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 日本語を勉強中の中国人です。下記の文に理解できないところがあります。恐れ入りますが、教えていただけないでしょうか。

『もうひとつ、環境要素の根元とされてきた「地水火風」からそれを確認してみよう。要素とはもともと、ほかの要素にはとって代わることのできない、しかもそれ以上分解しようのない性格をもつものである。』

 「ほかの要素にはとって代わることのできない」という部分の意味は「要素がほかの要素にとって代わることができない」でしょうか。それとも「ほかの要素が要素にとって代わることができない」という意味なのでしょうか。「には」の「に」は受け身の「に」なのか、「~が~にとって代わる」という構造中の「に」なのかよくわかりません。なんとなく受け身の「に」のような感じがしますが、受け身の「に」だと「にはとって代わられることのできない」になるでしょう。

 また、質問文に不自然な表現がございましら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

「要素とはもともと、ほかの要素にはとって代わることのできない」という文には2通りの解釈ができるのではないか、そういう疑問をお持ちになったということですね。


前に出てくる「要素」をA、後の方の「ほかの要素」をB等とすると、
・Aの代わりにB等を使うことが出来ないという解釈
・逆にB等の代わりにAを使うことが出来ないという解釈

この文章では、前者、Aの代わりにB等を使うことが出来ないという意味で使われていると考えられます。「地水火風」という要素は、ほかの要素で置き換えることが出来ないという意味です。
筆者は、「地水火風」という要素は根源的な環境要素であって、それ以上分解しようがないと主張しています。そのような文章の中で、わざわざ後者の意味、他の要素等の代わりに使うことが出来ないことに触れる必要はなく、「地水火風」という要素が他の要素で置き換えることができないとの主張と解釈した方が自然です。

この文の「には」の用法は、「彼には論証できなかった」という文と同じで、後に続く述語の主体を示しているものと考えられます。

なお、ご質問の文章の中で特に不自然と感じられる表現はありませんでした。日本人以上に、日本語の文章に対して繊細な感覚をお持ちであると思います。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。本当に二通りとられますね。理解できるようになりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/05 20:22

#3です。



今、#1さんへの補足欄を見たのですが、わたしの回答を訂正させていただきます。
申し訳ありません。
#2さんが先にご指摘になっておられますが、
『わざわざ後者の意味、他の要素等の代わりに使うことが出来ないことに触れる必要はなく、「地水火風」という要素が他の要素で置き換えることができないとの主張と解釈した方が自然です。』
という解釈が簡潔で適確です。
「ほかの要素には代わることのできない~」という文であれば2つの解釈が可能になるのですが、わたしの大いなる勘違いでした。
「とってかわる=入れ代わる」という辞書説明を単純に当てはめてしまったわけで、お恥ずかしい次第です。
  
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。了解いたしました。お気になさらないでください。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/05 20:39

回答1の補足も読みましたが、作者には日本語力がありません。

悪文というか、馬鹿が書いた日本語です。
出版社が日本語を手直ししていないのでしょうね。
質問者は著者と出版社を提示されるべきです。誰かのホームページからの引用ですか。

意味がないのですよ。ダメな日本語の意味を質問サイトで議論しても。気違い博士のダメ論文の辻褄合わせにいくら骨を折ってもくたびれ儲けです。
質問者の日本語力は相当なものですが、この著作物の日本語が悪文だと分からないようではやはり外国人の日本語力なのです。

仮に、本題を校正して次の文に仕上がったとします。
『要素とは、他の要素に取って代わる事の出来ないもの』
「しかしどうでしょう。」論理的に馬鹿な人の日本語ですね。「しかしどうでしょう。」外国人は翻訳作業という再構築の過程で、原文の論理構造の間違いに気がつけないかも知れませんね。原文は、「馬鹿」な人が馬鹿な思考を日本語にした「悪文」ですね。救済不能です。
いいですか。

『要素が他の要素に取って代わる』とはどういう事?それを出来ないのが要素の定義?
質問者の考えるように、他の要素がその要素に取って代わる事が出来ない、のですよ。
原文はそういう論理の分からないインテリが書いた文だから直せません。
循環定義にはなりますが、要素とは、他の要素がそれに取って代わる事のできないものです。他の要素「には」という助詞の使い方は感情論者の証拠です。これまで回答者さんの結論の方が常識的なのですが、おそらく原文の「には」は「とって」の意味なのです。とって取って代わるなのです。馬鹿なインテリの悪文を読んでも混乱するばかりです。悪影響のみです。

