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どう説明して良いものかわからないのですが、私には、純文学作品の読み方がわかりません。
そういう技術がない、という事です。

例えば、安部公房の「方舟さくら丸」についてですが、こう評されている方がいました。

・構造としての特殊性をわざと設けていない ・副詞を削るレトリックを最低限に抑えている
・平易な文体を意識して心がけている 
・これらの意図を実施する事で、全体を通して現代の人間社会が陥ったアナロジィーの特殊性を
 現実以上にリアルに創造することに成功している
・それがこの作品の狙いの一つである

どういう訓練を積めば、このように文学作品を読み砕き、作品の構造を捉え、作品の作られた狙いがわかるようになるのでしょうか?

純文学作品を本格的に書いてみたいという願望がありまして、小説の構造、組み立て方をはじめ、これから勉強したいと考えています。

純文学にお詳しい方、何卒、ご協力ください。

A 回答 (4件)

 構造主義を理解すれば、その手の読解法はある程度習得できるはずです。


 新書で『はじめての構造主義』、『記号論への招待』という本がありますので、とりあえずそれを読むといいでしょう。その後バフチン『小説の言葉』、できればレヴィ=ストロース『悲しき熱帯』、『野生の思考』、サイード『オリエンタリズム』も。

 また、主要な初期の近代小説(セルバンテス、スターン、ゴーゴリ、ドストエフスキー、フローベール、ボルヘス、メルヴィル、カフカなど)をざっと読んでおけば、技術的な理解がしやすいはずです。一見前衛的に見える技術の多くは、既にこの辺の作家がやっていますから。
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この回答へのお礼

回答してくださりありがとうございました。

お礼日時:2012/04/20 15:47

Toku_Naninochiさん、こんにちは。



>例えば、安部公房の「方舟さくら丸」についてですが
あなた自身はどう読まれたのでしょう?
どう読もうと正解というものはないんじゃないでしょうか。否、読み手にとっての正解が正解ではないのかと思いますけど…。「方舟さくら丸」はいろんな解釈を許容する作品だと思います。
いずれにしても、安部さんは
>・構造としての~~~
こんな読まれ方をされたいとは思ってなかったでしょうね。そんなことよりも…あぁ、ここはそんな場ではありませんね。
どのみち「書く」のであれば、肝心なのは「あなたが書きたい事」ではないかと思います。
>小説の構造、組み立て方をはじめ、これから勉強したい
下の方々も書いていますけど、良い作品をたくさん読むことですね。また「文章作法」の類を作家が書いてますので、これもきっと参考になると思いますよ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_1?__mk_ …
シロートのぶんざいで長々と失礼しました。力作を期待してますよ。
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この回答へのお礼

回答してくださりありがとうございました。

お礼日時:2012/04/20 15:47

 「純文学作品の読み方」なんて、存在しません。



 あなたが例にあげられた、「方舟さくら丸」を評した方は、もともと「構造」「副詞」「レトリック」「文体」
「現代の人間社会が陥ったアナロジィー」「の特殊性」「作品の狙い」などについて興味があったからこのように書いたのです。
 決して、「方舟さくら丸」を評した訳でなく、彼自身の興味について語っただけです。

 あなたがこの種類の感想や批評を持てないのは、健康だからです。

 健康で無い人は、自分の患っている臓器や病名の知識が増え、敏感になりますが、健康な人は病気や部位の知識を持つ切っ掛けがありません。

 特別な政治団体や宗教に入って、それぞれの政治的立場や宗教的立場から、さも一般論であるかのように文明批評や社会批評をしている、お馬鹿さんたちの仲間になる必要はありません。しかし、支持者や信者には享けるので止められないようです。

 だから、わざわざそういった批評が出来るようになる必要はありません。
 そういう技術を持つ必要はありません。

 書いてみたいなら書いてみれば良いだけです。
 構造、組み立ては、その作品ごとに、自ずと決まってゆくものです。

 あなたの考えは、健康な人間が、病気に憧れる様なものでしょう。

 アカデミズムや知性に対するコンプレックスならば、こういった低次元な解決法でなく、高踏的な解決法があるでしょう。
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この回答へのお礼

回答してくださりありがとうございました。

お礼日時:2012/04/20 15:47

 純文学であろと大衆文学であろうと、読むのに技術なんて要りませんよ。

ただどんな作品でも読み手の知的レベルによって受け取る内容がさまざまであることは事実です。ですから作品を繰り返し読むといいですよ。貴方のレベルが向上すると同じ作品から違った内容を読み取ることができるようになっていることが実感できます。

 ですからできるだけ沢山の読書をし、できるだけ沢山の人と言葉を交わし、レベルの高いTVを視聴して自分自身のレベルを上げて行くことが技術と言えば技術と言えるかも知れませんね。
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この回答へのお礼

回答してくださりありがとうございました。

お礼日時:2012/04/20 15:46

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