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この前、箱に納まった20cmフルレンジスピーカーを下取りにだし、
別のユニットを購入しました。
売る時に箱を開けられ、ユニットを確認されたときに、
初めて「フェライト磁石」と知りました。

私は購入するときに「どこのメーカーかわからないけど、アルニコ磁石だよ」っと
説明を受けました。「おそらく1950年くらいのユニット」っということも言われました。
音はとても良かったので、ユニットを確認せずに店員さんを信用して購入しました。

しかし、フェライト磁石のユニットだったのと、どこのメーカーなのか読み取れず、
ユニット自体にはまったく値段がつかなかったです。
ここまでは愚痴ですが、本題に入ります。

JBLでは、アルニコのモデルとフェライトのモデルでは、中古価格も大きく違うと思うのです。
Yamahaのns-451のようにアルニコ磁石のユニットなのに、数千円でうられているものもあります。
私が初めて購入したスピーカー、sx-500dolcceもアルニコ磁石だったと思いますが、
中古では結構安いです。

ぶっちゃけ、アルニコとフェライトに音の差はあるのでしょうか。
もし音の差はないのに、アルニコの値段が高いとしたら、
それは骨董品的価値のようなものでしょうか。

あと、マグネットにはどのような種類があり、どんな特徴なのかも教えていただきたいです。
「ネオジウム」「コバルト」「パーメンジュール」なんて言葉は聴いたことがありますが、
磁石によって、どのような音の違いがでるのでしょうか。
今後の参考にしたいと思っております

A 回答 (8件)

再び iBook-2001です♪



補足から、パーメンジュールに付いて、、との事ですから、完結に。。。

そもそも、「パーメンジュール」とは、磁力を保持している磁石(マグネット)では在りません。
特殊な合金で加工が難しく、非常に高価になるため、一般用途では使われません。

鉄と同じように磁力に対して強い反応を持ち、この特徴を活かしてヴォイスコイルが収まる磁気ギャプ部にリング状の物を装着させる、という使い方のようです。

放っておけば、磁束は周囲へばらまかれますが、通常はヨーク/ポールピースという形で、コイルの鬱側と外側に磁束を集中させます。

このとき、一般的な磁気回路では純鉄等を用います、パーメンジュールは余りにも加工が難しく、なによりも高価な素材ですから、ヴォイスコイルを挟むように、内外周にリング状に取り付け、磁束の集中効果をより高める、という使い方のようです。

(イケダのカートリッジ、エール音響の一部のユニットなどですね。)

あと、誤解が無いように、マグネット自体が違うと、磁力発生力と反発力に対する反応性、温度や衝撃に依る影響度や様々な部分で微妙に個性が違います。
おそらく、オオザッパでは在りますが、それらの個性が、何らかの理由で音質的な傾向や印象を持たせている可能性は充分にあり得ます。

しかし、とあるマグネットでユニットを造り、より好ましいサウンドに鳴るよう、手間隙をかけて高度にチューニングした場合は、マフネットの特徴も込みでチューニングされている訳で、違うマグネットに変更しただけでは、やはりサウンドとしてズレが出てしまう可能性は十分にありえます。

アルニコから資源入手不足で、一気にフェライトへ変更された当時は、みな「音が変わった」と話題になったようです。

最初からフェライトで設計研究した場合は、文句を言う事はほとんど無いようですから、そう言う側面の影響がイメージ的に残っている、という事だと思われます。

スピーカー工作も趣味なのですが、昔からマグネット部に防振テープを巻き付けたり、重りを追加したり、という方法で多少音の印象を良くしよう、という試みが在ります。

アルニコマグネットの汎用ユニットで、中芯のマグネットにブチルテープをてんこ盛りに巻き付けた、というユニットを入手した経験が在る、実際。私も2重くらいは自分で巻き付けてみた事は在るのですが、おもしろ半分でネットオークションでゲット、実物を見る限り、「どっひゃぁ、ヤリスギだろぉ??」っていう印象でした(笑)

おそらく「気のせい」でしょうけれど、音もモッサリしている様な、、、一応、カッターナイフとラジオペンチで引きはがしてやろう、ってチョットだけ試したけれど、とんでもなく難しそうなので、数カ所の切り込みと引きはがしだけで、諦めてしまったぞぉ。(ユニットの後ろは、箱に収めれば視えませんので、気にしなければそれまででしょう、でもなぁ、実際に見て、驚いちゃったから、潜在的に違和感が残っているのです、爆笑)

