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よろしくお願いします。

キャベツが店頭価格100円になっているとき、農家の手取りは20~30%の20円から30円だという話を聞いたことがあります。

これはどのような野菜においても基本的に、農家の手取りは市場価格の20~30%が基準だということなのでしょうか。

もしそうだとすれば、直売所で直接販売するほうが収入は多くなると思いますが、JAなどに出荷することと対比してそれぞれのメリットとデメリットはどうなるでしょうか。たとえば出荷の場合は袋詰めなどの手間が軽減されるといったメリットがあるのでしょうか。

おかしな質問ではありますが、経験がなければ分からないことなので、質問させていただきました。どうぞ経験のある方からのご回答をお待ちしております。

A 回答 (3件)

中央市場のセリ人やってました(魚ですが)



そもそも、中央市場ではセリ(受託販売です)で売った商品から、販売手数料を差し引いて出荷者へ送金します
販売手数料は野菜だと、たしか7~8%かな。
野菜にせよ魚にせよ、急激に人気の出てきた商品で生産量が少なければ、需給バランスに従って価格は高騰します
中央市場においては付加できる卸売手数料率が決められているので、手取りは多くなってきますね
(もっともすぐに下火になって値崩れしますが)
ですので、手取りの率のいい野菜ってのはあると思いますよ

どうも大量に消費される傾向のある野菜は利幅が少なくなるようです

もっとも、市場から先の小売りに至るまで、どこでどんなマージンが発生しているかは、いろいろなケースがありますよね
例えば、同生産地・品質も同等のキャベツが、A商店では100円、Bスーパーでは150円なんてことはざらにあります


直販と市場出荷の違いですが、なんといっても扱い量です
直販所や個人のネット販売で捌ける量はたかが知れています
最近はJAの直販所などもあり、結構大掛かりにやっているようですが、商圏の人口は大したことありません
一方卸売市場を流通する量は半端なく膨大です、10万人100万人という都市圏の人口を支える量が求められます

つまり、直販所で売った方が利幅があるけど、少ししか売れない
市場へ卸せば、利幅は少なくとも大量に売れる
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
どの野菜を作って販売するか、利益率が変動するだけに、農家からすれば「当てもの」のような一面があるのですね。

直売所と卸売市場とのあり方の違い、たいへん勉強になりました。確かに都市圏の胃袋を満たすことを考えれば、ファーマーズマーケットの需要はしれてますね。

農家はおそらく市場と直販所を上手に活用しているのだろうと思いました。



【ご回答いただいた皆様へ】
daidou様、この場をお借りする失礼をご容赦ください。
みなさんのご回答によって疑問点が解消されました。回答者様それぞれの見方によって少しずつ勉強になるポイントも違い、ベストアンサーを決めるのが非常に難しかったのですが、中央市場のことまで教えてくださったdaidou様に決めさせていただきます。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/08/03 23:22

大まかな話ですが、


ダンボールなど出荷の経費が、農家の販売価格の半分を占めると聞きました。
そうして、最終的な販売価格は農家の販売価格の2倍程度になるとのこと。
これがあてはまるのなら、農家の手取り額は25%ということになります。
(もちろん作物、時期、産地、作柄などによって大きく変動しますがね)

直売所で直接販売する方が収入が多くなる、という面は確かにありますが、
大量販売には向きませんし、
直売の方が出荷と販売の手間がかかるということもあると存じます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
出荷の経費に加えて中間マージンで絞られるということですね。

一般の農家さんはおそらく直売所と卸売市場をうまく活用しながらやっておられるのだろう、と推察しました。

農家の手取額が25パーセントになる理由がよく分かりました。
勉強になりました。お知恵を貸していただきありがとうございます。

お礼日時:2012/08/03 23:13

1.大きな見方


 農業の収入は収量×単価=売上高
 売上高はできるだけ多い方が良い・・・当然のこと。
 しかし売上高=収入ではない、資材(肥料・農薬・種苗費など)、機械代(トラクター・田植機・乾燥機など)、
 出荷経費(手数料・出荷資材など)、人件費、税金などで減っていく。
 最終的に残りの人件費がいかに高くなるかです。

 もう一つ重要な事
 単位当りの生産額・・・一般には面積当りや一人当たりの生産額。
 例えば10haの畑を持つ農家と、1haの水田を持つ農家では考えが違う。
 以前は水田をたくさん持つ農家が絶対的に有利だった。
 それはなぜか・・お米の価格は生産者米価で決まっていて保証されていた。
 水稲はほぼ安定して収穫量が決まっていて、毎年大きくずれなかった。
 面積当たりの生産額は低いが、労力が少なくて済むので少人数で大面積の栽培が可能。
 さらに資材費も少なくてすんだし、もし風水害の被害を受けてもほぼ保障されていた。
 だから兼業農家が可能であった。

 他の野菜などは面積当たりの生産額は多いですが、労働時間が数倍は必要ですし、
 多いものですと10倍以上になります。
 それと収穫が始まると基本として休みがなくなる。
 そのようなわけですから収穫時期の長期化や労力配分の平準化を行なっています。

話を戻して、直売が良いのかJAなどを通すのが良いのかですが、
これはその農家の考えや地域性もあると思います。
品質に自信をすごく持ち他と混ぜられるのを嫌えば直売や、自身で市場持込。
大規模であればJAを通すことが多いように思います。
最終的には労働力が何人かで決まる感じです。

物や地域で違いますがJAの手数料が数%、一律の選果費用や包装材料費、送料など、市場手数料が数%です。
大豊作ですと暴落し、最悪は産地での廃棄もありますし、そこまでなくても市場で競が行なわれた時点で赤字もあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

やはり需給のバランスによって値段は変動し、生産者にとって報われない結果となることもあるのですね。

たいへん勉強になりました。お知恵を貸していただき、ありがとうございます。

お礼日時:2012/08/03 23:11

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