限定しりとり

分数コードはルート音が何度になるとかはあるのでしょうか?

例えば、Cコードの場合、EやGなどがルート音になることがありますが、分数コードのルート音は3度か5度がなるみたいに決まっているのでしょうか?


というかCコードのルート音がEやGになる場合、元々EとGはCコードに含まれているのにルート音になる意味があるのでしょうか?


また、C on Bだと、C7と全く同じ構成音ですよね?


テンションとしてBを付加する場合と、ルート音としてBを付加する場合はそれぞれどういう意図があるのでしょうか?

A 回答 (4件)

>分数コードはルート音が何度になるとかはあるのでしょうか?



「ルート音」とは、コードネームの大文字のことです。「ルート音」は、「一度の音」に決まっているので、いかなる分数コードの場合でも「ルート音」は、コードネームの「大文字で書かれた音」に決まっています。分数コードの分母の英文字はルート音ではなく、「最低音」です。キーボード奏者が左手の小指で押さえる音のことです。分子部分の大文字は、右手の指で押さえる音達(コード)を示しています。
「分数コード(スラッシュ・コード)」は、「オン・コード」とも言われます。「on」とは「上に」という意味の英語ですから、「C/E」あるいは、「ConE」と書かれてあれば、「Eの上のCコード」あるいは、「E音の上に乗ったCコード」という意味です。従いまして、分数コードの最低音は、あらゆる可能性があり、どんなコードブックにも分数コードは載っていません。Cコードだけでも以下の11種類があります。「C/C#」「C/D」「C/E♭」「C/E」「C/F」「C/F#」「C/G」「C/G#」「C/A」「C/B♭」「C/B」
これらをすべて掲載すると、コードブックのページ数は現在の11倍になってしまいます。

>例えば、Cコードの場合、EやGなどがルート音になることがありますが、分数コードのルート音は3度か5度がなるみたいに決まっているのでしょうか?
上の説明のとおり、決まっていません。分数コードは、一つのコードについて常に11種類があります。

>というかCコードのルート音がEやGになる場合、元々EとGはCコードに含まれているのにルート音になる意味があるのでしょうか?

Cコードの場合のルート音は常に「C音」です、というより、ルート音がC音であるコードを「C」と呼び、ルート音がEであれば、そのコードは「E」と呼びます。ルート音が「G音」であるコードは「G」と呼びます。コードネームというのは、ある音階の中のある音を大文字で表し、これをルート音として、その上に奇数番目の音を積むという約束になっています。したがってルート音が最低音になるのが原型です。
Cコードであれば、「C音」が最低音の位置、これを「根音位置」と呼びます。「ルート」というのは「根」のことです。この原型以外の形、すなわちCコードのときにE音やG音が最低音になる場合は、「C/E」、「C/G」と表記するのです。コードというのは最低音が何であるかは非常に重要で、最低音が何であるかによって響きが大きく変わります。これは最低音から発せられる倍音によるもので、単音の「C音」を鳴らしたときに、実は倍音として「G音」「E音」も発生していて、「C音」一ヶ鳴らしただけと思っていても、実はすでに「Cコード」が鳴っているのです。したがって、最低音がC音のときにその上にE音とG音を乗せるととても溶け合う安定した響きとなります。しかし、同じCコードでも最低音がG音だと、倍音としてD音、B音が強く鳴るので、この上にC音、E音を乗せて「Cコード」としても、ある種の「濁り感」が出るのです。同じようにE音を鳴らすと、「B音」「G#音」が倍音として発生するので、人為的にG音C音を乗せて「Cコード」としても、また別の濁り感が生じます。このように同じCコードでも最低音によって色彩感が違うので、あえて最低音を指定する場合があるということです。クラシック音楽では、特にこのことにこだわりまして、終始の直前のCコードは、「C/G」としておいて、最終最後の和音は「C/C」として完全な安定感を持たせる。また、その後に第二楽章があるときには、最終の和音は「C/E」として、「まだ続くよ!」適な不安定さを漂わすということを演出します。

>また、C on Bだと、C7と全く同じ構成音ですよね?
C on BはCM7コードと構成音はまったく同じですが、両者はまったく別のコードです。偶然に構成音が同じであるだけです。Am7とC6が同じコードだといっているのと同じで、構成音が偶然同じというだけで、両者はまったく別のコードで、響きが違います。しかし、「Am7/C」と「C6」なら、両者はまったく同じコードです。「C6/A」と「Am7」もまったく同じコードです。最低音と上に乗ったコードの構成音が同じなので、まったく同じ響きがします。

>テンションとしてBを付加する場合と、ルート音としてBを付加する場合はそれぞれどういう意図があるのでしょうか?

両者の響きは全然違いますよ。響きが全然違うので、欲しい響きを選んでいるのです。
「テンション」とはオクターブを上に超えて付加された音のことで、低い方に付加してもテンションとは言いません。Cコードに対するB音はどこにあってもテンションとは言いません。テンションとは文字通り「緊張を伴う音」のことで、ルートから奇数番目の音を積み重ねて九番目を超えた音をテンションと呼びます。低音にテンション音を持ってきた場合は、濁るだけで美しく響きません。同じ短二度でも、高いところで鳴らすとキレイですが、低いところで鳴らすとどす黒く濁った響きがします。これは絶対的な周波数の差によるものです。分数コードは、分数コードであり、構成音だけを見るとCM7と同じであったりしますが、それは偶然と見るべきで、分数コード表記であえて最低音を示しているのは、最低音がメロディックな動きをしているときとか、不安定な響きを狙っているという意図があるときです。「CM7」と「C/B」はまったく別のコードであると理解しなければいけません。構成音は偶然同じでありますが、響き・役目・狙いがまったく違います。