近年のスピーカーユニットでは、高対入力を目指すため、少々太めの電線でコイルを構成します、またコイルの発熱を冷却する為にも、磁気ギャップは広めにしたり、磁力誘導力は少ないが熱伝導率が良い、などから銅やアルミのリングを用いたりします。

総磁束力は大きくても、実際のコイルに対して集中していない、つまり駆動力としてはあまり高く無い、と言う磁気回路が、現代では多めでしょう。

ヴィンテージユニットは、高対入力よりも、とにかく高効率な音変換を目指し、狭いギャップにコイルを慎重に収めた、というのが一般的。

マグネット素材だけではなく、全体の「磁気回路」として、設計理念や試作後のサウンドチューニングなどによる影響の方が、最も音に影響しているんじゃないか?と考えているのは、私だけでしょうかねぇ。

ま、ヴィンテージ系のスピーカーであれば、基本的に昔は当たり前だった「アルニコ」の方が高額に取引されている事は、間違いないようです。

あ、そうそう、パーメンジュールに関しては、こういう製品も見つけ出せました。
http://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.p …
『磁気エネルギーを飛躍的に高めたネオジウムマグネットとパーメンジュールヨークを採用。』
とうたっていますね。
(これからも、パーメンジュールはマグネット素材じゃない、って理解出来ますよね。)

この回答への補足

私は勘違いをしていたのですね。パーメンジュールは磁石ではなくて、磁石の周りにつかう物だったのですか・・・。
パーメンジュールを使った製品はどれもこれも値段が高いですね。素材そのものと加工が難しいので高くなるのでしょうけど、それが値段にふさわしい音なのか疑問に思ってしまいます。
イケダとエール音響も高価ですよね。
この2社以外は認めないようなHPもありますし・・・。

URLのカートリッジも、パーメンジュールを結構押していますね。
パーメンジュールを使っている。っというだけで食いつく人がいる。っということなのか、その音を出すためにはパーメンジュールが必要だったのかわかりませんが、オーディオテクニカでもこんな高価なカートリッジがあるのですね。

磁石よりも、設計理念やその後のチューイングで音が決まる。っというのは、「確かに!」っと思いました。

ユニットにおもりをつけている人いますよね。あれは振動をさせないためなのでしょうか。一回、中古ショップでミニコンポ用のスピーカーのウーハーにものすごう大きい鉛の塊が張り付けてあるものをみました。
フレームが歪んで、そのうち壊れるのではないかと思いました。

あと、ステレオの工作の記事でもたまにですがいますよね。磁石を張り付けたり、おもりを足したりする人が。なにか意味があるのか、それとも自己満足なのかわかりませんが、オーディオは自己満足の趣味なのでそれもアリなんでしょうね。

親切な回答ありがとうございました。

補足日時:2014/05/20 18:15
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この回答へのお礼

回答ありがというございます。

お礼日時:2014/05/20 18:37

こんちは。



結論は既に述べられていますが、アルニコだから音が良いということは無い。です。
しかし、製造後60年の音を比較すると、初期の音が最も保たれている可能性はフェライトということになるでしょうね。

アルニコはアルミ・ニッケル・コバルトを主成分とする合金で、鋳造された鋳物です。
フェライトは、酸化鉄を主成分とし、陶磁器と同じく焼き固められた窯業物です。
従って、フェライトには割れやすいという弱点があります。スピーカーに使われるのは異方性フェライトというフェライトの中では磁束密度の高い種類です。
整形後の加工は殆どできません。
また、磁束密度もあまり高く出来ません。
したがって、フェライトマグネットは同じ磁力を得るためには体積が大きくなり、外磁型の磁気回路にせざるを得ません。
価格が安く、保磁力が高いので経年変化が少ないのが利点でしょう。

外磁型の欠点は、磁束が磁気回路外に漏れることです。マグネットはボイスコイルの必要分だけでなく漏れ分も加算して更に大型のマグネットを必要とします。漏れ磁束は同じく磁力線利用の器具に影響を与え、特にブラウン管テレビの色ずれの原因になり嫌がられました。これは後に漏れ磁束を打ち消すマグネット(キャンセリングマグネットと言った)を磁気回路に取り付けることでテレビへの影響は解決されました。いわゆる防磁型です。

