
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
ご存知のように、今は、基礎スキー用の板と、モーグル用の板の性能が相当異なってますから、その2つの滑りで共通するところは少なくなってきていると言えます。
準指導員ですが、最近はモーグルの選手として活躍している友人をみていると、カービングの板を履いてもカービングが出来ません。板の使い方やターンの仕方が根本的に違うのです。
一言で言うと、切れる要素の少ない板でズレながら直線的に降りてくる中でターンをしてくるモーグルと、キレる要素の多い板でターンしながらズラシを多用して直線的に降りてくるのが基礎スキーのコブではないでしょうか。
具体的な基礎スキーのコブの滑り方としては、過去にレスされている方にお譲りしますが、私のポイントとしては、
(1)前のめりになると、太ももの屈伸が有効に使えません。また、バランスを崩した際も前方向に崩すことになり、リカバリーが出来ません。下半身のみ後傾「気味」のほうがバランスが取りやすいです。
(2)伸ばしと吸収が有効に出来るように、上体を起こし、太ももと上体の間の空間を広くとってやる。結果的に、あまり前のめりにはなりません。
(3)大きなコブの場合は、下半身は後傾「気味」にして板全体を使ってターンできるようにします。逆に、人工モーグルラインのような幅の狭いコブについては、ターンせずに直線的に落としていきますが、外足のヒール部分でコブを削るようにしてスピードを調整します。
(4)失敗が許されない場合は、深いコブを滑らない。本人の満足を得るためには深いコブをいかないとマズい気がしますが、下から他人が見ている限り、コブの浅深は意識できません。
(5)コブを超えれば、板の先を「先落とし」して、常に雪面コンタクトを意識すること。
(6)ターンするたびに、減速する事を考えてはいけません。水がコブの溝を流れ落ちていくような、連続感のある滑りを意識します。
(7)ストックは必ず使うこと。ここが今の究極のモーグルとは違います。突くと減速要素につながりがちですが、突く場所を次のコブの「裏側」と意識すると連続感が出ます。
基礎スキー界にカービングスキーが常識となって以来、カービングスキーの特性を容易に出せる、「at整地」「do大回り」のみの基礎スキーヤーが、異常発生しています。カービングスキーの特性を出しづらい「at不整地」「do小回り」を避けるようになったのです。ゲレンデ整備も良くなり、整地のシチュエーションも多くなりました。しかしながら、粟野利信氏も言ってましたが、「いくらカービングスキーが普及しても、コブというシチュエーションは無くならない。」のです。日本の狭くて混雑したゲレンデを安全に滑るためには、「at不正地」「do小回り」は必須です。練習すれば、だれでも可能になります。そういうシチュエーションを避けるか避けないか、それだけの問題です。
検定員としても、小回りが出来ない1級が多くなっているのが気になっていました。そういう意味では、昨年に改定されたバッジテストは正解だったと思います。
もちろん、コブは整地で小回りが出来ることが前提です。skyfreeさんは、長年やっておられるので、整地での小回りは出来ると思いますが、カービングスキー普及後にスキーを始めて、「上級者」になった人の多くは、整地での小回りを安定して出来る人が少ないのが現状です。
技術・用具共に違いがあることがわかりました。モーグルをするのにも基礎スキーの基本を身につけた方が良いのでしょうね。しかし、今の基礎スキーはカービング一辺倒で斜面を選びすぎます。圧雪しないバーンをもっと残すべきだと思います。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
No.4の補足になりますが、今のカービング的滑りの中では、スタンスを広めに取り、大体肩幅ぐらいで滑っている人が多いのではないでしょうか。
また昨年ぐらいから、内足を先行的に使い、加重も内足に外足と同量ぐらい配分する動きも出てきています。また、カービングの場合、回旋(ピポット)動作がほとんど不要になってきています。
が、コブの場合は、スタンスは「密脚」、「外足主体操作」、加重は「外足主体」が原則です。また、意識的に「回旋」を入れて、コブにあわせてターンをつくってやる必要があります。
板がカービングスキーになって、「自動的」に滑ることが出来るようになった現在、シチュエーションに応じて、滑り方を「自在」に「主体的」に変えることの出来る技術が求められてきています。一辺倒の滑りではなく、いろいろな滑り方を意識的にすることで、幅広く対応できるスキー技術が見についてきます。
不正地、深雪、悪雪等どこでも滑れるスキーヤーを目指しておりますので基礎スキーとのちがいに関する質問になりました。何かとご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
#2補足です
先に説明した通りモーグルは遊びが発祥です
スキー自体遊びや生活道具からの発祥ですので「容(かたち)」と言う物は存在はしてませんでした
これが競技となり理想的な滑り方やフォームが考え出され今に至りますよね
基礎やアルペン等に比べればモーグルと名付けられてからは20年程度の歴史でしょうね
