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NHKの番組「ファーブル昆虫記」で、埼玉大学の教授の方が以下のようなことを言っていました。

「死」というものの具体的なイメージ、「死」に対する恐れを持っているのは人間だけ。
ファーブルは自殺するのは卑怯だと考えていたようだ。
人間以外は死というものにイメージを持ってない。
人間以外の動物は自殺しない。だからこそ 人間は死ぬ意味を丁寧に考える必要がある。

この話を聞いて、私は人間以外の動物は、悲しいとか辛いとか空しいとかいう感情が人間より薄いのかな?と思いました。

また、もしかしたら、うれしいとか楽しいとかいう感情もそうなのかな?と思いました。

人間以外の動物は人間より持っている感情が少ないのでしょうか?

すみませんが、お教えいただけましたら助かります。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

「死」というのは、抽象的な概念です。


大きな岩か落ちてきてぶつかりそうだと目視し気付いたときなどに恐怖を感じることはあるでしょうが、それは「死についての恐怖」ではないです。
目の前に何かが飛んできたような感じがしたとき、まぶたを閉じますが、これは一種の反射運動です。何かの感情が起きたというのでは普通はないです。
「感情というのは、なんなのだ」ということから考えないと、うまく考えられないと思います。
悲しいとか辛いとか空しいとかうれしいとか楽しいとかも、人間なら誰でもが持っていると考えるのは正しくないと思います。 植物人間状態になったヒト、痴ほう化などが進んだヒトでは、悲喜も恐怖も少なくなっています。 赤ん坊は泣いたり笑ったりしますが、それ以外にどれだけ感情を持っているのかもかなり疑問です。
感情は、発達する中で獲得し、また失っていくものでもあるし、AさんBさんCさんでも同じような感情を持っているとは言い切れないことが多いです。
http://merckmanuals.jp/home/%E5%B0%8F%E5%85%90%E …
http://hotrussianbabe.com/shinrigaku/archives/10 …
 
感情は、能力の一種です。
言語を持たない動物や、活動の多様さや社会的な関係、人間関係のような複雑なものが人間に比べるとすくない哺乳類、魚類、鳥類、昆虫では、感情を発達させる機会もないし、感情を発達させてそれを生活に役立たせる状況もないでしょう。 感情が脳の中だけで起きることとは言い切れないようですが、脳が感情を持つ上で重要な役割を果たしているのは確かです。人間以外の動物の脳は小さく、脳の分化も少ないです。人間以外の動物は、人間よりも活動の範囲もバラエティも少ないからそうした脳で済ませていられるのでしょう。そうした人間以外の動物が人間の健康な大人と同程度の感情を持つことがあるとは、想像も出来ないです。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
ブリッジスの情緒の分化系樹形図を興味深く読ませていただきました。
脳が感情を持つうえで重要な役割を果たしているのですね。
そして、人間以外の動物の脳は小さく脳の分化も少ないのですね。
人間以外の動物は、人間より活動範囲、バラエティが少ないから小さく分化の少ない脳で済ますことができるのですね。
それで、人間以外の動物が人間の健康な大人と同程度の感情を持つことは想像できないのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/06 18:37

30年ほど前、NHKで『ウオッチング』という番組を放送していました。


司会はタモリさん。
毎回様々な動物を取り上げて生態などをタモリさんの軽妙な語りと専門家の真面目な語り口が独特な雰囲気を醸し出す面白い番組でした。

今でも覚えているのがタンチョウを取り上げた回のある場面です。
タンチョウと言うのは一夫一妻制なのだそうで、しかも相手が死んだら再婚はせず、群れの中で生涯独り身を貫くのだそうです。
番組ではあるタンチョウのつがいが映し出されました。
冬のある日、その妻(夫だったかな?)が病気か何かで死んでしまうのですが、残された方は降りしきる雪の中で黙って立ち尽くしていました。
やがて亡骸が雪に埋もれて見えなくなると悲しげに鳴いて、更にしばらくそこに留まっていましたが、ついに群れに向かって飛び去りました。

コミュニケーションが取れないからと言って動物の感情が少ないと思うのは人間の傲慢かもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
タンチョウのお話、とてもいい話です。
宮澤賢治の童話のように美しいと感じました。
いろいろお教えいただきありがとうございます。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/06 12:38

少なくとも感情を人間に理解させる手段は少ないですね。


アジやサンマを見ても喜怒哀楽は分かりません。
ですが分からないからといって感情が薄い証拠と言えるでしょうか。

といいつつ、個人的には動物の感情は人間より薄いと思っています。
証明できませんけどね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/06 12:34

まず人間が持っている感情とは何でしょうか


どれくらい種類があるのでしょうか
それが定義出来ないと、それと動物を比較する事自体が出来ないと思います

そこを見逃したとして
死という事がきちんと理解できているかどうかは
知識などに関係があるので、ある程度知能が必要になると思います
そういう意味では、知識があるのでそれに対する反応が出来るという事は言えると思います

