電気亜鉛めっきと溶融亜鉛めっきについて、コストや電気亜鉛めっきと溶融亜鉛めっきの使い分け方が解りません。
上記についてご存知の方がいらっしゃいましたら、それぞれのめっき方法の長所・短所と併せて教えていただけるとありがたいです。
めっきに関しては、全くの素人です。常識的な質問かもしれませんがよろしくお願いします。

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A 回答 (1件)

鉄鋼メーカーに勤務する者です。

両者はいずれも鉄板へのメッキが主体ですので、それでもって説明いたしします。

★溶融亜鉛メッキ
言葉どおり、溶融している液体状態の金属亜鉛(融点約430℃)の浴の中に鉄板を浸漬させ、表面張力により鉄板表面に亜鉛を付着させます。
亜鉛の付着量(厚み)はエアーワイピングによる物理的な力でコントロールします。

長所としては、鉄板を亜鉛の融点まで加熱する必要があるため、焼鈍工程とメッキ工程をひとつの設備で同時に行う事ができることが上げられます。また、亜鉛メッキ層の厚みを厚くしたい場合には有利です。
国内の自動車用鋼板に用いられている「合金化溶融亜鉛メッキ」を製造するにも、加熱する必要性から溶融亜鉛メッキがむいています。(もちろんコストの問題もあります。)
現状の用途では、自動車ボディ用の鋼板が最も多く、家電や建材などにも一部使われています。建材などに用いられる、いわゆる「トタン」はこの方法で作られ、「スパングル」という亜鉛の結晶が浮き出すような作り方をしています。

★電気亜鉛メッキ
電気分解の要領で、メッキ液中に存在する亜鉛イオンを金属原子に還元する事で鉄板表面に付着させます。付着量はファラデーの法則に従い、電気量(クーロン量)でコントロールします。
鉄板を加熱しないので、焼鈍ラインとは別に電気メッキラインとして設置する必要があります。このため、溶融亜鉛メッキに比べて、工程コストが余分にかかります。

長所として、溶融亜鉛メッキよりも亜鉛の付着量を薄く、正確にコントロールできることが挙げられます。
また、溶融亜鉛メッキのラインでは製造が難しい熱処理を伴う特殊な鋼板や、溶融亜鉛がはじいてしまうような(亜鉛が濡れない)鋼板に対して、亜鉛を付着させることができることも特徴です。
最近自動車用鋼板で重要視されている、高強度鋼板の一部には、冷延鋼板(メッキしていない板)でしか作れないような(溶融亜鉛メッキでは製造できない)ものがありますが、電気メッキラインを使えば、その冷延鋼板に防錆効果を付与する事ができます。

主な用途としては、家電用の鉄板が多いです。開発当初は自動車用の鋼板も多かったですが、最近では自動車用は溶融亜鉛メッキが主流です。

参考URL:http://www.nc-net.or.jp/kouza/iron/04.html
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。参考URLも非常に詳しく書かれていてとても助かりました。

お礼日時:2004/04/02 23:18

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素人で的外れな質問ですみません。よろしくお願いします。

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 電気亜鉛めっきでは、溶融亜鉛めっきより非常にメッキ厚が薄いです
 でも鋼板の表面に亜鉛をメッキするので、地金は見えません直接亜鉛の色が見えます
 素人では同じに見える位差が無い
 実際は鍍金厚が違うので、微妙に差がでます

 

参考URL:http://www.aen-mekki.or.jp/Qa/Q&Alist.htm

Q溶融亜鉛めっきについて

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どうしても体験してみたいというなら別ですが、見てみたい程度ならドブ付け屋さんは各地にありますので工場見学させてもらうのはいかがでしょうか。
とりあえず作業工程をWEB上で公開しているサイトを紹介しておきます。

参考URL:http://www.yamato-galva.co.jp/

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 kasaguranding さんありがとうございます。先を越されてしまいました。

