
A 回答 (5件)
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No.4
- 回答日時:
現代語(口語)と古語(文語)は違うわけですが、
特定の表現では古語が残っています。
この「若かりし頃」とか、「あらん限り」「言わずもがな」とか。
そもそも過去の助動詞「き」、その連体形「し」というのが古語です。
だから、その前の形容詞の連用形も古語の「若かり」となります。
古語がそのまま残っているわけですので、「若かりし」頃
で古語+古語でないとおかしいです。
ただ、否定の助動詞「ず」の連体形「ぬ」が現代語では終止形のように用いられたり、
上二段活用の「滅ぶ」が現代語では上一段の「滅びる」と、五段の「滅ぶ」の両方になったり、
現古融合というのが見られます。
「し得る」を「うる」と読んで終止形として使うことがありますが、
これは古語の下二段「う」の連体形で、現古どちらかでは説明しきれません。
(個人的にはだから必ず漢字にします)
No.3
- 回答日時:
>『 形容詞「若い」の連用形である「若かり」に、過去の助動詞「き」の連体形が付いた形 』
形容詞「若し」の連用形である「若かり」に、過去の助動詞「き」の連体形が付いた形 とすべきだろうと思います。
>現代語の形容詞「若い」の連用形が「若かり」になるっておかしいですよね??
おっしゃるとおりです。
現代語の「若い」の連用形は「若かっ」「若く」「若う」と学校では教えていますよね。
現代語ではなく、古語ですから。
『 形容詞「若し」の連用形である「若かり」に、過去の助動詞「き」の連体形が付いた形 』
ですから、
辞書が誤植だろうと思います。
No.2
- 回答日時:
すでに回答が出ていますし、辞書のの説明も全く正しいと思います。
要するに「文語的表現」なのです。古文の文法で言えば、『 形容詞「若い」の連用形である「若かり」に、過去の助動詞「き」の連体形が付いた形 』のとおりです。(ちょっとまちがっています。「若い」でなく「若し」)古典文法の形容詞の活用は(ク活用で代表します)、
ク ク シ キ ケレ ○
カラ カリ (カリ) カル カレ カレ
形容詞の活用には二系列あるためちょっと複雑です。また、あまり使われないものは省くことが多いので、これと違ったものが載せてある場合があります。
この連用形の「かり」に、過去の助動詞「き」の連体形がついたものです。
「き」の活用は
(せ) ○ き し しか ○
No.1
- 回答日時:
現代日本語の口語文法では、形容詞の連体形と終止形は同じ形をしています。
「若い」 という形容詞の場合で見ると、連用形は、「若く見える」 「若かった」 のように 「く」 か 「かっ」 という語尾になります。
一方、連体形はというと 「若い人」 のような例が代表でしょうけれど、語尾は 「い」 であり、これは終止形と同形です。
ということは、お示しの辞書の記述にある 「『若い』 の連用形」 という部分は、「『若い』 の連体形」 とするのが正しいのではあるまいか、と思えます。
ここまでは horichika17 さんのおっしゃる通りで、現代語の文法で見ると、その辞書の記述は誤りであるということになります。
ところが、「若かりし」 という表現は、現代語のようには見えません。
現代語で文を書いたり話したりする時に、文芸作品は別にして、「彼女はあまりに幼かりし」 などと表現することはまれでしょう。
「若かりし」 という表現は昔の文語の姿を踏襲して現代にも生き残っている表現だといえるかもしれません (ただし、日常的に用いられることはないでしょうけれども)。
文語の文法では、形容詞の語尾が連用形では 「く」 であり、これは現代語の場合と同じです。しかし、もう1つの形があるのです。それが 「かり」 です。「若くありけり」 も 「若かりし」 もありえるのです。
従って、その辞書のその部分の記述は、「文語文法における」 説明をなされているのだと思います。そのことを明記してないのは、手落ちであると指摘してもよいかもしれません。
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