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大都市で大規模災害が起こったとき、一斉に住民が避難した場合に収容出来るのでしょうか?
地元の指定避難場所、公園、学校、などを考えたときに無理なんじゃないかと思いました。
例えば東京で大規模災害が起きたとき何割ぐらい指定避難場所に収容出来るのでしょうか?

A 回答 (4件)

大都市圏に限らず、人口が増えているような地域では、かなりの確率で収容しきれません。

そのことが地域住民に周知されていないことも多く、いざ調べてみると、耐震性の高い家がほとんどの新興住宅街や耐震強度の高いマンションなどの住民は、避難所の収容対象人数にカウントされていないことも多いのです。大都市圏の人口密集地で、地域住民をすべて収容しきれるだけ避難所など、事実上皆無と言えるレベルのはずです。

一般に、避難所開設時には一人当たり2平方メートル、感覚的にはタタミ一畳分のスペースを確保する前提で収容人数が決められていますが、実際には、特に発災直後はスシ詰めのような状態になることがほとんどです。阪神・淡路大震災でも、東日本大震災でもそうでした。

これは、津波によって多くの避難場所が失われた東日本大震災の例を除いても、家が居住可能な状態でも停電、断水状態で、さらに余震が怖いからとか、支援物資の配給を速やかに受け取るために避難所に行くというという人も多いからです。今後、東京など大都市圏が日中に被災した場合、それに加えて帰宅困難者も地域の避難所に来ることが考えられます。

地域住民でさえ収容し切れないのですから、帰宅困難者に割り当てるスペースも物資もありません。特に寒い季節や悪天候下で発災したら、避難所に入れろ入れないで混乱が起こることも予想されますが、それに対する具体的な対策はありません。

さらに、一旦避難所に入ったからといって、それで必ずしも安全では無いのです。東日本大震災では多くの避難所が津波に襲われたように、地震の揺れから生き残っても、しばらくは生命の危険に晒される場所が少なくありません。

海岸部や河川の下流域は、津波の危険があります。河川敷に「一時(いっとき)避難場所」や「広域避難場所」が設定されていることも多いのですが、大都市圏で数万人が避難しているような河川敷を、遡上した津波が襲ったらどうなるでしょうか。また、住宅密集地などでは、大火災の危険があります。発災から二日間程度の間は、避難所に猛火が迫ることも十分に考えられます。住宅密集地の中の学校を使った避難所など、いつ周りを火に囲まれてもおかしくありません。さらに、近くに工場地帯などがあれば、爆発や有毒ガスに襲われる可能性も少なくありません。

そんな場合、最初の避難所を脱出した避難者と危険地域の住民は、まずは近隣の避難場所を目指して移動するでしょう。しかしそこにはもう、居場所は残っていないのです。そこへ、さらに帰宅困難者が集まったらどうなるでしょうか。

それが、大都市圏で巨大地震発生時に起こりうる現実です。しかし、実際にはそこまで想定して対策をしている自治体などは皆無でしょう。但し、いくら想定しても有効な対策は無いのも事実なのですが。

ではどうするかという問題ですが、これはもう「避難所など最初から当てにしない」という体制を、自分で作っておくことでしょう。家族が二週間くらいは凌げる水と食料、家が壊れても雨露を凌げる自家用車やテント類、十分な防寒資材、トイレ用資材は当然として、ほとんど見落とされているのが「運搬手段」です。

発災からしばらくの間は、支援物資は避難所に届きますので、近隣住民は避難所へ物資を取りに行かなければなりません。その際に効率よく荷物を運べる台車、牽引式カート、背負子などを用意しておかないと、特に水の配給を受ける時は、運搬にとても苦労します。

マンションでは、エレベータが停電や損傷で動かないでしょうから、重量物を階段で運び上げるための背負子は必須だと思うのですが、そのようなアドバイスは見かけたことがありません。

そのような備品類を、できるだけ移動可能な形で準備しておくことです。自宅が損傷しても、庭でも駐車場でも過ごせれば御の字ですし、もし自宅が危険な状態ならば、備品を持って他の場所に移動できる形にしておきます。学校を利用した避難所でも、校庭まで一杯ということは無いでしょうから、そこで過ごせる備えがあれば良いわけです。