日本人のインテリより中国人の投稿者の方が思考力も日本語力もあるという事実です。しかし、そんな貴女も、インテリ日本人の悪文を読み続ければ同じ経験に晒された日本人のように思考力が低下して悪文の原作者の同類に行き着きますよ。

原文はダメな日本語だと日本人の誰かが教えてやらなければ、「こういった」悪文を書く日本人を保護しているだけで、中国人の学習者を助けている事「には」なりません。


学習者の語彙力向上のためにも斬新な賛辞を披露したいのでしょうが「稀有の出来事です」はいずれの国の言葉に翻訳しても失礼な表現になりますよね。前衛を教えない方が無難に思います。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/05 20:37

ご質問は例題自体に不自然さがあります


要素とは・・・で他のものに変えられないと言いながら、ここで要素 という言葉で表現しています
とすれば、要素が「要素と称するもの・・・」に代役を頼めるならば文章の意味から、それ自体が要素でなくなります。 だから設問の文章が変だと考えられます
しかも・・・なんて矛盾した文章と考えます

ただ単純に ・・とってかわることのできない の、・・とって・・は、はずしてとりかえる意味です
から 文字通り取り替えることができない の意味です

とても上手になめらかな、日本語の文章にできています
・・・が の を に へ と より から で や・・・ などの文字が作る意味合いは、この言葉の前に主体となる、つまり主人公の言葉が必ず付きます。そして目的を的確に示し、表すための文字です
 外国の方たちの言葉で、 日本語での話し言葉や文章で正確さが欠けるとすれば、この・・ が の を・・・の使い分けだけと感じます
日中友好に一人ずつでも お役にたちましょう
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。がんばります。

お礼日時:2013/02/05 20:28

「ほかの要素にはとって代わることのできない」は、「には」の解釈のしかたによって意味が異なります。


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …
の辞書を参照してみましょう。まず、
[1]時・場所・対象、比較の基準など、格助詞「に」で示されるものに、特にとりたてる気持ちを表す係助詞「は」の意味が加えられる。
という用法に解釈することができます。
この解釈の場合は、「今度の旅行には行きません」という例と同様で、
「要素がほかの要素にとって代わることができない」という意味になります。
一方、
[5]「…にとっては」の意を表す。
という用法に解釈することもできます。
この場合は、「ぼくには、ぼくの考えがある」という例と同様で、
「ほかの要素が要素にとって代わることができない」という意味になります。
「ほかの要素にとっては、とって代わることのできない」という内容。

前後の脈絡からすると、
「要素とは、ほかの要素とは入れ代わることができない~」という意味で、前者の解釈のほうが自然だと個人的には思います。
後者の場合は、「ほかの要素」がやや目立ちすぎる印象があります。
因みに、「とってかわる」は自動詞でしょうから受身形には(たぶんですが)ならないと思います。
今回の日本語は、難しい構文にも拘わらず、非の打ち所がありません。
稀有の出来事でしょう。
   
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/05 20:24

「ほかの要素にはとって代わることのできない」をもう少し分かりやすい言葉にすると、「要素は他の要素に代えることができない」という意味になります。



要素がA、他の要素がBとすると、「AはBに代えることはできない」という意味になります。
そこから考えると「要素がほかの要素にとって代わることができない」が正解だと思います。

ここでの「には」は、単純に「AはBにはなれない」の「には」です。
「AはBにはとって代わることができない」という聞き慣れない言葉になっているから分かりづらいだけでしょう。

ご参考まで。

この回答への補足

No.1さんの補足欄をお借りして後文を補足させていただきます。別途お礼をさせていただきます。「しかしそれらの要素がからみ合いまじり合って有機的な全体を構成しているのだ。西欧の哲学ではそれぞれの要素を独立して克明に分析することに真剣だが、それらの関係を説くことはどちらかというと薄い。」

補足日時:2013/02/04 17:37
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/02/05 20:19

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