
今回、ちょっと邪道なようですが、ノマド+ハードシェル(ストームクルーザー、将来的にアルパインハードシェル)ということにしたいと思います。今のところ計画が進んでいるのは2月下旬と3月下旬の比良山系でのスノーシューなので対応できるかと・・・・。八ヶ岳の計画が現実的になる頃に中間着やソフトシェルをその山域の気象条件に合致したように考え直そうとも思っています。なるべく出費を抑えたく、あれもこれもできるウエアを考えてましたが、ちょっと無理がありますよね。
なお、ULサーマラップパーカーを購入しました。グローブはarのアレート(?)にしました。
No.3
- 回答日時:
レイヤリングの考え方は、昔のウエアより今のウエアの方が機能が高く明確なので、馴れれば考えやすいと思いますよ。
ノマドですが、過度な保温性の高さは試着した限りでは感じません。
また、パウダーシェッドはクリマバリアを使用していてノマドより保温性が高い設定ですが、これも試着した限りではノマドとそれほど大きな保温性の差は感じませんでした。パウダーシェッドの場合はむしろ防風フィルムが入っていることの影響が大きく、風が吹いているフィールドではノマドとの保温性の差は大きく感じるでしょうね。
冬の比良、早春の八ヶ岳あたりを想定すると、パウダーシェッドの方が「シェルとして高機能」である分、適していると思います。冬比良でも好天時はノマドの方が快適かもしれませんが、荒れた時のことや稜線での強風を考えると、私ならパウダーシェッドの方を選ぶと思います。
暑くならないか心配、というのであれば、素直にアンダー+ミドラー+ハードシェルにした方が良いと思います。
この回答の最初に、「今のウエアではレイヤリングは考えやすい」と書きましたが、それはシェルにハードシェルを選択する場合です。
ハードシェルというのは、どの製品も「鉄壁の防水性と防風性、かつ保温性は無」というのが基本ですから(最近は保温性を持たせたハードシェルもちらほらありますが)、選ぶシェルによってミドラーやアンダーを考え直す必要はありません。なので単純で考えやすいのです。保温性はミドラーだけを考えれば良いし、アンダーは適当に選んでも「登山用」のであれば吸汗性と保温性は問題ないですから。
ですから、ハードシェルの場合はアンダーとシェルは固定してしまって、登る山や時期によってミドラーだけを変える、という考え方でほとんどの場合は通用します。簡単でしょ?
ですが、シェルにソフトシェルを選択すると途端に難しくなります。
ソフトシェルはハードシェルと異なり、耐水性も防風性も保温性も、製品によって大幅に異なるからです。なので特に保温性を持たせたソフトシェルを選ぶ時は、レイヤリング全てを考えないと上手く機能しません。加えてソフトシェルの想定範囲外の雨や風雪に遭遇した際のオプションのハードシェルまで考えなければなりませんから。
それでもソフトシェルが存在し、それを積極的に選択する人や場合があるのは、ツボにはまった時のソフトシェルは本当に快適で、ハードシェルなど見たくもなくなるほどです。ただしドツボにはまることもあり得るわけで、その場合は不快なだけでなくもちろん危険です。
選び方も、ハードシェルであれば非ゴアテックス素材の場合はその素材についての情報は必要ですが、あとはどの程度のナイロンを使っていて重量はどれだけ、という情報でそのウエアの大半は判ります。ストレッチ生地を使っているのかとかポケットの数と位置とか細かい情報も必要でしょうし(というより基本性能がどれも同一なので、そのような細かい仕様差でしか選べない)、フードのフィッティングなどは実際に試着してチェックする必要もあるでしょうけど、まあどれを選んでもドツボにはまることはほぼありません。
でも、ソフトシェルはカタログだけでは何も判らない、と言った方が良いです。特徴的な素材を使っていて、その素材に関する知識があればカタログ情報だけである程度の判断はできますが、ほとんどの場合は実際に試着しなければ何も判らないと言って良いです。というより試着しても半分しか判らない、と言った方が良いかも。激しく動いた時の透湿性とか耐水性は試着では判りませんから。
ノマドもパウダーシェッドも、私は試着した限りでは「過度の保温性」は感じませんでした。室内で試着した時に感じる保温性も、両モデルにさほどの差は感じませんでしたし。