ギター奏者が「C」コードを鳴らしているときに、ベースマンが「E」音を鳴らしている場合は、バンドサウンドとしては「C/E」です。ギター奏者が「C/C」、「C/G」、「C/E」のどれを鳴らしていても、ベースマンが「E」音を鳴らしている限り、バンドサウンドとしては「C/E」ということになります。したがって、ギター奏者は「C/C」、「C/G」、「C/E」のどれを鳴らしても一緒なので、一番易しいのを選べば良いのです。しかし、バンドにベースマンが居ないのであれば、「C/E」であれば、第六弦の開放弦も鳴らして、最低音をE音にします。「C/G」なら第六弦の第三フレットを押さえ、「C」(C/C)なら第六弦をX(ミュート)して鳴らさないようにします。
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コードの最低音が、スケール以外の音になることは、よくあると思います。


テンションコード サスペンションコード オルタードテンションコードETC

特にギターでは、ジャズ、フュージョンなどやってる方が詳しいと思います。

Eの音がコードの最低音になることはよくあります。でも、ルート(根音)は、Cです。
最低音がルート(根音)になるわけではありません。
ルート(根音)とは、その和音の持つスケールの一番目の音のことです。

特にアンサンブルでピアノ、ベースがいる場合、最低音にルート(根音)を持ってくることはほとんどないと思います。

Cで、ベースがEの音を引いているときでもギターのコードの最低音がEになってしまうことは、ままあります。
スコアに指定があれば当然ですが、何もないメモ程度の譜面で演奏するときは、音がぶつかることは結構あります。
間違いではありませんが、誰かが舌打ちをします。誰がするかは、そのグループの力関係になります。

おなじEの音でも8ve以上のインターバルが取れてればローインターバルリミットってやつにも引っかかりませんが、(と、思ったけど?)
ピッチがずれてると、かなり気持ち悪いです。
もし、ギターの知り合いの方がいるようでしたらそこら辺のことはよくご存知だと思います。

この辺になると、友人の信頼できるギタリストからの受け売りですので、記憶違いがあったらごめんなさい。

最初に言った通り分数コードは、通り一遍の調和した響きを緊張感がある、それでいてちょっぴりオシャレなひびきにかえて、退屈さをなくすという目的もあります。

ですから、ベースがEでギターが 最低音がEのCトライアドをひきピアノがCM7をベタでひいても
それはそれで、ありです。

ちなみに、舌打ちをするのはどうやら私が一番多いようです。

参考になったでしょうか???
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前回の回答の補足です。


ルート音(根音)と最低音は違います。ベースに何の音を持ってきてもCの和音のルートはCです。

C,E,G の転回系は基本、二つあります。G,C,E と E.G,Cです。

このとき、最低音は、GとEになりますが、ルート音になるわけではありません。

ですから、ConEとしたときにE G Cという転回をするとコードの最低音とベース音がおなじになって特別に意味がある以外は面白くありません。

この場合でも、ルート音は C です。

オンコードの最低音はスケール上の音か?という疑問はちょっとよく理解できないのですが、
最低音とルート音の違いで理解してもらえるのでは?
     
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この回答へのお礼

すみません。
オンコードのルート音はスケールの音以外もなることはありますか?ということです。

あと例えばベースギターがEの音を出してるときにギターでC/Eみたいなことはありますか?

お礼日時:2013/01/22 20:43

結論から言うとやってはいけないということは何もありません。


結果がよいか悪いかだけです。

特に何度という制約はないはずです。
只、その和音のスケール上使うとよくない音があります(アボイドノート)

例えば、CのときベースをEにするにはそれなりの意味があると思います。
その次に来るコード、終止形の流れ、あとは上部和音とのインターバル。などがあります。
ご自分でサウンドを確かめてみると良いと思います。

ConBはたぶん勘違いだと思いますが、C7にはなりません。
Bではなく、B-(Bフラット)です。
ご存知でしたらごめんなさい、Bの場合はCmaj7で、B-の場合は、サブドミナントのドミナントということになります。

多分もうわかりきってることだとおもいますがちょっと・・・。

分数コードには、大雑把に言って二種類あります。

1 上も下も和音のもの。この場合、オンベースの指定はありません。(アッパーストラクチャートライアド)

代わりに両方ともトライアドのしるしの三角がついてます(ついてないときもあります)

2 最低音を指定したもの。この場合 オンベース、オンなどがついてます。

最近では、ハイブリットコードなんてやつもあってこの場合(C7/DM7)みたいに"/"を使うようです。

最低音にベースを指定する一番一般的なのは、ペダル音としてです。

C-Am7-Dm7-G7-C G7のときのCがサスペンドな雰囲気を出します。  

この時、ベースは、Cということになります。

分数コードの目的は、緊張感をより際立たせ、自由なプレイの幅を広げることができます。
時に、サスペンションとして使ううばあいもあります。

後は、その曲にコードを付ける時あなたがどういうイメージを持たせるかです。

和音の転回系。テンションコードの持つ意味。コードをたてに見ないで横の流れを重視すること。
そして、主旋律とどう絡むか、アドリブ奏者、アンサンブルとの兼ね合い。

それを決めるのは、あなたの感性と耳と、どれだけいろいろな音楽を聴いているかです。

音は全て何らかの関わりを持っているのでとても私には説明し切れません

あまりにも簡単で、答えになっているかどうか分かりませんが、参考になればと思って回答しました。

つまらないかもしれませんが、一般の和声学の本を読んでみるか、フュージョンのプレイヤーがよく把握してると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
しかしオンコードのルート音もスケール上の音ですよね?

お礼日時:2013/01/22 16:42

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