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LaCieのポータブルHDDについてです。
windowsPCでの利用をする際フォーマットをしなければならないと書いてあります。このフォーマットとは、なんの為にするものなのでしょうか。また、自宅のPCで、フォーマットした後他のwindowsPCからデータを入れる際もフォーマットを行わなければならないのでしょうか?基本的な質問ですみません。

A 回答 (3件)

LaCieは、主にApple Macintoshシリーズと共に歩んできた外付けHDDだったりします。


少なくとも日本では。
ですから、Macネイティブで使っていたものであれば
Windowsでは使えないのが普通と言えます。


MacintoshのSystem某とか漢字TALKとかMacOSとかMacOSXでは
HFSとかHFS+とかUFSとかが使われてきたのに対して

MS-DOSとかOS/2とかWindowsとかでは
FATとかHPFSとかNTFSとかVFATとかFAT32とかが使われてきました。

そして、UNIXではUFSのほかにXFS,JFS,ZFSなどがありましたし
Linuxはそれらも受け継ぎながら
ext2,3,4やReiserFSなどLinux用として生まれたものもあります。


こういった様々なフォーマットがあるために、異なるフォーマットに切り替えなければ
利用できなかったり、利用に制限が生じたりするのです。

そのため、フォーマットを変える作業を
MS-DOS,OS/2,Windows特有の用語として「フォーマットする」と表現します。

直訳すると、形式,体裁,書式を意味するフォーマットを
動名詞化してしまっているので、他のOSでは通じない場合があります。
(Appleのサイトを見ても、Windowsに合わせて使うことはあっても、通常は動名詞として使いません)


これらフォーマットに規定されたとおりに、実際に
HDD等に構成されたファイル格納の仕組みを
ファイルシステムと呼びます。
ゆえに、UFS,HPFS,NTFS,HFS,JFS,XFS,ZFSなどFSを付けた命名がよく使われます。
(組み込み機器向けまでを含めれば、たぶん、この二倍以上のファイルシステムがあります)

ファイルシステムは、OSの設計を反映した機能を備えていることも多く
たとえば、Macのデータフォーク,リソースフォークの仕組みはHFS,HFS+が必要ですし
OS/2はHPFSの拡張属性をFATにはファイルとして保存しましたし
MacOSXはUFSでリソースフォークの扱いを同じような手法で解決したようです。

なお、OS/2やMacでは、同じ拡張子のファイルを
個別に異なるアプリケーションに関連付けることができます。
そのための情報保存が、拡張属性やリソースフォークの有名な役割だと思います。


また、80286の時代にHPFSが、i386の時代(Win95発売前)にNTFSが生まれたにも関わらず
差別化のために、NTFSを与えられなかったWindows95系にはVFAT,FAT32があてがわれました。

OS/2によって消え去るはずだったFATは、Microsoftの方針転換により
FAT32まで増築され、未だに脆弱なファイルシステムの代表を降りる気配もありません。
増築を続けられたものの、堅牢性を高める取り組みはほぼ行われていないのです。


たしかに、異なるOSの間で、共用しやすいのは高度な機能を持たないFAT32です。
高度であればあるほど、ファイルシステムドライバーの互換性問題が起きやすいからです。
(NTFSはMacOSXでもLinuxでも使えますが、推奨とは言いがたい位置づけです)

しかし、脆弱なFATを、HPFSが置き換えようとしたのは1980年代末のことです。
当時掲げられた理想が、25年経て、未だ達せられないのは、コンピューター業界では異例のことです。
1990年代にデジタル家電の発達と、Windows95系がはびこったことによって、こうなったのでしょう。


NTFS,HFS+,ext4,XFS,JFSほか、現在ではPC向けファイルシステムには
ジャーナリング機構が備わっているのが当たり前です。
これは、稼働中のPCが突然電力を断たれたような場合に
処理中だったファイルシステムに生じた不整合を
短時間で効率良く修正するための機構です。

NASなどでもXFSの採用例が多いくらいですから
ジャーナリング無しで使うのは、FAT32などを用いる場合くらいのものです。

ようするに、FAT32で使う外付けHDDは、USBケーブルが抜けたことによって
ファイルシステムがクラッシュする可能性が比較的高く…
また、整合性を確認し修復するためのCHKDSKの処理も時間がかかります。


もっとも、理想的な外部ストレージが、NASとなった今では
FAT32とNTFSのほかに、Windowsでネイティブに使えて
他のOSでも共用しやすいファイルシステムが育つ土壌は失われているんですよね。


私はNASやファイルサーバー志向なので、外付けHDDは基本使いません。
使うとしたらext4やxfsで使うことが多いと思います。
xfsは、IRIXから受け継がれ、組み込みLinuxとして家電やNASでも採用されています。

USBメモリーはFAT32で使うこともありますが
これはAndroidやデジタル家電などが、FAT32しか対応しないことが多いためです。

FAT32は、可能な限り使用を避けるべきものだと考えています。
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>自宅のPCで、フォーマットした後他のwindowsPCからデータを入れる際もフォーマットを


 行わなければなら ないのでしょうか?
フォーマットの必要ないですよ。

ポータブルHDDのプロパティでフォーマットの形式を確認しましょう。
通常はWindows,Mac,Linuxで共用使用出来る、Fat32になっているかと・・・
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土地に置き換えて話しますね。



買った土地(HDD)は何の手入れもしていません。
石が転がっていたり、草が生い茂っていると想像してください。
なので家(windows)を立てる(入れる)為には、整地(フォーマット)が必要になります。
家(windows)を立てられる(インストール出来る)状態にする訳です。

整地(フォーマット)が済めば家を建てます(windowsをインストールします)。
想像豊かな家では無く、隅々まで規格で定まった家です。

なので、その家(windows)の中で使う家具(ソフトやプリンタ等)も規格サイズになっています。
隣のwindows規格の家で使っていた家具やアクセサリ(ソフトやプリンタ等)も、そのまま移し替える事が出来る訳です。

話が飛躍しすぎてややこしいですかね?
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