ただ、防風フィルムの有無という点で、パウダーシェッドの方が冬山で使用した際にはノマドより厳しい条件での使用に耐えることは推測できます。防風フィルムを入れることによる透湿性の低下はやや懸念されるところですが、それは実使用を経ないと判らないことですね。
実使用経験がなく、カタログ情報と試着による推測ですが、好条件下や登り始めの標高が低い位置での比良あたりでは、ノマドの方が快適に感じると思います。
ただし、稜線に出て風をまともに受けるとノマドでは多少頼りなく感じるかもしれません。西南稜あたりで吹雪かれたら、ノマドではもうハードシェルの出番、ということになるでしょうね。パウダーシェッドでしたら、「雨」でない限り凌げそうです。耐水性が期待はずれでなければ、ですが。
まして3月の八ヶ岳だと、ノマドではよほど好条件でない限り頼りないだろうな、と思います。
ちょっと条件が悪くなればあっさりハードシェルを出す、という覚悟で「好条件時に快適」を取ってノマドを選択、というのもありだとは思います。ただ、それだと山行時の天候によっては行動の大半をハードシェルを着ていることになりかねず、ソフトシェルを選択する意義が薄くなるな、とは思いますが。
まあ、3月の八ヶ岳(南を想定していますが)にノマドで行くのはちょっと無茶かも、とは思いますが冬比良や氷ノ山でしたら、ノマドとパウダーシェッド、どちらを選んでも「間違い」ではないと思います。レイヤリングと状況変化に対応するバックアップをきちんと設定できていれば、ですが。
ちなみにモンベルはソフトシェルにはどちらかといえば慎重なメーカーで、ソフトシェルをカテゴライズするのも他メーカーよりかなり遅かったです。製品自体はむしろ先駆的ですらありましたが、それを「シェル」と呼ぶことに抵抗があったみたいですね。 なので現在でも八ヶ岳や北アといった高山帯はハードシェルで、という考え方が基本のようで、あまりハードなソフトシェルはラインアップしていません。今季新しく出たパウダーシェッドは、明らかに従来よりハードよりですが。(でもパウダーシェッドもアルパインというよりはバックカントリー向け、という表現で、少し及び腰)
まあ日本の山は冬でも雨がある可能性もあり(厳冬期の北アですら希に降る)、地域によっては湿雪なので、最大公約数的にはハードシェルの方が遙かに適しているのは間違いなく、モンベルのスタンスもひとつの見識だと思いますが。
なので八ヶ岳や北アにソフトシェルで登りたい、というのであればモンベル以外のメーカーで探した方が良いと思います。
肌着の上にフリースやソフトシェルを直接着ることに抵抗がある理由がよく判らないのですが、そのためにジオライン3Dサーマルを着る、というのは、レイヤリングの自由度をかなり狭めてしまいます。まあ一度試してみてください。
>ソフトシェルのうえにはレインウエアが最適なのでしょうか
いえ、ハードシェルでも良いのですが、この場合のハードシェルは基本的に「ザックの中で眠っている時間の方が長い」、つまり夏山のレインウエアと同じ扱いのウエアになります。とすれば、軽くてコンパクトな方が良いですよね。というより、まともなハードシェルをザックに入れているのではなんだかバカバカしい、ということです。それなら最初からハードシェルを着ていた方が荷物も無駄に重くならずに良いんじゃないの?ということになりかねないので。
別に本人の気持ちの持ちようなのでハードシェルでも良いのですが、ただでさえ荷物が重くなってしまう冬山で、ソフトシェルを着て重いハードシェルをザックに入れている、というのはちょっとバカバカしいです。
また、ダイナアクションパーカですが、確かに非常に軽量なシェルなので「ソフトシェルのバックアップ」には適していると思います。ただ、単にバックアップなのであれば、ストームクルーザーの方が安いし軽いし、わざわざダイナアクションパーカを買い足す意義は薄いように思います。
山によっては純粋にハードシェルとして使う、というのであれば、まあダイナアクションパーカでも良いのですが、他にもたくさんモデルはあるのですけどね。上でハードシェルは何選んでも大差ない、みたいなことも書きましたが、それでもハードシェルはハードシェルなりに特徴や個性もあるので。
早速詳しく有り難うございます。
ハードシェル+ミドラー(フリース?)が一番分かりやすそうですね。ハードシェルは常時着用にするものであると理解しました。しかし、快適性をとるならソフトシェルであると。また、ソフトシェル中心に考えると強風、降雪に対応するべく準備が必要であると。間違っているでしょうか?
