現在大学病院の耳鼻咽喉科に通っています。
来月手術を予定しているのですが、その際全身麻酔を打つ為、子供の頃から煩っている気管支喘息の発作が起きると危険だという事で、かかりつけのお医者に現在の状態を診て貰って来て下さいと言われまして、地元の内科に行きました。
そこで子供の頃よりお世話になっている先生に事情をお話すると、「変だね、喘息持っていたって全身麻酔は出来るはずなんだけど」と言い「どこの病院?」とさえ聞かれました。結局その日は簡単に診察(問診のような感じ)をして診断書を書いてもらいました。(内容は読めませんでしたが、今までの経過(カルテを見て)と、現在は当時のような辛い発作は無いというような内容だと思います)
それを大学病院の担当医に見せると、「ちゃんと検査や診察はしたの?」と聞かれ、問診だけでしたと答えると、それでは意味が無いと、結局大学病院の内科に検査に回される事に。
そして帰り際、担当医に地元のかかりつけの内科医宛てに渡すように手紙を預かりました。
今その手紙にどんな事が書いてあるのかが、気になってまだ渡せていません。 というのも、地元の内科医の言った「喘息を持っていても手術には問題ない」という言葉を大学病院の担当医にそのまま伝えた所、担当医は少し怒ってらしたのです。 しかし私にとっては地元の内科医には子供の頃からお世話になっているので信用しているし、もし手紙の内容がその抗議文であったら、渡しづらいです。
もしかしたら診断書に対するお礼の手紙かとも考えましたが、そんな習慣は病院間で見たことありません。封書を開けたくとも病院の判が押してある封書ですし、そういうわけにもいきません。
この手紙はそのまま渡すべきでしょうか?
そして、双方の言い分はどちらが正しいのでしょうか。
分かる方教えてください。 よろしくお願いいたします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
・手紙は渡すべき
・どちらが正しいか?って聞かれたら「どっちもどっち」だけれども医者としては大学病院の医者が間違いなく正しいし、怒るのはある意味当たり前。
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お話が長くなりますが、手術をする場合に全身麻酔が必要な時どういう手順でお話が進むか…からはじめます。
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一般外科のみならず、耳鼻科や脳外科も手術をする科です。これら手術をする科を「外科系」と言います。
外科系医師は手術が必要と判断した患者に関して必要な既往歴(過去の病歴)などを調べた上で必要なものに関しては情報を集めた上で麻酔を担当する「麻酔科」に相談(consult)します。麻酔を実際にかけるのは麻酔科医だからです。喘息の既往があっても安全に麻酔が出来るのは麻酔の専門家が必要な情報の元に安全を十分に配慮した準備を行いかつその専門家が麻酔にあたるからであって、けっして喘息患者の麻酔自体が安全なわけではないのです。
外科系医師が相談に来ると麻酔科医は必要な条件が満たされていて安全に麻酔が行えるかどうか評価します。OKならば晴れて麻酔を受けられるわけですが状況によっては術前・後に訓練が必要になったりほかにも準備が必要になります。その条件の中で特に大切なのは『呼吸機能』です。喘息患者はたとえ喘息発作がなくとも呼吸機能に異常がある場合があります。それを知らずに麻酔を行えば事故につながるのです。アナフィラキシーという言葉が出ていますが現在の全身麻酔ではこうしたアレルギー既往のある患者にも比較的安全に使える薬剤がありますし、そもそもアナフィラキシーなんぞ事前に防ぐことは不可能ですから麻酔の面で見た『危険因子』の最大は呼吸機能です。
その危険性を知っている(といいますかそのデータがなければ麻酔科に蹴られることを知っている)耳鼻科主治医は怒り顔であったのであり、即座に院内の内科医にconsultしたのです。最初から院内の内科医にconsultすりゃいいじゃネーかと思われるかもしれませんが、長年の主治医がいる患者さんとその主治医に対して義理を通したのだと思います。(それにそれなら初めから詳しい照会状を書けばいい話しですし、その手間を省いて相手に真意が伝わらなかったといって怒るところで…どっちもどっちだな)
おそらく大学病院の内科では喘息の既往歴を詳細に聞かれるとともに呼吸機能も詳しく調べられたことかと思います。それは安全な麻酔施行には必要不可欠なんです。
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>がその抗議文であったら、渡しづらいです。
たとえ抗議文であったとしても、安全な医療を行うには必要なものです(今後があります)し、そうじゃないほうが確率的には高いです(普通他所の病院や医者を非難する書面を送りつけることなどありません。やんわり批判することはあるけどね)
>もしかしたら診断書に対するお礼の手紙かとも考えましたが、そんな習慣は病院間で見たことありません。
いやぁ・・そういう習慣ありますよ。
ハガキで簡易に済ませたり電話にしたりもしますけれども
手紙を書くこともしょっちゅうです。
だから気にせず手渡せばいいんです。
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この回答「も」素人の繰言ですので参考になさるか否かはご随意に。
詳しいアドバイス、とても参考になりじっくり読ませていただきました。
特に喘息がなぜ全身麻酔に危険な場合があるのか。
細かくは誰も教えてくれませんでしたので、ここではpyureaさんも私の先生みたいなものですね。
