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化学の知識が全くないのに無謀な質問ですが、教えてください。

自分で調べてもさっぱりで、
1.ポリエチレンやポリプロピレンのような炭化水素系高分子の括りをポリオレフィンと呼ぶんですか?
2.フレキシブルって何がフレキシブルなんでしょうか?
3.どんな特徴があるのか?

と全く理解できておりません。
ですからどうか優しく教えてください。

A 回答 (2件)

ポリオレフィンはオレフィン系炭化水素(アルケン、CnH2n (n≥2)で表されC-C 間の


結合の中に二重結合を1つ持つ)を重合して高分子にしたものです。
エテン(エチレン)n = 2, C2H4、
プロペン(プロピレン) n = 3, C3H6、
はアルケン(オレフィン)の代表的な物で、それを重合したものはそれぞれ
ポリエチレンとポリプロピレンと呼ばれます。
(1)の理解で正しいと言えます。

(2)はちょっと難しいです。
フレキシブルポリオレフィンは次のURLによればPOLYFIN(FPO)の商標で
販売されているエチレンとブチルアクリレート(CH2=CHCOOC4H9)の
共重合体の様です。
http://www.koster-japan.com/pdf/oc_d.pdf#search='フレキシブルポリオレフィン'

エチレンの単位をE、ブチルアクリレートの単位をBAとすると、
共重合体内の配列は次の様になります。
EEEBAEEBAEEEEEEEBA・・・・・・EBAEE
BAは鎖中にランダムに配置されています(分布しています)。

この鎖をポリエチレンの鎖EEEE・・・・EEEEと較べてみると、BAが
入っているために鎖の側面にCOOC4H9 が突き出しているのが判ります。
共重合体の鎖はその分だけ嵩張ります。
樹脂やフィルム等の固体になった場合、嵩張る分だけ密度が低くなります。
更に、ポリエチレン鎖EEEE・・・・EEEEは鎖の規則性が高い為に結晶に
成り易く、樹脂やフィルムの密度は更に高くなり堅くなります。

ポリオレフィンのフィルムが薄ければ、レジ袋やポリ袋の様にヘラヘラと
柔らかいものになります。しかし、厚みが増えてくると、ポリオレフィンの
フィルムやシートは堅くゴワゴワした板の様な物になります。
(ポリプロピレン製のブルーシートは、細く柔らかい繊維を織り、樹脂
コーティングしたもので、柔らかさを保持しています。)

これに対し、BAを共重合成分として含むFPOは、シート程度の厚さでも十分
柔らかく、水密性に優れ、広く防水材として使うことができるわけです。
添加剤や柔軟剤を必要とせず、安定性は極めて高いです。カーボンブラック
による黒着色で地中埋設なら、黒着色ポリエチレン水道管並みの100年
程度の寿命は期待できるはずです。

これをフレキシブルポリオレフィンと称している訳ですが、定着した学術
用語では無いと思います。
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炭化水素の構造の中に1個のC=C二重結合を持った


一般式CnH2nのものをオレフィンという。エチレンや
プロピレンはその仲間。その二重結合が外れて、オレフィン
単分子同士がつながる(重合という)手となる。多数つな
がったものをポリマーという。フレキシブルとは柔軟性
だから、他の特性を若干犠牲にしても柔軟性が欲しい
用途向けには、ポリマー構造を少々変えたり、可塑剤を
加えたりする。
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