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医療機器業界の生産工場で勤務されている方、または、ご存知の方、また専門家の方へお聞きしたいことがあります。
X線等の医療機器を製造している工場ではフィルムバッチを付けると聞いたことがあります。
また、研究に携わっている人も実験や試験の時はフィルムバッチを付けると聞きました。

と、いうことは、多少なりとも放射線を浴びるということなのでしょうか?
あれは、累積線量を把握するものなんでしょうか?
それとも万が一に備えて、付けているのでしょうか?
詳しく教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

厚生労働省が放射線関連の産業を支援、監督する面で


「国民が自然界含め、被曝の許容範囲を数値的に考えて
仕事で被曝する部分は職場の労働安全縛りで開示させる」
ために、放射線管理施設、区画にいる個人の累積計測をします。

放射線管理施設、区画は放射線を出して使うための場所ですが、
光線や高熱の洩れるのと違い、エネルギー源から体感できる
物でないので、予め認可を受けた使い方に加えて
立ち入る個人の被曝累積線量を実測する義務があります。

X線な画像診断撮影の機器なら、試運転など放射線を発振させる場合
病院同様に区画規定した上で、勤務者の個人管理と思います。
(画像テストでは、吸収率が明らかな試料を撮影します)

患者体内に入れて画像で計るとか、がん撃退するアイソトープ材料なら、
寿命の早さや形状に関わらず放射線源なので
指定区画な勤務者の個人管理は、明らかに厳格です。

治療や画像診断を受ける患者は治療計画で線量が判るか、
放射線技師が診断撮影ごとに規程線量に収める責任を持ちます。

フィルムバッジ計測管理サービスを行う事業者の
ホームページ(編集が古く閲覧しにくい箇所もあります)
産業科学
http://www.sangyo-kagaku.co.jp/hibakusokutei.htm
医療実務の放射線技師向けが多いと思われる

千代田テクノル
http://www.c-technol.co.jp/detail_pages/0223film …
研究室、発電大規模事業所向けと思われる

ガラスバッジ、TLDバッジの日本語説明(千代田テクノル)
http://www.c-technol.co.jp/detail_pages2/0361gla …

追伸、電磁誘導エネルギーの被曝基準値とかがほぼ無い無線技士や
(例えば携帯電話端末なら使う人影響は厳しさが
あるが、基地局装置生産や設置維持では一応不問。
計測機器まで閉回路で試運転なら感電しない事情はあるが)
より良いです
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この回答へのお礼

詳細に教えて下さって本当にありがとうございました。大変参考になりました。深く感謝申し上げます。

お礼日時:2013/05/24 01:52

X線回折をしていたことがある者です。



フィルムバッジの目的は累積被曝線量を管理するためです。ですから、定期的に現像して数値を調べフィルムを入れ換えます。
ただ、私がやっていた頃は、バッジの管理が好い加減で、実験参加回数が少ない者だと同じバッジを使い回ししたりすることもありました(それでもひっかからなかった)。さすがに今はそんなことしてないと思いますが。

製造現場でも調整等でX線管に通電すればX線が発生し、少ないとはいえ被曝します。通常は鉛ガラスなどで遮蔽はしていると思いますが、ガラスを開ければ漏洩します。ただ、事故がなければ、X線技師やカテーテル医に比べれば遙かに被曝は少ないでしょう。医療用ではまずありえないですが、(軍事用等で)高線量の暴露事故が発生した場合、フィルムバッジは意味ないです。

バッジで引っかかると医師の診断、管理当局への届け出等が必要になり厄介ですよ(ここはちょっとむにゃむにゃ)。
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この回答へのお礼

実際に使用していた体験も含め、教えて下さってありがとうございました。とても参考になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/05/24 01:54

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