競技としてはモーグル・エアリアル・バレーと3種競技の一部であった時代もあります
このスタイルはフリースタイルと呼ばれ正に「フリー=自由な」と言う事になりましょう
モーグルの始まりはやはり基礎等のスキーに飽きてと言う事が一番の理由でしょう
ですから一見無茶な様に見えて万が一バランスを崩しても体勢を立て直せる実力が無いと無理ですね
今はモーグル事態有名な競技になりいきなり始める人もいますが一番多いのは子供の頃から始める事が多いそうです
今ではモーグルも基本が出来上がっていますのでスクールなども開校されています
これは子供はバランス感覚が良く身体が柔らかいのも理由に上げられます
質問者のコブで上手く滑る事が出来ないというのはほとんどの場合バランスが取れないかスキーの取りまわしが悪いかのどちらかです
きちんとした体勢をコブ斜面で出来ていないのでスキーが引っかかったりバランスを崩します
体勢さえ出来ていれば自然にスキーは回ります
今、シーズンではないので直ぐに試す事が出来ないでしょうけども一応感覚としてストックの付くタイミングとストックを刺す位置をイメージして下さい
リズム良くストックが付けるように鼻歌交じりにリズム良くどうぞ
ストックの付く位置は思っているより前です大げさに言えばスキーのトップの横でも良いくらいです
ストックを前に付く事によって前傾姿勢が作れます
バランス感覚を養うのにストックを持たず手をフリーにして滑るフリーライドと言う滑り方があります
手が自由になる事でバランスが取りやすくなります
これも試して見て下さい
あとテクニックとして転びそうになったら手は前に出して下さい
これで体勢を立て直す事が出来ます
体勢を立て直す事が出来なくても上体が上がるので転倒時に後頭部を打つ事が少なくなります
スキーの取りまわしとバランスのご指摘はあたっていると思いました。それらの原因はやはりスキーへ乗っているポジションが乱れるのではないかと思います。フラットバーンでは一応良い位置に乗っていてもこぶに入るととたんにポジションが崩れてしまうのではないでしょうか。今シーズンの課題といたします。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
モーグルは基礎スキーの延長上にあるととらえた方がよいですよ。
基礎があるからモーグルが出来きます。
モーグルは元々スキーヤーの根性比べでこぶ斜面を真っ直ぐ滑り降り「誰が速く滑れるか?」の遊びが発祥と言う説が一つに上げられています。
ですのでモーグルは自由に滑って良いのが基本で逆に築いて来た基礎を変える必要が出てくるかもしれません。
只、今まで基礎が簡単に無くなる訳ではないのでスキーのバリエーションとしてモーグルも楽しんで見るのも良いかと思います。
恐怖心はどうでしょう?
恐怖心があると後傾して後ろ荷重になりうまく滑る事が出来なくなります。
出来る限り前傾を保つ事がこぶ斜面克服のコツです。
前傾になると問題になるのがも一つの課題のスキーのトップの引っ掛かりです。
このトレーニングとして短いスキーで滑ると言う方法があります。
今流行りのファンスキーや体重さえ大丈夫であれば子供用のスキーも可です。
これでスキーの取りまわしが少し楽になるので滑り降りる達成と共にコツがつかめると思います。
技術的には、基礎スキーが基本であると思います。精神的にはモーグルはもっと自由で制約が無いのではないでしょうか。書道に例えれば楷書体から行書、草書体へと移行するようなものでしょうか。ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
基礎スキーができてこぶが苦手という方の中で99%の人がこぶの滑り方を勘違いしています。
こぶの吸収を必死でやっていらっしゃるのではないでしょうか?
こぶは谷に入るときが重要なのです。いち早く谷に板を降ろすのです。勘違いされてる人はほとんどが吸収に力を入れてます。わかりやすく言うとこぶの手前から頂点を大事にし膝を曲げることで吸収しようとしています。
それはスキーをある程度やっている人なら本能的にできてるはずなのです。ところがそのあとなにもしないのでついていけなくなるのです。おりるときつまり頂点から底にかけてが大事で、いち早く板を雪面に押しつけるのです膝を思い切り伸ばす(完全にはのびませんが)ことを心がけるようにしましょう。雪面をとらえ続けることを心がければ上達は早いです。モーグルの滑り方と基礎スキーでのこぶの滑り方とは全然違います。下手なものに手を出すより
きちんと基礎スキーで修得した方があとが楽です。
昔(我々の世代で・・もう50ですが)佐藤正人という基礎スキーの達人がいました。
この人のビデオを何回も見てイメージして下さい。
彼のこぶの滑り方は天下一品です。その美しさにはほれぼれします。是非どこかで探してご覧下さい。
谷で伸ばす件が参考になりました。やはり基礎スキーをみっちり習得することが重要なんですね。でも、基礎スキーの制約の多さには楽しみが半減します。書道・柔道・スキー道というような感じです。モーグルはもっと自由なのではないでしょうか。ありがとうございました。
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