No.6ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
すごく人間らしい自然な行動だと思います。全世界で昔から見られる光景です。
かなり昔ですが、伝説のFKで有名な木村和司さんが「ゴールした瞬間」について、「野球で言ったら、逆転満塁サヨナラホームランみたいな感覚」とサッカー雑誌でおっしゃっていたような記憶があります。
どれほど「ゴール」に皆が興奮するかは、その瞬間のサポーターやファンの反応を見ても分かります。それは「勝利のタイムアップ」の瞬間より強烈です。いきなり突然やってくるのですから。録画した試合をTV観戦してても、無得点でこう着状態で、「絶対点はないな」という場面で30秒画面をスキップしたら点が入っていたということが何回もあります。
イングランドリーグが初めて日本で放送された試合(68年ごろ?マンチェスター・ユナイテッド対トットナム)でのホームマンチェスターのゴールシーンでは、得点と同時に多くの子供たちがピッチになだれ込んでいてビックリしたものです。さすがに安全上から今ではそんな場面はないですが。
同時に決定的チャンスをはずした瞬間ははずした側の応援するファンは皆、「この世の終わりのような」表情で頭を抱えます。PKやFKなどピンチのシーンではピッチを見れなくなるファンや、TV中継でも音声を消したり目を閉じるファンも多いです。みんな手を合わせ「祈りながら」・・。
緊迫した試合ならなおのこと、重要な試合ならなおのこと、国際試合ならなおのこと・・・その喜びや失望は増幅されます。大差がついた試合で追加点では喜び方も少なめですが、逆に負けてるほうはすぐにボールを取ってセンターサークルへ走り出しますね。「最後まであきらめない」。大切なことです。
個人で取った「点」であっても、チームとしての絆や、サポーターへの感謝から、ゴール裏や、控え選手の下へ走り出すのも世界共通です。
「ゴール」は言ってみれば「奇跡」を経験するようなものです。「点が一番入りにくいスポーツ」だからこそ、その瞬間の快感を一度味わってしまうと、どっぷりはまってしまうようです。そういう人が世界中にいるから、世界で一番人気のあるスポーツになったのかも知れませんね。
No.11
- 回答日時:
20年くらい前、生まれつき盲目のオペラ歌手が来日したことがあります。
僕はオペラに興味がなく、彼の名前も顔も歌声も知らないのですが、ソロ・リサイタルを観て帰ってきた妻に聞いた話。こう、切なげに身をよじるとか、高揚して両手を高く掲げるとか下向きにハの字にバーッと両手のひらを広げるとか、絞るように全身をひねるとか首を振るとかいった、多くの歌い手がやるような「高揚の仕草」が、いっさいなかったそうです。世界的なレベルの歌手ですから、もちろん歌声は感動的に高揚するんですよ。ただ、身振りはない。
喜びが爆発すれば走り回るのはきわめて自然な本能、という側面も確かにあるとは思いますが、僕(と妻)はそれ以来、ああいうのは意外に子供の頃からの視覚的学習の積み重ねも大きいんだなー、と思うようになりました。「喜びのあまり世界で最初に本能的に走り回った人」がいて、それを見てて「おお、あれ、いいじゃん」と思ったひとがたくさんいて、その輪が徐々に、やがて爆発的に広まっていつしか常識となり、みたいな。「ラッパーはなぜ指を3本下向きに突き立てるのか」「女子高生はなぜピースサインをするのか」とかと同じで。
特に「ゴールしたら走り回りながらシャツを脱いで振り回す」というのをたまにみかけますが、まああれを最初に発明した選手は凄いと思いますが、あれ(の普及)はやはり単純に本能だけでは説明できないように思います。
もちろん大前提として、ルールとか試合場とかの制約は大きいです。例えば野球で逆転サヨナラ満塁ホームランを打っても、ルール上、無軌道に走り回るわけにはいきません。あとみなさんご指摘の、1点の重さ。テニスや卓球で1点取るたびにあんなに走り回ってたら敗戦確実です。
No.10
- 回答日時:
そりゃもう、ゴールを決めた選手はその瞬間からスタジアム全体の主役ですから。
もちろん明文化はされてませんがパフォーマンスしてる間は次のキックオフに進めませんからね。ゴールパフォーマンスを自陣営でやってるのって見たことないですよね?少なくとも相手陣営にいる間は試合は止まりますから、はっきり言えば遅延行為と取られない限り走り放題暴れ放題。別種目ですが野球でホームランを打った選手がゆっくりとダイヤモンドを1周するのに似ています。走り終わらない限り試合は進みませんから。セレモニーのようなものです。逆に言えば得点チームの選手がすべて自陣営に戻っていれば、主審の笛さえあれば相手側はさっさと試合再開出来ますから。
昨季惜しまれつつ引退したゴン中山選手がよく自分のゴール後にボールを抱えてセンターサークルに戻っていた映像がありますが、あれは逆に負けてる試合でさっさと再開したい現れで、勝っていたらもちろん自軍サポーターに向けてゴンゴールのコールをリクエスト、でしたね。
No.9
- 回答日時:
絶対に成功させたい挑戦に立ち向かい成功したとき、「ガッツポーズ」してしまったことありませんか。
自然と気持ちが外に出てしまうわけです。
受験合格や就職採用、子の誕生等々。。。体験したことありませんか。