ともかくも、大都市圏の人口密集地では、災害時に避難所は入れないもので、入ってもしばらくは多くの危険があるものと考え、自力で生活拠点を確保し、それを移動できる体制を作っておくことが大切かと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
帰宅困難者まで含めたら大幅に足りないですね。
土手や川沿いの広場が避難場所に指定されてますけど、堤防の決壊や津波の遡上、火災旋風によって面で火に巻かれたら密集地ではどうにもなりませんね。
あの大震災で逃げ延びた方も避難所に入れず、自主的にお寺や広い被害の少ないお宅で身を寄せ合ったと聞きました。
東北の沿岸部は過疎化で人が少ない場所でも避難場所に困ったぐらいですから、大都市では大変なことになりますね。
東北の方は自給自足のような暮らしをされてる方も多く、食料の備蓄もある程度有ったと聞きました。
漁師さんでも畑を持っていて自分の食べるものを栽培しておられたそうです。
もしもの時のフットワークは大事ですね。
年寄り、子どもがいるとその際に動けるかという心配もあります。

お礼日時:2012/10/22 12:32

東京、大阪などの大都市は、人口密度が高すぎて


大きな災害が発生すれば大パニックになるでしょう
しかし、だからといって避難所を予め準備しておくのは
現実的ではないので、とにかく短期的な避難ができるように
準備しておくのが良いでしょう
非常食や寝袋などあればいいてすね。
中長期的には、疎開をするようなことに
なるでしょう。親族の住む田舎があれば、そこに。
なければ知人を頼りましょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
パニック怖いですね。
暴徒、略奪、火事場泥棒も心配です。
密集地での避難路が火災、煙、障害物で絶たれたら右往左往になりますね。
更に余震で混乱したら、せっかく第一波で生き延びてもどうなることか。

水の備蓄と日持ちする食料は用意しています。
簡単な防災用具も揃えましたが、この備えが活躍しないことを願うばかりです。

お礼日時:2012/10/22 12:22

>大都市で大規模災害が起こったとき、一斉に住民が避難した場合に収容出来るのでしょうか?



大規模災害の程度が激甚であるほど、即死者が多くなるので避難住民が減るという関係があります。
例えば3.11の津波では一夜にして26000人もの住民が死んでしまいました。

一方、大規模災害の程度が軽微であれば、自宅にとどまる人が多いので、これまた避難所へ行く必要が減ります。

東京の具体的な数字は存じませんが、弱者救済の目的として地域住民の10%ぐらいの収容力があれば充分機能を果たすことになると思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
激甚災害だと避難者が減る・・・。
皮肉なことになりますね。
自宅に留まる決断が出来る人がどのくらいいるか・・・。
二次災害、火災、余震等の心配もありますよね。

お礼日時:2012/10/22 12:15

阪神淡路大震災の際、避難所で一番多くの人が集まった場所は5000人だそうです。



今、小学校でも1学年にせいぜい2,3クラスで、全校でも1000人に満たないでしょう。そこへ5000人も来たらどうなるでしょうか。実際の生活について詳しく説明した資料がありませんが、かなり厳しいものがあると思います。

阪神淡路大震災は早朝の被災であったため混乱が少なくて済んだと言えますが、学校に児童がいて、多くの人が職場などにいたらどうなっていたでしょうか。それこそ想定外です。

水や食料の備蓄は5000人なんて人数は想定していないでしょう。またトイレはどうなっていたでしょうか。1日、2日は食事しなくても、人間は死にはしません。しかし出るものは我慢できません。おそらく学校のトイレは「山盛り」の状況だったと思います。(手を洗う水もありません。トイレットペーパーはすぐになくなります。)

避難所へ行くべき人は、家が崩壊したとか、持病があるとかいう人のみにして、家が崩壊せずに残った人は、自宅に残るべきで、その備蓄した食料、水、簡易トイレ・・・などを利用する方がよいと思います。

地震災害は、どうしても考えにくいものですが、最悪の状況を想定した方がよいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
小学校に5千人が押しかけたら大変ですね。
トイレの問題は深刻みたいですね。
夏場なら衛生状態の心配もありますよね。
年寄り、女性が我慢のし過ぎで体調を崩すこともあるようです。
マンホールを簡易トイレにするなんていう方法もあるみたいですね。
それでも足りないと思います。

お礼日時:2012/10/22 12:13

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