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アメリカの英霊はアーリントン墓地などに埋葬されると聞きます。
しかし、地元からワシントンが遠い場合、遺族にとっては非常に困った問題になりそうですが、アーリントン墓地に眠っている遺体は、遺族などの居る地元の墓地などにも分骨されているのでしょうか?
ただ、火葬は少なそうですし、分骨というのもイメージがわきません。どの様にされているのでしょうか?

A 回答 (1件)

以前、アーリントン国立墓地の近所に数年間住んでいました。


だからって詳しいわけではないですが、墓地周辺はジョギングコースだったので、何度か埋葬のシーンをチラ見したことはありますし、お墓参りにやってきた遺族をよく見かけてました。

住んでいて知り得たことは次の通り。

・まず米国は日本よりも人口が多いし、多民族・移民の国で、風習は一様ではない。一応キリスト教が主流ということになっているけれど、キリスト教にもカソリックとプロテスタント、モルモン教(2012大統領選の共和党候補のミットロムニーはこの宗教)等々さまざまだし、それ以外にユダヤやイスラムもある。知人の葬式に出席したことがあるけれど、どういう段取りで葬式が行われるか出席するまで分からないことも多い。

・火葬は全死者の20%程度とのこと。ただし最近は増えてきている。火葬はcremation。「分骨」ということを表す英単語はないので、多分そういう風習はめったにないんじゃないかな。

・夫婦で違う宗教ということもざらにある。また最近の若者は宗教的観念が薄れてきている。

・墓地は個人か夫婦、場合によると親より先に子どもが死んだ場合は親と子が同じ敷地に埋葬されることもある。しかし日本のように○×家代々の墓、というのはない。

・お盆やお彼岸のような風習もない。唯一それらしいものとしてあるのは5月の最終週末のメモリアルデーくらい。お墓参りに行きたい人が勝手に行く。

ということですね。アメリカでは基本的にお墓は個人のもので遺族のものではありません。

アーリントン国立墓地に埋葬されるということは家族にとってもとても名誉なことなので、遺族は遠くからでも胸を張ってお墓参りにやってきます。上述のように人それぞれですが、米国人としてはアーリントンに埋葬されたら十分で、他に墓が必要ということは多分ないでしょう。
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