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No.3
- 回答日時:
我々の目にする物体は、その表面的な物性を原理的
な要素の相互作用の結果として生じている。
私たちの意識は脳によって可能になっているが、
その脳は、細胞の集合、細胞は分子の集合、という
具合に、原子>素粒子>クォーク>超弦(量子定常波)
と階層現象化のくり返しの結果なのだ。
そしてその量子は、エネルギーの最小単位であり、
また我々の感覚器官の表面でのあらゆる感受の実体
でもある(光=量子そのもの、音=空気分子の振動
(運動量=量子の交換)、味覚・嗅覚=原因分子と感覚
細胞のイオン的相互作用(電磁作用=量子の交換)。
そして、量子相互作用は瞬間作用であり、前後を入れ
換えても等価である事が知られている。
そうした原理的な本質と、我々の因果律的な認識の
間にあるのは、先ほどの階層現象性を表面的に捉える
意識の作用である。
物理的には「物理現象は時間独立である」と言われ、
時間的継続性は必須ではない。
そうした物理現象が原理的に超弦=量子=光速に還元
され、先ほどの「因果の等価」に帰着する、逆に言えば、
認識の不完全性ゆえに原理的本質(光速)まで把握で
きず、階層現象表面的に捉える事による仮想的な非光
速性に依存して、時間の流れは生じていると言える。
原理的な確定=本質的な因果律が存在しない事は、
物理学的な状態Aが、Bに変化する確率は、そのAが
Bになる複数のプロセスの全てを足したものとなる事から、
明らかである(=経路積分)。
それはミクロなレベルの話だけではなく、2本のスリットを
通してその向こうのスクリーンに電子を飛ばした場合、
1個ずつ電子を飛ばしても、その痕跡の集積がスクリーン
に描くのは、2本の帯ではなく、干渉縞模様である事にも
表れている。
即ち、スクリーンに1つずつ消えていく電子が、それ以前
に消えた電子の場所を覚えていて、皆で協力しているか、
1個の電子が2つのスリットをそれぞれ通った可能性同士
が干渉している(確率性が実体)か、である。
存在の原理的本質としての確率的実体の集合において、
そうした確率波動が相殺された上に、存在性=因果律は
成る、即ち、階層現象の表面的定性化=いい加減な認識
によって生じた決定論的な幻想において生じる疑問なのだ。
(存在とは、そこに無いとは分からない事)
唯一の「因果」は、そうした疑問を成立させる無の潜在的
無限不確定性における、自我仮説(時間の流れ=記憶=
過去=超光速)と時空仮説(空間の広がり=予測=未来=
光速下)の相補分化における、自己成立の必要としての
相補性=相補的不確定性(不確定性原理)をベースとした
物理のみであり、その上に成る因果関係は、たとえコップ
が落ちて割れるような不可逆に思える現象も、確率的に
極限的に小さいが逆行し得る。
No.2
- 回答日時:
タイム・パラドックスが出来ません。
例えば親殺しのパラドックスです。
SFでは使い古されたネタなので
色んなオチが生み出されて来たけど、
ご質問の意味に添って考え直すと
まさしく本質的なパラドックスになります。
そこから考えを広げていくと、因果律操作
それ自体が、論理的に破たんしているのでは
ないか、と思い始めたりするのです。

No.1
- 回答日時:
因果律を操作すると言っても、単純に未来に結果を起こすことなら、誰でもできます。
だから、因果律の操作を「結果が原因より先に起こる」、つまり過去へのタイムトラベルのこととしておきます。まず、この宇宙でのことだとします。過去へのタイムトラベルでよく言われるのは、「母親殺しのパラドクス」です。自分が生まれる前の過去に戻って、自分の母親を殺したとします。
すると自分はもう生まれないということになります。すると、母親を殺す自分がいなくなるのですから、母親はことされないことになります。すると、自分は生まれます。すると、自分が存在するのですから、過去に戻って母親を殺すことになります。決して一つの状態に落ち着かないわけです。いわゆる「矛盾」です。
これは、数学的に解析されていて、解なし、つまり数学では解けないことが分かっています。もし、数学ではあり得ないことが、この宇宙では起こらないのだとしたら(どうもその可能性が濃い)、そういうタイムトラベルはできないということになります。
もし現在の数学で解けないことも、現実には起こり得るとしたら、人間には何がどうなっているかは理解できないでしょうね。その可能性は皆無ではなく、そもそも宇宙が人間に理解可能であるとは、保証されてはいません。人間が勝手に「理解不能な矛盾は起こらないはずだ」と思っているだけです。
これと似ているけど、実はタイムトラベルではないものに、平行世界(量子力学の多世界解釈が近い)があります。この世界の過去とよく似た世界があり、そこと行き来できるというものです。それだと、別々の世界ですから、過去に似た別世界で何をしようが、元の自分の世界に影響はありません。
この宇宙が少し違ったものだったら、母親殺しのパラドクスなどが決して起こらず、しかし過去へ自由に行けて、因果律を操作できます。それがどんな宇宙なのかというと、時間がループしている宇宙です。過去へ過去へと行くと、いつのまにか未来になっており、さらに過去に戻ると現在に辿り着くような宇宙です(不完全性定理で有名なゲーデルが数学モデルとして作ったゲーデルの宇宙は、そのような宇宙)。
そういう世界では、宇宙のあらゆるところの全歴史が全て決定済みで、決まったことしか起こりません。ある結果の因果関係を、その原因へ、さらにその原因の原因へと辿っていくと、その結果自身に辿り着くからです。すべてのことが絡み合っているわけですね。
そういう宇宙なら、過去へのタイムトラベルも決定済みになります。母親殺しのパラドクスのような矛盾を起こすことは一切できません。できないからこそ、過去に戻れるわけです。ただ、過去を改変しても、現在が変わったりはしません。その現在は、過去をいじった結果であることが、予め織り込み済みなのです。
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