それと同じです。
サッカーの一点とは、勝利を手繰りよせる唯一の結果です。
特に集中しなくてはならない重要な試合では、アドレナリン出まくってます(笑)
自然と出てしまうのです。
まぁ、パフォーマンスしてるときには、少し落ち着いてますがね。
No.8
- 回答日時:
こんにちは。
補足です。参考になればと思います。
質問者のような疑問を持っておられる方が多いです。私の周りでも。特に40代以降の方々に多いような。私は50代ですが・・。
疑問が多いのは、日本の特異なスポーツの歴史も影響しているのではないかと思います。それは、(1)プロ野球が国民的スポーツとして存在して来た歴史。(2)学校での部活に育成の大部分を依存してきた歴史。そして(3)アマチュアリズム依存の歴史です。
(1)子供の頃は、毎晩プロ野球中継がありました。もちろん全国ネット。すべてが巨人戦がらみの試合でした。「木曜ナイター」とか呼ばれていました。視聴率もすごく高かったです。プロ野球は4時間ぐらいになることがあってもゆったりビールを飲みながら観戦できるスポーツです。守備の時は、観客には休憩になるし、攻撃になるときは選手には休憩になります。選手の走行距離は一試合平均でサッカーの1/10もないかもしれません。ピッチャー負担が突出しています。
観客は応援はしますが、試合を同時進行で「考える」ことはあまりありまん。サッカー観戦は試合後ぐったりすることが多いです。ハーフタイム以外トイレも行けないし、試合のワンプレーワンプレーに自分も「試合に参加」していることが多いです。「あそこの選手がフリーだ!」とか、「なぜ、そこでシュートしないのか!」とか・・
サッカーは観戦というより「参加する」スポーツと考えれば、ゴールした選手がファンやサポーターの元へ走り寄るのは納得できると思います。
(2)サッカーはヨーロッパ・南米で発展して来ました。学校へのスポーツの依存度はほとんどないと思われます。学校が終われば、歩いていけるような近くの「地域クラブ」に通う。同じクラブへ幼時のころから高校生ぐらいまで。育成はすべてクラブが担います。基本的に色々なレベルの人が楽しめる。それが基本です。「体罰」とかと最も離れた世界です。島国で鎖国もしていた国・・ネットやTVで世界中の現実を知ることができる今、若者たちにとって世界で普通に行われていることが普通に思えるのは当然です。
(3)Jリーグ創設当時、ラグビーの試合でトライした後ガッツポーズした選手にスタンドから「止めろ!サッカーじゃないだぞ!」と注意が飛ぶことがありました。なんかその注意に嫌な感じを受けた記憶があります。喜怒哀楽を表すのはスポーツマンシップに反する・・アマチュアリズムの影響も日本は強かったように思います。アマでなくても、相撲でも、勝ってガッツポーズして非難された力士もおられましたね。極めて日本的な土壌や背景があるようです。いい悪いは別にして。
子供の頃外国から、サッカーの強豪が来日する度に彼らが口にする言葉がありました。「日本人は選手も観客もなぜこんなにおとなしいんだ」と「日本の芝はなぜ茶色なんだ」。そのどちらも、いつのまにか世界基準になりました。サッカーに限らず日本でもあらゆるスポーツで、「喜怒哀楽を表すのは普通の人間らしい行動」という認識が共通意識になりました。
サッカーはその中でも「点が入りにくい」が故に、その人間の本来持っている感情が「爆発」してしまう・・・そう考えると自然に理解できるのではないかと思います。
No.7
- 回答日時:
逆に勝利を決めたゴールなのに、選手は沈黙。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0% …
Wikiより
浦和がJ2降格の危機に立った1999年シーズンの最終節、対サンフレッチェ広島戦では後半から途中出場し、延長戦でVゴールを決めた。
しかし福田は表情ひとつ変えず、池田学がVゴールを喜んで抱きついてきたのも振り払った。
福田を含む浦和の選手は、延長戦に入った時点で浦和のJ1残留の可能性が消滅したことを知り、その状況でプレイを続けていたのである。
ただし、ルーキーの池田にはチームの降格を知らせなかった(池田学の項を参照)。その様子はテレビ中継でも伝えられた。今日でもそのVゴールは世界で一番悲しいVゴールと呼ばれることがある。
福田自身もこのゴールを「涙のVゴール」と語り[1]、現役引退時の記者会見でも一番印象に残ったシーンにこのゴールを挙げている[21]。
No.5
- 回答日時:
1点の重みが他のスポーツとは違うからじゃないですかね。
バスケ・バレー・野球・テニス・卓球・バドミントンなどなど
サッカー以外の球技は点を取るのが当たり前のスポーツ(というか取り合うのが醍醐味)が多いのに比べ、
サッカーの場合0-0で終わるなんてことも多いですからね。
それだけ興奮してしまうのでしょう。
No.4
- 回答日時:
中1でサッカー部です。
純レギュラーです。
試合に出て、得点を決めたらとてつもなく嬉しくて、気分がいいんです。
だから、ピッチの上でゴールパフォーマンスをしたくなるのです
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