アルニコマグネットでも外磁型にすることは可能ですが、わざわざ高価な材料で磁束ロスも多い方法を採る事はまずありません(実際にはGOTOでしたかの製品に有りましたけど)。拠って、アルニコマグネットは内磁型限定といっても差し支えないでしょう。内磁型は原理的に防磁型です。
アルニコマグネットの欠点は、高価という以外にも磁力が徐々に抜ける事(特に厚みが薄い場合は顕著)で、初期性能を何十年間も保つことはできません。

磁気回路が内磁型と外磁型と磁石の位置も大きさも違う為に、アルニコとフェライトのマグネット部分だけ取り替えることは不可能です。
1960年代でしたか、コバルト不足で急にアルニコが従来のように作れなくなり、フェライトに切り替えざるを得なくなった時代にはフェライトそのものの製造および外磁型の磁気回路設計に不慣れで有った為に充分な性能を発揮させる事ができず、価格が安い事も相まってアルニコ>フェライトというイメージが生まれたのが当時のオーディオマニアの脳裏に定着したのではないかと思います。1970年代には外磁型の製作法も定着し、日本のスピーカー品質も飛躍的に向上する時代を迎えます。
近年話題になっているネオジウムなど希土類(レアアース)磁石はアルニコと遜色ないか更に高磁束が得られますので、更に高価になりますがアルニコと交換可能でしょう。希土類磁石にも磁力の経時低下があります。
スピーカーのボイスコイルに同量の磁束を供給できるなら(磁気回路のギャップと呼ばれるポールピースとプレートの隙間の材質や構造が同じとすれば)、そこに磁力を供給するマグネットは何であろうと同じ音になるでしょう。
パーメンジュールは、そのギャップを構成する磁気誘導体で、純鉄より更に高い磁束密度を得られる筈ですので異なる特性になります。磁束密度が高いと一般的に過渡特性が良くなるが低音の量感が減ると言われます。別の言い方をすれば、引き締まった音、ということですね。

この回答への補足

わかりやすい説明ありがとうございます。
アルニコは減磁する。っというのはよく言われていますよね。
エレキギターも1950年代や60年代の物の中には、とても高値で取引されているものがありますよね。あれも磁力が落ちてきて、今が一番いい枯れ具合の音だと聴いたことがあります。
人から聞いた話ですので、本当なのかわかりませんが。
それがもし本当だとするなら、ビンテージユニットも、いい感じの枯れ具合が一部の人に好まれているような気がしました。
あと、数ワットの真空管で十分鳴るっとい時点で、現代のユニットとはだいぶ違うのかな。っと思います。

でも、現代のスピーカーの中にも、もしかしたら50年後に名器に化けるのもあるかもしれませんね。


磁石で音の違いはなく、あくまでも磁石にあった設計っというものがあるのですね。

私も「アルニコ信仰」みたいなものがあったのですが、この質問をして考えがかわりました。

補足日時:2014/05/20 18:31
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/20 18:31

はじめまして♪



スピーカーの基本原理特許が認められた時代、まだ十分な磁石は無かった(らしい。)
もっとも、真空管が発明される前なので、本当に音声が出たか、という実験はまだ無かったはずです(笑)

アルミ、ニッケル、コバルトなどの合金磁石(なにやら、根本は日本人の発明らしい、、?!)
登場当時は非常に高価だったか、量産化されてから、長い間、安価で安定した強力磁石として多用されました。

基本的に、マグネット本体を含む、磁気回路とよばれる部分、スピーカー等の振動を起す為の起点でもあります。
このため、アルニコ方式で長く培われ、音質改善を積み重ねた結果、良い音のスピーカーが当時は沢山造られました。

ニッケルだかコバルトだか、原材料の入手難で世界的にフェライト磁石へ移行した時代があります。
このとき、既に「棒状」のアルニコ、「板状」のフェライト という分野ではスピーカ等でも両方が用いられていました。
しかし、アルニコで造られた製品を、フェライトに置き換えたら、音が違う、そりゃ当然だぁ。
同じ磁力(磁束)を得たとしても、お尻に付く重りでもある部分が変わってしまう、音と言う振動に対しては、形状や重量だけでも変わるのに、素材が違う=共振モードが違う と言う事で、音が違って当然です。
ましてや、アルニコマグネットを用いて、長年積み上げて来た高度な音色感など、磁気回路とマグネットの変更で、全く同じ音にチューニングした製品に、なんて事は短期間じゃ無理だったのでしょう。

