相手の嫌なところが目につくのは自分にもあるから

Question

「相手の嫌なところ（欠点）が目につくのは、その嫌なところが自分の嫌なところでもあるから」などというような考え方を、テレビなどで誰かが言っていました。

わかるような気もしますが、なぜそうなのかをもっと明確に知りたいのです。

わかるような気もしますが、なぜそうなのかをもっと明確に知りたいのです。

alterd1953 · Accepted Answer

ちょっと違うかもしれませんが。
自分がやりたくても、悪い事だからと我慢していることを
平気でやっている人間のことは凄く腹が立つものとは思います。

人によっては、そんなことやりたいと全く思わないこともあるでしょう。
つまり、やりたいと思っていることに関しては一緒なんですよね。

ただ、もしそれが他人に迷惑が掛る行為なら
思ってるだけでやらない人と実際やる人とでは雲泥の差がありますけどね。

doorakanai · Answer

ユング曰く「影」「投影」です。
自分の精神、生活から忌むべきものとして排除したもの、否定したものが「影」
自分の「影」を感じる何かを他人に映し見て、それを悪とするのが「投影」

大抵の人間は日に何度か歯磨きをします。
この習慣は、しなければならないものとして身に付けたもの。
逆に言うと歯磨きしない毎日を排除した。

そんな自分の前に数ヶ月歯磨きしてないなんて人がいたら「歯磨きぐらいしろよ気持ち悪い」と思う。
気持ち悪い　は嫌い、嫌い　は否定、否定はやがて敵対に進化する。

歯磨きもしない奴　と思うのは、相手を蔑み、蔑む事で自分の方が正しい　と思う
(少しわきにそれますが、相手を蔑む事で自動的に自分が上位にあると優越感を得たい
という欲望が関わり相手を否定する事に拍車がかかると思う)

そして、皆が好きでたまらなくて歯磨きをしてるわけではなく
ほとんどはしなければならないからやっている。
本当は歯磨きを面倒臭いと思っている自分が「影」の本体。
分かり易く面倒臭がっている相手に自分の影を見て、排除すべきものと憎むのが「投影」の本体。

私は現在、職場で嫌いな人がいます。視界に入れるのもちょっと嫌な程
殴られたわけでもないのに、なぜこうまで嫌うのか考えていました。
その人は、いつも口をあけっぱなしで馬鹿丸出しな顔です。実際馬鹿なのは顔だけで済んでいない。

私は中学生ぐらいの頃、自分が馬鹿だと自覚して、
でも馬鹿は死んでも直らないと言うからせめて知識だけでも　と、たくさん本を読みました。
それから20年以上経った現在、たまに頭が良いと言われた時にはご満悦です。
と同時に、馬鹿な自分が今だに嫌いでそれが表層に現れるのを恐れています。

知ったかぶり等が馬鹿の所業だという程度は分かっていて、知らない事はいつも聞きたがります。
で、自分の知らない事を知っている人、教えてくれる人、向学心のある情報交換できる人が好きで、
逆が嫌い。件の口あけっぱなしの人。

馬鹿面を晒している職場の人(こうやって貶めて優越感を得ている)は私の影であり、存在自体を否定したいもの(投影)。

このように解釈しています。歯磨きしながら書きました。

Hadar · Answer

人間というのは因果なもので、やっぱり自分に一番関心があるものなのだと思います。

相手の嫌なところを２つに分けたとします。

(1)自分にも同じところがあると思われる嫌なところ
(2)自分にはそういうところがないと思われる嫌なところ

人間はやっぱり自分の嫌なところが人からどう見られるか気になります。
でも、自分を外から見ることはできません。

だから、他人の嫌なところで、自分もこういうところがあるな、というところに目が行きます。
自分を知りたいからです。

だから、「相手の嫌なところが目に付くのは、自分にもそういうところがあるから」
であることが多いのだと思います。

ユング曰く「影」「投影」です。