プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

源氏物語の原本、青表紙本を読めるようになりたいのです。どんな方法があるか、教えていただけませんか。書道から、あるいは国文学から進むのか、などをお願いします

A 回答 (3件)

こんばんわ、疑問はつきませんね。



さてご質問の件ですが、書道との記述があるところから類推しますに、筆書きの原書を読みたいということですか?いわゆる「影印本(えいいんぼん)」と呼ばれると思います。

国文学部などにいきますと、そういった勉強をするところもあります。藤原定家の筆による物が存在しますので、そこいらへんから勉強するのが一般的かと思います。
    • good
    • 0

私は、国文科(中古)出身ですが、高校の頃から、選択科目で原書(伊勢物語と仁勢物語)を読む機会がありました。



■書道について
高校時代に最初に教わったのは、変体仮名の基本です。ひらがなが読めないと前へ進めませんので、それこそ「いろは」の勉強をしたことになります。くずし方によっては難解な仮名もありますが、揮毫できるようになる必要はないので、活字の本と並べて読んでいけば、解決する問題だと思います。

■読解について
源氏物語自体は、玉上訳を高校時代に読み終えていました。大学の2年・3年で原典購読を受講し、「玉蔓」「蛍」あたりを中心に原書(当然レプリカです)に触れました。これも、送り仮名表記の違いや句読点がないことなどが原因で、最初はとまどいましたが、継続して読んでいると慣れてしまいました。

だから、最初は、活字の本を横に並べて、「対訳本」的な役割を担わせながら、本文を読み進めていくのがベターかもしれません。

ただし、本気で勉強していくつもり、あるいは全文読破をめざすなら、いわゆる注釈書がある程度必要になると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

わっ、こんなに早くご返事をいただいてびっくり。
その上、とても参考になりました。
5年掛かって全巻読んだので、次の段階に進みたかったのです。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/01/15 20:03

P2B-Bさんの「最初は、活字の本を横に並べて、「対訳本」的な役割を担わせながら、本文を読み進めていくのがベターかもしれません」という方法に賛成です。

例えば、新典社の「影印校注古典叢書1『桐壺』」(850円、他の巻もあります)などは、上段の翻刻と下段の影印を対照させてありますから、coco61さんの目的にかなうだろうと思います。


さらに、「変体かなの手引き(武蔵野書院)」「変体かな字典(おうふう)」といったものを一冊お求めになって、適宜字体や字母を参照なさるとよいでしょう。

参考URLは、大正大学付属図書館蔵の源氏物語の写本です。「桐壺」の冒頭部分を活字に翻刻すると以下のとおりです。雰囲気を感じてくだされば幸いです。


いつれの御時にか女御更衣あまたさふら
ひ給ける中にいとやむことなきゝはにはあら
ぬかすくれてときめき給ありけりはしめ
より我はと思あかりたまへる御かた\/めさ
ましき物にをとしめそねみたまふおなし
ほとそれより下らうの更衣たちはまして
やすからす朝夕の宮つかへにつけても人
の心をうこかし恨をおふつもりにやあり
けむいとあつしくなりゆきもの心ほそけに

参考URL:http://www.lib.tais.ac.jp/genji/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

kimosabeさん、ありがとうございました。新典社の古典叢書は購入していたのですが、これでいいのかと迷いがありました。おかげさまで、先へ進めそうです。「教えて!goo」は役立ちますね。うれしく思いました。

お礼日時:2004/01/30 11:22

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す