ノマドだと荒天とまではいかないが晴天ではない、よくある冬山の気象で威力を発揮し、良い天気では尚更快適に活動できるということでしょうか。このところで、ノマドに食指が動いてしまいます。これにバックアップ用にやはり、稜線での行動を考えアンチグリース作用もあるダイナアクションを考えているのですが、ちょっと邪道ともいえるのでしょうか?
ハードシェル+ソフトシェルの場合、ダイナアクション以外ではどんな選択が考えられますか?フレネイパーカーが安いのですがどんなものでしょうか。
No.2
- 回答日時:
ULサーマラップは休憩時の防寒具にということですが、アウターの上から羽織ることを考えておられるのですよね?
また中間着のサーマルジップアップというのは、ジオライン3Dサーマルのことでしょうか?
まず、MWのアンダー+サーマルジップアップ+ライトシェルという通常時のレイヤリングですが、あまり「冬山」には向かないと思います。比良も氷ノ山も、積雪や降雪もありますし冬特有の西風もかなり強く当たる、「標高の割にはけっこうまともな冬山」ですから、ソフトシェルといえども通常時使用のシェルにはしっかりしたフードがあった方が良いですね。
まあ、どちらかといえば、このクラスの山は雨が降ることも多いので、ソフトシェル自体あまり向かない山なのですが。
いずれにしろ、ライトシェルでは下手すると入山時から下山時まで、上にストームクルーザーを着る羽目になり、ソフトシェルを着る意義が極めて薄くなってしまいます。モンベルだとノマドかパウダーシェッドあたりがどんぴしゃりだと思うのですが。
ULサーマラップは、通常時だとライトシェルの上から、もしかするとストームクルーザーの上から着る、という設定なんですよね?
サイズの問題さえクリアすれば特に問題ないと思います。ストームクルーザーを着ている、ということはこの山だと「雨が降っている」可能性もあるわけで、雨の中で中綿防寒具を着るのは嫌ですが、背に腹は替えられないケースもありますし。
ライトシェル+ULサーマラップ+ストームクルーザーというレイヤリングもありですね。でも、ストームクルーザーがそのレイヤリングに耐えられるだけの余裕あるフィットか、という問題がありますが。
3月の八ヶ岳~5月連休の北アですが、この八ヶ岳が南か北かで話がずいぶん違ってきます。
3月の南八ヶ岳~5月の北アということでしたら、ライトシェル+ストームクルーザーというシェル構成はお奨めできません。
雪面での滑り止め加工が施された、まともな冬山用アウターが必要でしょう。
ソフトシェルは実は雪面ではあまり滑らないモノが多いのですが、少なくともライトシェルはとても素晴らしい滑りです。積雪環境を最初から考慮していないソフトシェルなので、それをこのウエアの欠点とすることはできませんが。
雪面でよく滑る、というのは比良や氷ノ山でもネガティブな要素になります。氷ノ山は登ったことがないので判りませんが、冬の比良って標高の割には本格的な"冬山"ですよ。
あと、フィッティングは全て試されているのでしょうか。
ライトシェルは普通は「2枚目」に着ることを想定されているウエアなので、MWのアンダー+サーマルジップアップの上に着ると多少着膨れ感があるかもしれません。その上からストームクルーザーということになると、窮屈じゃないかなぁ・・・と危惧します。
もし「着膨れ感」があると、それはアンダーやミドラーの保温性をスポイルしているということとほぼイコールなので、構成を考え直してみてください。(窮屈感があるということは、それぞれの層の保温層が潰れているということなので)
雪山に登るのでしたら、雪山用のソフトシェル、モンベルであればノマドかパウダーシェッドあたりをメインのアウターにするのであれば、ハードシェルはストームクルーザーにするか、もしくはソフトシェルは入れずに冬山用のハードシェルをメインにしてレイヤリングを構成します。
休憩時の防寒具ですが、まず基本のレイヤリングがしっかりしていることが大前提になります。
さらに休憩時といっても、厳冬期の北八ヶ岳で雪原で鍋パーティーでもやるとか野生動物の観察をするなどで長時間のステイがある場合は、ULサーマラップなどではとてもじゃないですが無理でしょう。短時間のステイであれば、行動時のウエアに若干の保温性をプラスすれば良いわけですから、後は重量との相談になります。
