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花子とアンを観ていての疑問。

東洋英和女学校に給費生として編入していましたよね?
当時の事情にまったく詳しくないのですが、ドラマのようにお父さんが頼み込んだりすれば給費生として入学できるものだったんですか?

勉強についていけず退学となった生徒がいたといってたように、編入のハードルは低いということですか?

gooドクター

A 回答 (2件)

まず、私立校への入学は、今に比べたら、遥かに簡単でした。

戦前くらいまではそうでしたよ。で、安東はなは、実際に村の学校で成績が優秀だったという設定にもなっていますし、ドラマをずっと見ていると、校長が生徒本人のみならず、保護者の資質を見抜く才能に長けているようなので、入学を許可したのでしょう。

そもそも、高度成長期時代以降に比べると、当時の人々は全般的には教育熱心ではなかったし、女子教育ならなおさらです。貧しい人は、子供を私立校に入れようという発想自体が希薄で(朝市なんて、進学を親に反対されていた)、一方でお金持ちは、全国民の中では一握りの数しかいなかったので、競争が今ほどには激しくなったのです。

また、金持ちは、たしなみとして、いい家庭教育を受けていたので、コネで入ったとしても、本当に優秀だったりしたのです。つまり、「誰それの姪だからバカだけど入れてやろう」という感じよりも、実際に、誰それの姪なら、その誰それと似た環境でのお育ちの良さがありがちだったのです。

いずれにしても、おとうのように、何年後、あるいは何世代後に実るとも実らないとも知れぬ教育のために、今から投資する価値があると考える庶民は少なかったはずです。みな、今日食べるおまんまのことで頭がいっぱいでした。でも、おとうは、持ち前の情熱や妄想力に加えて、行商を通じて見聞を広めていたし、給費制の情報も行商を通じて得たのでしょう。ひるがえって、村の人々は、文字も読めないので、あのおばちゃんの口コミを鵜呑みにするしかなく、あの村から抜け出そうとも思わないし、かといって農業のあり方を改善するのも諦めています(ドラマではね)。

ただ、史実では、花子の父が妻側の親戚と折り合いが悪く、一家で東京に移り住んでいたようでしたし、もともと敬虔なクリスチャンだった父の影響で、花子も洗礼を受けていました。その関係もあって編入がスムーズだったのかもしれません。つまり、熱心に通っていた教会の推薦があったでしょうから。もちろん、その教会も幼い花子の賢さと熱意を見抜いていたのでしょうけれど。

ドラマでも、はなにとっては、気がついたら学校に入っていたという感じでしたが、それに至るには、おとうがそうとう熱心に、熱意と知識をかき集め、あの独特な説得力で学校に掛け合ったと想像できます。修和での初シーンには、なんとなくそんな経緯をうかがわせるセリフもありましたよね。

ちなみに、今でこそ、有名校は入るのが困難だという印象が日本ではありますが、本来、教育というものは、受け入れには寛容な代わりに、さぼっていると落第や退学が待っているものでした。そして、頑張って付いていく子には、優れた教育を施してくれるのです。今も海外の有名校は、そういうところが多いですよ。

参考URL:http://www5b.biglobe.ne.jp/~michimar/an/04.html
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この回答へのお礼

すごく詳しく勉強になりました!

「高度成長期時代以降に比べると、当時の人々は全般的には教育熱心ではなかったし、女子教育ならなおさらです。貧しい人は、子供を私立校に入れようという発想自体が希薄」なるほど。。

ずいぶん簡単にいい学校に入れるなと違和感があったんですが、読んでいてなるほどです。

ドラマみる上でこういうこと知っててみるといいですね。

お礼日時:2014/05/23 04:05

入学のハードルは、たとえば戦前戦後なんかは


今は有名な大学でも私立なんかは無試験で入れたのですよ。

入って勉強を維持できるだけの経済力や家柄、意志が重視されたのでは

また旧制高校から、帝国大学へも、学部などによっては
まったく無試験で入れるものもありました。


実際のモデルになった村岡花子さんも、給費性として東洋英和女学校に入学していますが
父親の思想、教育の背景には、キリスト教への信仰があります。
女学校への編入も、その信仰の伝手があったからこそです。
やはり口利きもなく連れて行って入れる、とは限りません。

クリスチャンの学校は宗教的背景から、救済の博愛精神や
布教目的の教育、ということもありますから
給費生を受け入れているのでしょう。

ミッションスクールのミッションはミッションボード(伝道局)
から来ています。
婦女子の教育や、信仰を伝え信徒を増やすことが目的ですから
広い層から入学されることはメリットがあったのでは。
価値観や宗教は幼少期を育てる母親から伝わりやすいですし。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。
「ミッションスクールのミッションはミッションボード(伝道局)から来ています。
婦女子の教育や、信仰を伝え信徒を増やすことが目的ですから
広い層から入学されることはメリットがあったのでは。
価値観や宗教は幼少期を育てる母親から伝わりやすいですし。」
なるほど~。クリスチャンというのもポイントですね。

お礼日時:2014/05/23 04:06

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