 硫酸亜鉛鍍金は,現在手がけています塩基性炭酸塩を使った物に比べ,個人的に短時間できれいにできた経験がありません。
 一時話がそれますが,同じ条件でアルミナを抜いて試されてはと思います。
 硫酸亜鉛では鍍金面の表面処理をしっかりしないと,鍍金面のムラが目立ちました。均一電着性は,電流効率が良過ぎると,悪くなるようです。尚,当方は工業的実験ではなく,実験室環境の話であることを付記します。
 余談ですが,塩基性炭酸塩を使った場合,僅かな手脂や銅酸化物の除去が見られ,楽をしています。

 kasaguranding さんのお話しは,こちらの机上の空論では やはり,錯体がらみと思います。下記URLの光沢剤も錯体を安定させそうなものばかりのようです。
[Zn(H2O)2 (OH)2]→[Zn(OH)4]2-
 または,
[Zn (OH)3 (OH2)3]2- & [Zn (OH)4 (OH2)2]2-
というように,塩基性炭酸塩ではジヒドロキソテトラアコ錯体よりは,テトラヒドロキソジアコ錯体がより形成されるような環境で鍍金が高速・堅牢・均等に形成されます(ビンボなので,未だに浴を一晩寝かせます)。

 光沢剤で解決しない場合は,前回ご紹介した論文など,錯体面から試されてはと思います。 

 ついでながら,亜鉛は結晶性が他の金属と異なり,また,容易に酸化被膜を作ります。こんなところも禍っているような気がします。酸化被膜は塩基性環境か,硫酸を使わず,還元剤添加で可能でしょう。近年千葉K高のN先生が,安価で高効率な燃料電池を開発しましたが(200円で,5万円の製品より高効率&長寿命。資料はあちこちに出回っています。),ステンレス網をビタミンCで還元しながらパラジウム鍍金したことが成因です。

 尚,光沢剤については下記URLや,kasaguranding さんのお話しにあった,「ジンケート浴 亜鉛」で検索されていかがでしょうか。

参考URL:http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kagaku05/3/3-4-1.htm

 kasaguranding さんありがとうございます。先を越されてしまいました。

 硫酸亜鉛鍍金は,現在手がけています塩基性炭酸塩を使った物に比べ,個人的に短時間できれいにできた経験がありません。
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亜鉛+アルミナ溶液でめっきをしているんですが、めっきの効率があまりよろしい結果になりません。おそらくアルミナに含まれる水酸化物の影響だと思うのですが、水酸化物があるとめっきの密着性や析出速度は低下するものなんでしょうか?もしそうだとしたらなぜそのようなことが起こるんでしょうか?よろしくお願いします。

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 ずぶの素人ですが,あまりお答えがないので,私の勉強がてら,横車出します。
>亜鉛+アルミナ溶液でめっきをしているんですが、
 アルミナ粉体の共析による分散メッキでしょうか。
 それは,無電解メッキでしょうか。電解メッキでしょうか。作業環境をもう少しお教えください。

>おそらくアルミナに含まれる水酸化物の影響だと思うのですが、水酸化物があるとめっきの密着性や析出速度は低下するものなんでしょうか?
 亜鉛のカリウム錯体で電解メッキする限りでは,速いし堅牢です。メッキ面の清浄処理も,だいぶ省けます。
---- 引 用 ---
塩化亜鉛水和物溶融体のZn周囲の配位構造の変化が固体との共存により顕著にみられることを見いだした。アルミナ粉体との共存により、高く錯体構造を有する亜鉛イオンの構造性が低下し、電気伝導度の活性化エネルギーは低下した。

 と,以下に紹介する文献のサマリにありました。塩化亜鉛など,酸性環境でメッキされていらっしゃる場合,
以下のHPの, da126 ma048 の文献をご参照頂いて,いかがでしょうか。
 登録すれば,PDFを頂けるようです。

 うまくいきましたら,お教えください。

参考URL:http://cx2.scitec.kobe-u.ac.jp/pub/article_j.html

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Q亜鉛めっき鋼板について

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これらは共に「電気亜鉛めっき鋼板」を指しているのでしょうか。これら名前の使い方はどうするのが正しいのでしょう。あるいは実際にどう使い分けれられているのでしょうか。

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製造、用途などが解説してあります。


http://www.geocities.jp/nsfellowscorp/EG.htm


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