ULサーマラップであれば軽量だけれども保温性は「ないよりはマシ」程度でしょうし、フラットアイアンであればけっこう「ぬくぬく」できるけど、どちらを取るか?という問題です。
で、ULサーマラップを選択するときに、脇のニット地によって低下する保温性は、まあまず実使用時には気にならない程度だと思います。厳密には若干保温性は低くなるでしょうが。
もし、そこでニット地による保温性低下を避けたい、というのであれば別の製品、例えばパタゴニアのナノパフフーディーあたりもあるので、そちらを選ぶというのも選択肢だと思います。価格はえらく高くなってしまいますが・・・
実は私はあまり気にしない方なんですけどね。
行動時のウエア設定さえきちんと当たれば、休憩時の防寒具はそれこそプラスアルファ、「あるだけマシ」のものですから、それで寒ければ休憩を短めに切り上げてさっさと行動すれば良いだけの話、と割り切っています。安くて軽くてコンパクトなものなら文句の付けようがない、という考え方でしょうか。
行動着の設定をミスって、歩いていても寒いようなウエアになってしまうと休憩時に防寒具を羽織っても当然寒いですし、逆に行動時に暑くてたっぷり汗をかくようなウエアにしてしまうと、休憩時も防寒具が必要ないか、もしくは汗冷えしてしまっていると防寒具を着ても内側から冷えているので効果なし、という事態になりますから。
詳しくアドバイスいただき有り難うございます。ウエアリング難しいですね。でも、ライトシェルは考え直しノマドを購入しようかなあと考えています。ノマドはクリマプラス200を使用しているのですね。逆に暑くならないか心配なんですが。以前のクラッグジャケットのように100を使っているのがあると安心なんですが。ノマドだけにすれば暑すぎることも軽減されるでしょうが、肌着の上に直接フリースやソフトシェルを着るのはちょっと抵抗があるので、ジオライン3Dサーマルを着るつもりです。(暑くなって脱ぐと後は下着しかないというような感じで・・これは考えを改めるべきでしょうか。
ソフトシェルのうえにはレインウエアが最適なのでしょうか。将来的にはダイナアクションパーカー購入予定なのですが。
後サーマラップは最外層に着るつもりです。
No.1
- 回答日時:
軽いウエアは軽いなりの保温性設定ですよ。
ですからULサーマラップはフラットアイアンよりも保温性(防寒性能)は落ちます。それは性能というよりは「仕様」です。
ULサーマラップは元々インナー用途を想定して作られているウエアなので、脇のニット地はどちらかというと保温性よりも運動性や蒸れ対策のために設定されています。
なので、このニット地のために「防寒性能が落ちる」というのは、それはそれで確かでしょう。そういう設計意図ですから。
質問者さんの装備に加えるのが適切か否かは、登る山の気温、どのようなシチュエーションで着るのか、どういうレイヤリングを想定しているのか、で異なるので一概には言えません。それによってどの程度の保温性を要求するのかが大きく違ってきますから。
いつも有り難うございます。たいへん参考になります。
さて、対象山域及び季節は2月滋賀県比良山域、兵庫氷ノ山~3月中頃以降の八ヶ岳~5月連休の北ア及び11月八ヶ岳ぐらいを想定しています。(将来的には1,2月八ヶ岳も)
考えている服装は、上は肌着(フェニックスアウトラストMW)+中間着(モンベルサーマルジップアップ、クリマプラス100、ライトシェル、基本は、クリマプラスは気温の低下したときに着用。ライトシェルを最外側にし、次のアウターは降雪時や強風時のみ使用のつもり)+アウター(ストームクルーザー・・・将来的にダイナアクション購入予定)
下はフェニックスアウトラストタイツMW+モンベル3シーズン用ナイロンパンツ+石井スポーツ製ゴアテックスアルパインパンツ
肌着についてはジオラインに変更の可能性も。
ちなみに手袋は、モンベルアルパイングローブフィット(予備にオーバーグローブ5本指+トレールグローブ) コロンビアニットキャップ+モンベルウール目出し帽。
これに休憩時用にサーマラップウルトラライトを考えているのですが。
よろしくお願いします。
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