準・究極の選択

どうしてアルカリは酸を中和するんでしょうか

A 回答 (3件)

 酸とアルカリが性質を打ち消し合うのを中和反応と呼びます。

狭義には、水溶液中の全ての酸性物質のイオンとアルカリ性物質のイオンが反応することを指します。両者は正負反対の電荷を持つため、電磁気力で引き合い、反応を起こします。

 水溶液中の酸と塩基が当量反応して、塩(えん)と水を生ずるのが中和です。水溶液中の強酸と強塩基の中和反応では、生じた塩がほとんど完全に電離するので、結局、水素イオンと水酸化物イオンから水を生成する反応となります。

 このため、正しい当量点での水素イオン濃度は純水の電離による水素イオン濃度(pH=7)となり、中性です。

 しかし、水溶液中で水素イオンを多量に電離する強酸、たとえば塩酸と、水酸化物イオンを少量電離する弱塩基、たとえばアンモニアとの中和反応では、その当量点で弱酸性を示し、一方、弱酸と強塩基の中和当量点では弱アルカリ性を示します。

 酸と塩基の定義が拡張されると、中和の解釈も変わってきます。ブレンステッド(Johannes NicolausBrがnsted 1879‐1947)らの定義によると、酸とは陽子(水素イオン)を放出しうる物質であり、塩基とは陽子(水素イオン)を獲得しうる物質で、中和とは酸から塩基への陽子(水素イオン)の移行により、解離しがたい共役な塩基と酸を生ずることとなっています。

 また、G. N. ルイスの定義によると、酸は電子対を受ける物質であり、塩基は電子対を提供する物質で、両者の間の反応は陽子(水素イオン)の移行を伴わなくても中和となります。

 微視的に最小限として二つのイオンについても、上記と全く同じに中和を考えることができます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2012/10/06 07:10

化学を勉強するとわかります。


水に溶けると水素イオンができる物が酸、水酸化イオンができる物がアルカリです。
これを混ぜると水素イオンと水酸化イオンが結合して水となるので中和される。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E3%81%A8% …
学校の勉強は役に立たないと言う人が多いですが、役に立たないのではなくて、多くの人はきちんと理解しいていないので役に立てることができないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2012/10/06 07:11

アルカリ性や酸性はモノの名前じゃないですよ。



おおざっぱにたとえるなら水温みたいなものです。(pHといいますが)
”0度以下を酸、0度以上をアルカリと呼ぶ(0度が中性)”みたいな区分けです。
-20度の水(酸、氷でも水でも構わない)100ccと20度の水(アルカリ)100ccを混ぜたら0度の水200ccになるみたいなことを中和すると言ってるだけ。
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この回答へのお礼

なるほど!
とても分かりやすい説明で役立ちました!

お礼日時:2012/10/06 07:08

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