大学病院にはその日のうちに細かな検査を手配してもらえました。あのまま「では異常なしと言う事で良しとしましょう」とならなくて良かったと思います。
それではこんなに大きな病院に来た意味がないですものね。
それにしても幼い頃からお世話になっていた先生で、とても優しい方なだけにこうゆう機会で久しぶりにお会いできたのは嬉しかったです。
それなのに次は問題の手紙を手に向かわなくてはならないのかと、少し気が重いのでした。
(ちょっと話しがそれましたね)
どうもありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
この件に関しては、すでに他の方々がいろいろお書きになられておりますので、私自身は詳しくは述べません(まあ、開業医の先生も、大学の耳鼻科の先生も、どっちもどっち、という気もします)。
ただ、
>「麻酔の事は麻酔科の先生に任せたらいい事、耳鼻科の先生が心配する事じゃない」
という事と、
>そこで喘息の患者に異変が起きたらそれは麻酔科の先生による過失なんだ
という事は、全く別の意味あいだと思いますよ。
喘息の既往のある患者さんでも、安全に麻酔が行われる事がほとんどです。でも、麻酔中に発作が起きたり、それによって死亡したり脳に障害がのこったりする可能性は、ゼロではありません。麻酔の専門家がきちんと管理しても、中には助からない患者さんも居る『かも』知れません。それは、他の医療行為と同様、過失云々とは又別の問題です。
以上、蛇足を付け加えさせていただきました。
>喘息の既往のある患者さんでも、安全に麻酔が行われる事がほとんどです。でも、麻酔中に発作が起きたり~
そうですか、勉強になりました。
普段ならこのような疑問、誰に聞く事も出来ませんでしたが、この場で沢山の事教えていただきまして、手術に向けての心構えも出来てきました。
本当にどうもありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
紹介状の必要性については#4の方が言われているとおりだと思います。
わずかながら麻酔にかかわった経験から、喘息のようなリスクに関しては、少しでも多くの情報があった方が助かります。かかりつけの先生はおそらく内科医でしょうが、その点の認識あるいは経験が無いのではないでしょうか。それから、この場合、紹介状やその返事の内容について患者さんが責任を覆う必要はまったく無いと考えます。
地元の先生は小さいながらも救急外来も受け付ける、なかなかやり手の病院という印象で、その先生は外科も担当しているので麻酔の事は知らないはず無いと思うのですが、どうなのでしょう。
ちなみに、先生は「麻酔の事は麻酔科の先生に任せたらいい事、耳鼻科の先生が心配する事じゃない」と言っていました。言葉にこそしませんでしたが、そこで喘息の患者に異変が起きたらそれは麻酔科の先生による過失なんだというような意味を感じ取りました。
どちらの考えが正しいのか私には判断できませんが、万が一の事を考えてくれる大学病院を信用しなくてはならないと思い直し、紹介状の返事の手紙もちゃんと渡しに行こうと今は思っています。
アドバイスありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
地元病院から大病院へ紹介状や医療情報提供などが発生すると、
その後の経緯や結果、あるいは今後の方針など、また情報提供に対するお礼などが、
書面として地元病院へ返されることがあります。
珍しくないことです。
喘息持ちであれば、何らかの物質でアナフィラキシーショックを起し、
生命が危険にさらされる可能性はあります。
その検査をきちんとしているのかどうか?という大学病院側の疑問に、
地元病院の問診のみという内容では答えになっていない、ということでしょう。
ただ、医師の側から地元病院に抗議する必要性は全くないと思いますので
そう心配なさらないで渡してしまってよいかと思います。
(必要性がない、というのは「もし誤った知識でも、監督教育する立場にないから、
指摘し矯正する必要もない」ということです)
で、喘息持ちの全身麻酔は・・・できますが、避けることは少なくないようです。
理由は言わずもがな、危険なケースがあるからです。
No.1
- 回答日時:
難しいですが、まず素人判断はしない方がよろしいかと思います。
このサイトは本当のお医者様もいるかもしれませんが、素人が答えていると思うべきです。情報があってこそ判断が出来るものもありますので、渡さないというのは自分の首をしめることにもなりかねません。渡した上でどうするか相談した方がいいと思います。何がかいてあるのか聞いてもいいと思いますよ。答えるかどうかは医者次第ですが。
どちらが正しいかは医者でしか判断できません。意見が食い違うのであれば自分にもわかるように説明してもらえばいいと思います。
麻酔の技術も日々進歩しています。大学病院であれば新しい技術をどんどん取り入れ、念には念を入れて確認する体制が出来ているからこそ、手術をする上で新たな基準が出てくるのかもしれません。
アドバイスありがとうございます。
>念には念を
そうですね、地元の内科医曰く「喘息で手術が出来る出来ないというのは麻酔科の先生の腕によるし、出来ないという事はまずないでしょう。そんな事を耳鼻科の先生が心配する必要はないと思うのですが」
ということで、それを聞いた私は、大学病院が頼りなげに思えたのでした。
しかし、念には念をというように、大学病院は細心の注意を払ってくれているのですね。 安心しました。
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