ただし、死に対する恐れというのは
生物なら似たような恐れが根本的にあるはずです
捕食者から逃れようとする行為があったり、危険から逃れようとする行為があったり
基本的に生存本能と言われる物ですよね

結論としては「死」の概念としては人間にしかないと思うけど
生存本能として行動したり、死に対する恐れなどは
生物全般に見られるのではないか?と思います
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
死ということを理解できているかどうかは、知識などに関係があるのですね。
生物なら死に対する恐れは、基本的に生存本能といわれるものであるのですね。
確かに、小さな虫でも殺虫剤を噴霧すると逃げる行為を行います。
捕食者から逃れる行為は、テレビでライオンが他の動物を襲うとき、みんな逃げているのを見たことがあります。
死の概念としては人間にしかないけれども、生存本能として行動したり、死に対する恐れは生物全般に見られるのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/06 09:29

感情というこころのはたらきは人間独自のものだと思われます。

動物には心がないので感情の働きようがありません。
犬や馬やその他人間と一緒に生活している動物たちが感情のようなものを見せるのは、多くは人間にその様態を刷り込まれて、特殊な行動ができるようになったためだと思われます。

>人間以外の動物は人間より持っている感情が少ないのでしょうか?

そうだと思います。動物たちは環境にしたがって、ただ目の前の状況に対応しながら生きているだけだと思われます。恐怖は本能が死を認識したときにそれを避けるはたらきです。異性をみたらただただ一緒になろうとし、食い物には目がない、それだけでしょう。美味なものにありつけて、今日は良かったというようなうれしいとか悲しいとか言う気分は浮かばないと思いますよ。

人間も、心を持ったのはそう昔ではないそうです。紀元前5世紀くらいからだそうです。そのころに人間は神を知ったのですね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
恐怖は本能が死を認識したときにそれを避ける働きなのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/05 20:34

その話、かなりおかしいです。

人間含めて動物は死なないように全て生きてる訳で=死に対する恐怖があるからです。いわゆる死ぬ理屈が分からないだけで、人間は理屈を知りすぎてるだけで、動物はバカなだけです。実際、犬なんて水に溺れる恐怖があって、死ぬから怖い訳でしょ。動物が獲物を狙うのも食べないと死ぬからで、死ぬ恐怖がなければ、すぐ死んでます。その先生の話、相当な屁理屈です。自殺とかは、動物の脳で考えれる訳がない知能レベルなのは明らかで、自殺は相当な理屈です。バカな動物が考えられるはずがない理屈です。シマウマがライオンから逃げるのは死ぬからで、逃げないのはただのバカで、恐怖がないというより、知能がないだけです。すなわち、人間の知能が動物とは比べようがなく高いだけの事です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
確かに私の家の近くにいる猫は、近寄ると逃げます。
やはり、慣れない人には危害が加えられるかもしれないという恐怖があるからでしょうか。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/05 20:30

感情を作り出すのは前頭前野と扁桃体。

前者の発達が著しいのは人間。犬などは、人間の10数パーセント(ウロ覚え)しか有していません。後者は、犬も爬虫類等もそれなりに有しています。えすから、人間固有の感情は、前頭前野と扁桃体との連携のそれ。犬などは、主に扁桃体のそれ。爬虫類に至っては、完全に扁桃体のそれと言えるでしょう。このことは、前頭葉切截術を行った場合、感情の鈍化がみられることでも判ります。

Q、動物は人間より持っている感情の種類が少ない?
A、Yes。

前述の理由により、そのように言えます。

>悲しいとか辛いとか空しいとかいう感情が人間より薄い・・・。

空しいという感情は、かなり前頭前野が関係している感情。ですが、楽しい、悲しいなどは扁桃体由来という側面も強いのではないでしょうか?そういう意味では「動物だって、悲ししむし喜ぶ」と思いますよ。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
感情を作り出すのは、脳の前頭前野と扁桃体という部位なのですね。
そして、この部位の発達が著しいのが人間ですから、人間は他の動物より持っている感情が多いのですね。
だけど、楽しい、悲しいなどは扁桃体由来という側面が強いので、動物も悲しんだり喜んだりするのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/04 21:22

さて・・埼玉大学の教授の言う事が正しいのか・・?



まずは此処・・「「死」というものの具体的なイメージ、「死」に対する恐れを持っているのは人間だけ」・・←
これは 普段生活して元気に活動している人にしか当てはまりません・・

人間の死の直前に居る人・・「病気で危篤状態や事故等で意識が薄れて行く時」等には 恐れ等無い事も判明しています・・


動物にしても 喜びや怒りの感情は 目に見えるくらい感情豊かです・・



この事から考えると その教授の言葉を鵜呑みにする事は出来ないと思うが・・・・・
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
病気で危篤状態や事故等で意識が薄れて行く時には、死に対する恐れはなくなるのですね。
いろいろお教えいただき助かりました。
心から感謝いたします。

お礼日時:2014/09/04 21:16

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