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死んだセミを拾ってきて、体を分解し改めて発音装置をこすりつけるなどして生前の声に近い音を出すことは可能でしょうか。

A 回答 (3件)

セミの発声における音源は「鼓膜」という膜の振動音です



発音筋という筋肉組織を高速で動かすことで、「鼓膜」(人間の耳にある「鼓膜」とは別物です)を振動させて音を発生させます

その音は小さなものですが、セミの腹部のほとんどを占める共鳴器によって、反響・増幅させ、強弱や高低をつけています
(セミの腹がほぼガランドウなのは、そこが共鳴器であるためです)

死んだセミを解体しても、「鼓膜」を振動させる為の発音筋が動きません
発音筋に頼らずに何らかの方法で、鼓膜を振動させたとしても、小さくて平坦な音が認められる程度でしょう

つまり、生きているセミと近い鳴き声を再現することはできないと思います


その音をピックアップして電気的な手法で増幅・加工すれば鳴き声を再現することは可能かもしれませんけれど
ご質問の趣旨とは違うでしょうしね
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この回答へのお礼

詳しくご説明いただきありがとうございます。蝉の鉢音機構について誤った考えをもっていました。それにしても、構造を真似して機械的に再生できたら面白いと思っています。録音することはできても音を作ることは難しいということですね。

お礼日時:2012/09/24 07:44

 ANo.2様の御回答に若干説明不足な点がありますので、補足させて頂きます。



 要するに、セミの発音装置は、スズムシやバッタの発音機構とは異なり、音を発生させる際に擦り合せている訳ではないため、

>発音装置をこすりつける

などという事をしても、まともな音は発生しません。
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理論的には可能だと考えます。


発音器を擦り合わせるだけですから。


しかし、実際には非現実的でしょう。
蝉は、発音器を高速で擦り合わせることで音を出しています。
蝉の鳴き声の周波数帯は知りませんが、1秒間に何十回/何百回という速さで擦り合わせているはずです。

擦り合わせる力加減を間違えれば発音器を破損させるだけでなく、これだけの細かな動作を人力で再現するのは不可能だと考えます。
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この回答へのお礼

ご教示感謝いたします。あれほど複雑な音色がどんな仕組みで出てくるのか不思議でなりません。

お礼日時:2012/09/24 07:41

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