これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

サッカーには天皇杯があり、国技である相撲には天皇賜杯があり、ギャンブルである競馬にも天皇賞や高松宮記念と皇族の名を冠した賞や大会があります。

しかし準国技であるプロ野球にはなぜか天皇の名を冠した賞や大会がありません
天覧試合も過去に1度あっただけです
なぜ野球には天皇は関わらないのでしょうか?

A 回答 (3件)

成り立ちに原因があるのでは?



天皇・皇后杯や各皇族名を冠する賞典については、概ねアマチュアスポーツであること、そして”国家事業”であることが上げられます。このうち、実業団スポーツや小学校から大学まで含めた各学年ごとの全国大会での天皇杯・皇后杯などは前者、一方大相撲や競馬・競輪などの公営競技については後者に該当します。
※相撲は特にプロの大相撲も国体や高校総体などのアマチュア相撲も、頻繁に天皇皇后両陛下を始め、各皇族が観覧(台覧試合)します。国技である以上に相撲という競技そのものが、かつて戦前までは心身鍛練を名目にした訓練の1科目でもあり、また日本人の強さの象徴として国威発揚の意味も込められていたため。同様に、日本の武道系競技には多く天皇杯・皇族名の賞典が設定されています。特にこの11/3文化の日に行われた全日本剣道選手権、これが少々特殊で。天皇盃が設定されていますが、授与されるのは”男子優勝者”のみ。元々この大会の出場者は男子限定なのでそんな指定をする必要もないのですが。

一方プロ野球はといえば、チームとして発足した巨人や大阪(現阪神)、名古屋(現中日)、東京セネタース、名古屋金鯱、阪急、大東京の7チーム自体が、公的な組織ではない純粋な(企業系ではあるが)プロチームとして発足し、その中で日本プロ野球機構の前身、日本職業野球連盟が発足しました。成り立ちから黎明期、国家事業もアマチュアイズムもない、純プロ組織として生まれた経緯があります。よって、(明確な対一般国民向け事業ではないため)これまで天覧試合を挙行しづらかったとも言えます。

そもそもかの巨人vs阪神の昭和天皇・香淳皇后(当時はその名乗りはなく単に天皇皇后両陛下)による天覧試合も、他の天覧試合や天皇杯のあるスポーツとは意味合いが全く違い、言い方は悪いですが”客寄せパンダ”として呼ばれて観戦しただけ。それも、巨人の総帥正力松太郎と、パリーグの大映永田”ラッパ”雅一の双方が相手リーグに知られぬよう秘密裏に宮内庁に工作をかけ、結果として正力側の勝利に終わった、というものです。

そもそも、日本でプロ野球は準国技ではありません。国民的競技ではありますが、国家的競技というなら大相撲とプロ野球の間にはかなり様々なスポーツ競技が割って入ることでしょう(その多くはアマチュア競技。国技=プロである必要はありませんから)。その辺りは、当初からプロスポーツに徹したプロ野球としては、評価が大きく分かれるかも知れませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2013/11/05 20:32

azuki-7 さん,こんにちは。



天皇賜杯ありますよ。軟式野球ですけどね。
どちらかというと,高松宮賜杯のほうが有名ですが。

参考URL:http://jsbb.or.jp/tournaments
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2013/11/05 20:32

東京六大学野球の優勝チームに天皇杯が与えられます。


野球の場合は、戦前から戦後数年くらいまでの間は、大学野球が中心的な存在でした。戦前から「摂政杯」が六大学野球の優勝チームに与えられていたのを引き継いで、「天皇杯」もここに与えられました。
その後、六大学野球とは全く別組織であるプロ野球の存在が徐々に大きくなりますが、「天皇杯は一つの競技について一つしか下賜されない」という原則があることもあり、六大学とは別に杯が与えられることはありませんでした。

サッカーの場合は、天皇杯が与えられた大会が徐々に大きくなって、現在のプロアマ参加による全国大会に発展しましたが、野球は六大学野球が発展してプロ野球ができたわけではないというところに、特殊な経緯があるといえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2013/11/05 20:32

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