
小説にかぎらず、映画・ドラマ・コミック・アニメ……なども含めて、名探偵(広い意味。刑事ももちろん含む)が、大失敗した話ってないでしょうか。最大・最悪なのは冤罪をつくってしまうケースですが……
ささやかなところでは、某人気ドラマで、映画館の中で上映中に聞き込みをするシーンがありましたが、現実にあれをやったら、マナー違反でつまみだされるでしょうね。
名探偵は成功体験ばかりで失敗体験がないようなので、そのときどんな対応をするのか(作者はどういう対応をさせるのか)、興味があります。そういう事例をご存じのかた、あなたが読んだ/見た事例では、名探偵はどんな対応をしましたか。
(シリーズものの名探偵にかぎります。単発作品の名探偵は除きます)
No.11ベストアンサー
- 回答日時:
その手の作品の白眉と言えば、なんと言ってもエラリー・クイーンの『十日間の不思議』でしょう。
名探偵クイーンが単に推理を間違えるどころの話ではなく、犯人の手の上で転がされて致命的なミスを犯すという完璧な敗北を喫します。クイーンにとってはこの事件はトラウマと化します。そして続く『九尾の猫』でも敗北感に打ちのめされることになります。
法月綸太郎の諸作品もこの敗北するエラリー・クイーンが出発点となっています。
ご回答ありがとうございます。
ピンとくるものがあり、クイーンの2点さっそく読みました。けっして薄くはない(むしろ厚い)長編2点ですが、一気に読みました。
すごい! すばらしい!
名探偵ゆえの挫折・苦悩・敗北感・自己嫌悪etc、etc……まさに「1度、見て/読んでみたかったもの」です。
これを読むと「連戦連勝、成功体験ばかり」の名探偵が“浅い、うすっぺらい、空々しい存在”になるのですが、作家側としてこの手の作品は、“容易に踏み込めない、むずかしい、危険な試み”なのでしょうか。
No.13
- 回答日時:
柄刀一の『OZの迷宮』。
霧舎巧の『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会 流氷館へ』。西村京太郎の名探偵シリーズ。知名度では、ホームズ(フリーマントルのパスティーシュ作含む)、明智小五郎(対二十面相)、金田一耕介、エラリー・クイーンでしょう。名探偵ではありませんが、ルパンも『813』で瀕死の重傷を負う窮地に追い込まれています。
ご回答ありがとうございます。ご紹介いただいた作品は順次読んでみます。
ただ、No.8にも書いたように、私の質問文があいまいで悪かったのですが、できれば、
「犯人は○○○○だ!」と大ミエをきったら(名指ししたら)それがちがってた
──というレベルの事例だと、うれしいです。
No.10
- 回答日時:
>「ふだん成功ばかりしている名探偵が例外的に失敗する」
既読かもしれませんが米澤穂信の「古典部シリーズ」なんかはお勧めします
氷菓、愚者のエンドロール、クドリャフカの順番、一応三部作ですがピンでも読めます
高校生の成長物語でもあるので自意識や不安、挫折をいかに克服していくかって過程が胸にズキンときます
愚者のエンドロールはとくに探偵とはなにか、というテーマを直接扱っている作品といえると思います
「ふだん成功ばかりしている名探偵が例外的に失敗する」
ふだん成功ばかりしている名探偵は限られてますのでなかなか難しいですねw
ホームズ物のパスティーシュでよければS.ホームズ対切り裂きジャックはロングセラー
ホームズがひたすら失敗しますよ、ネタバレなんでこれ以上言えませんが
No.9
- 回答日時:
hikari-kさん、こんにちは。
シャーロック・ホームズは書かれてしまいましたので…
法月綸太郎(探偵も同名)『生首に聞いてみろ』
横溝正史 「金田一耕介」は依頼を受けてから人の死ぬ数の多さ(逆防御率)は世界最悪と言われています。
>そのときどんな対応をするのか
これはネタバレに他なりませんので、読んでくださいね。
ご回答ありがとうございます。
なるほど、探偵の失敗を「逆防御率」で考えると、金田一耕介は最悪かも。この発想は目からうろこでした。
No.5
- 回答日時:
趣旨が異なりますが小ネタを一つ
キャプテンハーロックの名セリフ
「キャプテン、これは罠です!」
「バカヤロー、罠とわかっても行くのが男だろ!」
直後、ものの見事に罠にかかったハーロック
「くっ、罠だったか、、、」
さっき部下が忠告したじゃん!男なのかもよくわからんがそれでいいのか?ハーロック、と思いました
作者は名探偵の上位にいるからなんでもあり
安楽椅子探偵の傑作「9マイルは遠すぎる」も緻密な推理の積み立ては面白い
でも結局事件がなにも起こっていなかったという結果にもできる、その場合は小説にならない
そういう意味では単発作品で失敗のままで終わるというのは成立させるのは相当難しい気がします
ご回答ありがとうございます。
単発作品にせよシリーズものにせよ、失敗のままで終わるというのは困難でしょうね。
とすれば、失敗した名探偵の上に、さらに超名探偵を登場させて名探偵の推理を訂正し、事件を解決させるのでしょうか。もしそうなら、シリーズものでは無理っぽい。(その後、名探偵は超名探偵に頭が上がらなくなるから)
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