どうししても、イメージ的に、過去の名機、当時の高度な感性で試行錯誤して仕上げられた製品、という先入観も存在して、アルニコ=良い音 なんて言う先入観が染み付いてしまっているのでしょう。

ネイジウム、コバルト等の希土類マグネットは小型で強力という事では良いのですが、はたしてスピーカーの駆動源として軽量な事は良い事なのか? と云う部分も、技術的応用範囲に依って評価はお聞く変わって来ますね。

パーメンジュールはちょっと違います。
(私個人の解釈と考え方で、だらだら書き込みますと、批判的になってしまいそうなので、パス。愛好家に起られちゃいますから、、。)

スピーカーやヘッドホンやイヤホン、マイクロフォンなど、基本原理は単純で、とても古い時代から確立されたローテクな分野です、しかし科学や化学、工業技術などにより、素材や応用範囲等で時代とともに変化をしていますね。

ヴィンテージ、あるいはアンティークなスピーカーを好む人の範囲では、「昔の、アルニコの方が良かった」と言う人も居ますし、それは人それぞれ個人の考え方、趣味趣向でしょう。

私は、磁石が付いていないスピーカーが先代から受け継いで所有しています。
タンスのように大きな箱に1本だけ入ったスピーカーで、磁石の代わりにDC400Vと書かれた電磁石のコイル端子が在ります。(中学生の頃に乾電池40本をつないで実験、充分な音は出せなかった、、その上、お父さんに怒られちゃった、汗)

お父さんから聞いたのは、「9インチ半」の「ラッパ」で、専用の真空管アンプと組み合わせると、畳の部屋で床に座布団を置き、座布団に腹を当てるとドンドンと内臓が動かされる様な低音が得られた、近所からは、「夜に太鼓、鳴らすな」と苦情が来た事が在る、との事。

電磁石のスピーカーだから、って訳じゃないと思います、でも、そういう音、一度聞いてみたかったなぁ、、、(専用アンプが無い、あまりにも長く保管しっぱなしなので、今では怖くて高電圧の電源を繋ごうって言う勇気もないのです。苦笑)

そうそう、私が自分で入手したヴィンテージ系と思っているスピーカー、アルテックの755Eですが、こいつはナカナカ良い音と私は感じております、たしか、ドーナツ型の磁気回路で、当時は使い古されたアルニコじゃなく、まだまだ高価だったフェライトだったハズです。

(フェライトも、日本の技術が、、だったと思います。)

素材だけで判断しては、どうかな? と思いますが。どうしてもイメージ的な先入観も在るので、ヴィンテージスピーカーの流通価格や評価は、そんな面に流されやすい部分もあり得ますね。

なお、科学的には「フェライトマグネットは、薄く面積が大きい程、高効率」と言われますが、何を血迷ったか、フェライトマグネット2枚重ね、って言うメチャクチャなスピーカーを造って販売したら、大ヒット商品に、というのがフォステクスのFE-103Σです、今でもこの2枚重ねで高価な限定ユニット、好きな人は減らないようですねぇ。

案外、オーディ的には「効率が悪い」と言う事の方が、音に対しては良い面が多いのかもしれません。
*あくまで、個人的感想の一部に過ぎませんよ、(爆笑)

この回答への補足

読んでいてすごく面白かったです。

同じユニットでも、磁石だけ違ったら音は変わる。っということなのですね。それは磁石そのものっというよりも、重さや共振の関係でっということなんですね。

年配の方は「アルニコ」じゃないとダメだ。っと言う方がいます。とくにWE・アルテック・JBL・ジェンセン・エレボイ・・・などのビンテージユニットの音を知っている人は、「良い音」=「アルニコ」、「アルニコ」=「本物」、「フェライト」=「偽物」っと思っている人も結構多いと思います。
私もそう思っていました。

パーメンジュールの話を本当は聴きたかったです。
ものすごく高価はユニットに採用されていますよね。それこそドライバー1本で何十万、ヘタしたら百万円オーバーのものに。

最後は名文ですね。「効率が悪いほうが音に対しては良い面が多いかもしれない」。
そう思うときもあります。
コンパクトにまとまっているものよりも、過剰なくらいのほうが魅力を感じます。

