失礼します。どなたかヤスパースの『哲学入門』を読んだことがあるかたはいらっしゃいませんか。自分はいま読み進めているところなのですが、第3講の「包括者」で苦戦してます。著者自身、第3講の冒頭において、「包括者の思想を語ることは難しいけれど、簡単な形式としてだけでも知っておくべきだと思うから、いまここで説明をはじめるよ」というニュアンスの文を置き、この思想の難しさを示唆していると思います。そういうわけで、理解はせずとも、せめてこの第3講の結論部(とその結論部の根拠となる部分)だけでもつかみたいと思うのですが、どなたかご自身の解釈をお教えいただけませんか。(ヤスパースは包括者の思想についての説明をしているだけにすぎないので、結論なんぞはないという解釈も受け入れる所存であります。)
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- 回答日時:
結論部
P54 終わり4行目の
「じつは虚偽であったところの~自由の空間となるのです」
その根拠の部分
P50 後ろから4行目
「形而上学を通じて~理解するのであります」
悟性を使う。
つまりは哲学をすることで悟りを得るということに対しての全般的説明が第3講の「包括者」です。
悟りを得る前の状態と得た時はどう変わるかなど、具体的に示してあるのですが
自分の悟性を掴めない状態のときに、この話しを聴けばきっと「何のことやら?」だと思います。
具体的でありながら、ざっくりとした説明に留まっているので
ヤスパースがどこまで悟っていたかは分かりませんが、悟りを得ていたのは間違いない所ですね。
すべてを包括できた者としてネーミングを付けたんでしょうね。
仏教が広まってる日本では、別のネーミングだと伝わりやすいと思います。
ヤスパースは今まで読んだことがなかったのですが、おかげ様で興味を持ちました。
ありがとうございます!
なんとコトやらという気持ちで、もやもやしながら読んでおりました。
とても参考になりました。
実は、一講ごとに1000字の要約文をつくるという課題が出されましたので、これから2ヵ月ほどかけながら、じっくりと第十二講まで読み進めていきたいと思っています。ヤスパースが何をいいたいのかわからなくなって、道に迷ったときに、またアドバイスを下さるとたすかります。
ありがとうございました。
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