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「モリエールはたまたまあるときに起ったことだけではなくて、アリストファネスやセルバンテスのように永久に滑稽なもの、つまり人類の根本的な弱点をあざ笑ったればこそ偉大なのである。」
(ハイネ『ドイツ古典哲学の本質』伊東勉訳 第1巻 岩波文庫59ページ)

ここでハイネはモリエールの喜劇『タルチュフ』を評して、このやうに述べました。「人類の根本的な弱点」とは何ですか。

A 回答 (3件)

人間が知性を持ってしまったこと。


でも、その限られた知性では、物事の本質を突き止めることができないこと。

ではないでしょうか。

私の場合は、コンピューターがあるばかりに、きりきり舞いをしています。滑稽だなぁ、と思いますね。

*****
hはフランス語やスペイン語の影響か、黙字になることが多く、an hourのように、anが付きます。an historyは間違いになりますが、気持ちはわかります。

uも、youと発音されるときはa universeとなるのを、回答で添付したウェブサイトでみて、”あら、そうだったかしら”と感心しました。
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この回答へのお礼

先日は英語カテゴリの質問にお答へくださり、ありがたうございました。

>an historyは間違いになります
以前の西行の質問同様、私の勘違ひでした。an historical novelのやうに語頭にアクセントがない場合にanとなることがある、とのことのやうです。不定冠詞はもともとがanで、子音の前でnが落ちるといふ説明もここにありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E% …

>人間が知性を持ってしまったこと。
聖書にもそのやうな記述がいくつか見られます。敬虔なハイネも、ciaopolpo2さんと同じ考へだつたのではないでせうか。引用文にアリストパネスがでてきますが、『雲』のなかで、さんざんソクラテスをからかつてゐます。アリストパネスといへば、笑ひ飛ばす対象人物は、エウリピデスですが、大田南畝の西行パロディー同様、エウリピデスの悲劇の元ネタがさつぱりわかりません。私の場合は知性が足りなさ過ぎるので、どうしようもありません。またいろいろ教へてください。

英語カテゴリのotolaryngologyの質問は、ciaopolpo2さんのページからぱくりました。

お礼日時:2015/04/18 20:08

どうしても人には厳しく、自分には甘くなってしまうことかな。



悪には憎悪をもって報いるべしとか、他人の成功に嫉妬する、とするのも一般的な感情なのですが、
それで問題が解決したり次の犯罪防止となるのかというと、ほとんどならない。

理性的な内なる人間(頭脳の役目)の課題は
「感情より前に進む」にはどうすべきか?になってくるんですが、
それにはもう「信じない」ということになってしまうんです。

>「弱点をあざ笑ったればこそ偉大」
信じてなければ驚くことも悲しむこともないです。
そうすれば誰に裏切られようと、自分が在りえないようなヘマをしようと
、死ぬ可能性も一切が対等、根源は同じかもと思えるからです。
「同じアホなんやったら踊らないと、楽しまないと」です。

>「人類の根本的な弱点」とは何ですか。
悩めてしまうまで賢いアホになったこと。
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この回答へのお礼

アルケー教の御回答につづき、ありがたうございます。gooでもOKWaveでも、たてつづけに削除されてゐるやうで、個人的な好き嫌ひによる感情的な通報をする人がゐるのではないかと思ひます。ただそれだけの意味の質問でした。

>どうしても人には厳しく、自分には甘くなってしまうことかな。
これは私のモットーです。

>それで問題が解決したり次の犯罪防止となるのかというと、ほとんどならない。
それが現実です。感情でも、理性でも、実際の複雑な人間や社会に対応してゆくのは、一筋縄ではいきません。

>信じてなければ驚くことも悲しむこともないです。
こちらのほうが名言ですね。

>悩めてしまうまで賢いアホになったこと。
miko-desiさんは、cyototuさんのお弟子さんのやうですから、無理ではありませんか。あちらのブログを拝見してゐますと、社会現象などへの見解は私とはずいぶん違ふのですが、根底にある思想には、納得させられます。ひきつづき投稿してくださるとよろしいのですけれど。ねこさんまでgooの哲学カテゴリに見切りをつけて投稿しなくなりました。哲学カテゴリの主力メンバーはほとんどOKWave側ですので、ぜひcyototuさんにgooでリーダーシップをとつていただきたいものです。

お礼日時:2015/04/18 19:45

「際限のない欲望」だと思います。

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この回答へのお礼

いつも回答文を寄せてくださり、ありがたうございます。ハイネの哲学宗教論は肩苦しさがなく、読んでゐて安心感があります。このサイトの哲学カテゴリでは、実際よりも自分を大きく見せようとして肩に力が入りすぎてゐるのではないかと気の毒に思へる人が多く、このハイネの姿勢を見てもらへるといいのにと感じてゐます。モリエールの『タルチュフ』はヨーロッパでは人気の演劇らしいのですが、私はやや苦手です。俗受けする作品にはすぐになじめるのですが、高尚な作品には距離を置いてしまひます。

「人類の根本的な弱点」についてハイネは明確に記載してゐないので、いろいろな解釈ができさうです。「際限のない欲望」といふのはgouzigさんらしい見解です。ときどきこのやうな投稿を拝見します。ハイネもこの箇所で、いはゆる肉欲とキリスト教との関連を述べてゐます。

欲望もよしあしで、すべては状況次第ではないでせうか。欲がなくなれば、もうおしまひかもしれません。結局はどのやうに「欲望」を活かしてゆくかが大切なのではないかと思つてゐます。

お礼日時:2015/04/17 23:22

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