補足日時:2014/05/18 21:15
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この回答へのお礼

回答ありがというございます。

お礼日時:2014/05/18 21:15

JBLの中古の値段は、「骨董的な価値」と「当時の価格差」の複合だと思います。

既出回答にあるように、昔は、同じシリーズで磁石が違うスピーカーユニットが結構あり、たとえば1984年の資料ではダイヤトーンのP-610は、フェライトでは3,980円、アルニコでは6,500円でした。価格差の原因は、アルニコの主原料の一つが、非常に高価なコバルトであったことでしょう。JBLがアルニコからフェライトに移行したのも、コバルトが高騰した時期でした。

磁石による音質差は、一定の条件下ではあると思います。磁石としての磁束密度・総磁束を同じにすれば、同じ結果になるという意見は、30年以上前の、それこそJBLの転換の時期にも議論されました。しかし既出回答にあるように、同一の磁束密度・総磁束にする場合、アルニコとフェライトでは、形状・重量に大きな差があり、同じ箱・同じコーンをつけても、同じ結果になるとは思えません。添付の図は、ヤマハの20cmフルレンジJA-2071(フェライト)/2070(アルニコ)の磁石です。双方とも磁束密度11,000ガウス・総磁束200,000マックスエェル、ボイスコイル径・等価質量も同じ兄弟ユニットです。形状は全く違う他に、磁石自体はアルニコ0.77kgに対し、フェライトは1.1kgですが、ユニットとしてはアルニコ使用が5.0kg、フェライト使用は3.7kgと逆転しています。

当時、同じ箱に入れて、聴感テストが行われて、総じてアルニコの方が好評でしたし、雑誌記事によれば、JBL自身も「従来どおり」の設計で、単に磁石を置き換えただけでは、アルニコにフェライトは、音質面では劣る、としていました。

しかし、そのJBLは、磁気回路の一部をフェライト向けに変更することで、同等の性能を得られる、としていましたし、さらに磁石自体の物理的な差を考えれば、単純な磁石の音は、ないと思います。

オーディオで出てくる磁石としては、電磁石と永久磁石があり、電磁石は一部のスピーカーなどにみられ「フィールド(励磁)型スピーカー」と呼ばれ、一部に愛好者がいます。永久磁石はアルニコ・フェライトの他にネオジウムやサマリュウムコバルトなどがあり、フェライトを分類すると「等方性と異方性」のタイプが、さらに異方性フェライトでは乾式・湿式製法があります。

http://western.cocolog-nifty.com/sound/2007/05/p …

http://www.sanshin-kk.co.jp/service/magnet_featu …

http://www.ohama-sj.co.jp/felight-.html
「アルニコとフェライト。」の回答画像5

この回答への補足

アルニコ用に設計されたスピーカーの磁石をフェライトにしただけではダメっということでしょうか。

フェライト磁石の設計をして初めて、従来のアルニコのユニットの音に近づいたっということになるっということですね。

だとしたら、たとえばオールドJBLの初期型と型番の末尾に「B」がつくフェライトモデルは、聴き比べをしたら音が違うことは十分に考えられるっということですね。

補足日時:2014/05/18 20:37
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/18 20:38

JBLのアルニコ磁石のユニットは音質がどうこうではありません。


おっしゃるように「骨董的価値」のようなものでプレミア価格が付いています。
「JBLのアルニコ」に価値を見出す一部のマニアの存在が大きいといえます。
例に挙げられたヤマハやビクターは「所詮は国産」と軽く見られているのです。
軽くは語弊がありますが「中古品として妥当な値段」で取引されていると考えます。

アルニコとフェライトの磁石違いによる音質の差は現在では誰にも分からないでしょう。
磁石が違うだけで他が同一仕様のユニットというものが現在は無く、
そのようなユニットを搭載した異種仕様のスピーカーシステムも存在しないからです。
「現在」と断ったのは過去にはそのような仕様違いが存在したのです。
ですが当時はアルニコ磁石は希少であり
希少ユニットを使ったとのマニアの伝聞から優位説が独り歩きしたとの背景を拭えないからです。
過去に存在した仕様違いのユニットを現在入手できたとしても
劣化が進行しており劣化度合いの個体差もある事から同列比較して優位性を語ることはできません。

