
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
ええとですね
能と狂言は、キホン的には同じジャンルです。
使う舞台も同じです。
シリアスなのが能で、滑稽なのが狂言、という認識でいいと思います。
一応、能のほうがランクが上ですが狂言もかなりランクが高いです。
歴史でいうと、ある意味狂言のが古いとも言えます。平安時代の猿楽にさかのぼれます。
猿楽から能が派生しましが、猿楽がそのまま発展したのが狂言です(ざっくり)。
大切なことは、江戸時代まで(じつは今)、能と狂言は、「商業娯楽」ではないという点です。
入場料を取って客に見せて経営を成り立たせていたものではなく、
主に大名が、能楽師や狂言師を抱えて、大名の主催で興行は行われました。
一般市民は見ることができません。
当時の一般市民が見ていたのは、彼らの真似をして演じられた非公式(多くは大道芸)の能狂言か、
または、神社仏閣での「勧進能」です。寄付を募るために能狂言の興行をおこなったものです。
江戸時代までは一般市民は、これらの非公式の「まねごと舞台」を見ることで、能狂言の舞台がどんなものかの知識はありましたが、
「本物」を見ることはなかったのです。
というように、能狂言と、歌舞伎以下の「一般商業娯楽」とは、まったくランクが違います。
一応いうと、歌舞伎を大道芸にたとえるのはムリがあります。
なぜなら、江戸と京阪の計7つの大きな歌舞伎の劇場は「官許劇場」であって、幕府の公式な許可を得て興行していたからです。一般に「歌舞伎」というのは、この大きな劇場での踊りとお芝居です。
幕府の許可のもと、大掛かりかつハイクオリティーな演劇をしていたということです。
幕府の許可のない、小規模な芝居小屋も全国各地にたくさんありました。常設のものも臨時のものもありました。
また、大道芸的な芸能は、テレビがなかった時代ですので江戸時代はむしろ多かったです。
それらと歌舞伎を同列に語るのは絶対に無理です。
あれです。
テレビやネットは有効な情報源ですが、
ウソもありますので、鵜呑みにしないほうがいいとは思います(ここもネットですけどね)。
No.3
- 回答日時:
強いて挙げれば、歴史の長さから「狂言」の方が上になると思いますが、ソモソモ格付けは恣意的なものですから、難しいですね。
余談ですが・・・
最近見たある番組で「能」「狂言」「歌舞伎」の3つの違いを別の物に例えて説明してました。
能 ⇒ 確か、演劇[主に悲劇]
狂言 ⇒ コント[太郎冠者や次郎冠者がボケ役]
歌舞伎 ⇒ 江戸時代のストリートパフォーマンス
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