結局のところ、完成したユニット、システムから出てきた音で総合的に判断するべきであり
磁石の材質がどうのは些細な事でしかないと考えます。

とはいえ日本のオーオタは重箱の隅をつつきたくて仕方が無い性分ですから
細かな仕様違いに価値を見出して優越感に浸りたいのでしょう。
あ、これはオーオタに限らず他のジャンルのマニアと呼ばれる種族すべてに言えますけどね。

この回答への補足

私も周りからみたら、装置は安くても、オーディオオタク、オーディオマニアっと呼ばれていると思います。
なので、「アルニコ」信仰みたいなものはありますね。

ここに質問するまで、「アルニコ」の方が音が良いっと思い込んでいました。

補足日時:2014/05/18 20:28
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2014/05/18 20:28

>> もし音の差はないのに、アルニコの値段が高いとしたら、それは骨董品的価値のようなものでしょうか。

//

詳しくはありませんが、現実問題としてフェライト磁石よりアルニコ磁石の方が高価らしいので、それが価格に反映するのは当然でしょう。ただ、いわゆるビンテージものだと、アルニコは音が良かったというノスタルジー(あるいは妄想)がプレミアになって、無駄に高値を付けているという可能性はあります(それはスピーカーに限った話ではありませんが)。

「アルニコだから」「ネオジムだから」という訳ではありませんが、音質に全く無関係とは言い切れません。

たとえば、アルニコやネオジムはフェライトより磁束密度が高い(磁力が強い)ので、同じ量ならより強力に、同じ磁力ならより小型に、作ることができます。結果的に、磁石の形状も比較的自由に作ることができるので、ドライバ背面でのエアフローや反射をコントロールしやすくなります。

また、磁力が強いので、いわゆる内磁型の設計にしやすく、ボイスコイルの放熱の点で有利です。

磁石が小さくなるということはドライバ全体の質量が減るということなので、フレームなどの共振周波数も変化します。

「だから音が良い」という訳ではなくて、フェライト磁石だけではできない設計が可能になることで、メーカーにとって理想的な設計を実現しやすくなる、その結果としてより良い音になる「可能性がある」ということですね。

もちろん、「下手なアルニコ」より「上手いフェライト」の方が、間違いなく高音質(歪みが少ないとか、過渡特性が良いとかの科学的な意味で)ですが。そういう意味では、「アルニコだから高い、フェライトだから安い」というのは、単なるプレミア感以上のものではないでしょう。

この回答への補足

フェライトのほうが、アルニコに比べて磁力が弱いんですね。
同じ磁力を得ようとしたら、大きな容量が必要になってしまうのですね。

補足日時:2014/05/18 18:43
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/18 18:43

下記のサイトにこの問題を述べた記事があります。


筆者は金属材料の専門家でオーディオファンの人です。
この説によれば要するに必要な磁束を与える磁石であれば材料が何であるかは関係ないといっています。
私もアルニコのスピーカーもフェライトのものも使いましたが、聞いて解る差はないと思っています。
恐らくアルニコの方がかなり高価なのでそちらがよいという説になっているのではないかと思います。

オーディオの科学
http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/Audio.h …

スピーカーシステム (過渡特性、サブウーファー、低音再生評価法)
過渡特性
「磁気回路の設計が適切なら、ギャップの部分の磁束密度は永久磁石でなく、ギャップ部に使われている電磁石材料の飽和磁束密度が決めるので、永久磁石材料に何が使われているかはあまり重要ではありません。また、あまり制動力が強すぎるといわゆるオーバーダンプとなり低音が出にくくなるので磁場は強ければ強いほどいいというわけではありません。この辺りがスピーカーの設計者の腕の見せ所です。」

この回答への補足

磁石は強ければいいってもんじゃないんですね。

高いユニットは磁石が大きいイメージがあります。

補足日時:2014/05/18 18:33
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/18 18:34

スピーカーの形状の違いによって音の違いは出ますけど磁石の材質によって音が変わるという事は無いです。


また、製作されるスピーカーの形状・構造に応じて選ばれる磁石素材が変わります。
ですから、同じユニットで使われる磁石素材が違うという事もないですから、そもそも素材だけを見ての値段の高低は比較しようが無いです。

磁石とスピーカーの関係はこちらをごらんください。
http://www.neomag.jp/mailmagazines/200808/letter …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/05/18 18:31

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