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丸ノ内線と銀座線が統一されないのはわかります。
銀座線の車両が16メートルで丸ノ内線の車両が18メートルで、線路のカーブや建築限界が違うからと聞きました。
(丸ノ内線と銀座線を直通するイベント列車では銀座線の車両が使われたと聞きました。)

不思議なのは、東西線、有楽町線、半蔵門線、千代田線です。
どれもJRの103系電車と同じ集電方式、電圧、線路幅、ドアの数・位置なのに別々の車両が開発・投入されています。

これだったら、05系、07系などと区別をつけずに、XX系XXX番台として同じ車両をつくり、ラインカラーの帯だけ変えれば、開発や製造も効率的だと思うのですが...。

JR東日本もE231で統一していますよね?

なぜ、規格が同じメトロで、それぞれの路線別に電車が開発・投入されるのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんばんは。


首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

質問に回答する前に、質問者様が誤解されているので、その点をクリアにした方がハナシが早いと思います。

銀座線と丸ノ内線、
車両の大きさが、銀座線<丸ノ内線
……ですので、物理的に銀座線車輌でないと丸ノ内線に入れません。逆だとトンネル躯体に接触してしまいます。

他の路線ですが、車輛の長さが18メートルの日比谷線以外は、基本的に同じ車輌です。
また、長さが異なる日比谷線車輌(03形)とて、車輛の走行機器などは、送電方法の異なる丸ノ内線の02形と同じ。
兄弟車輌です。

新造時期に応じて、細かい改良を加えています。
東西線の05形を御覧いただくと分かりやすいのですが、最初期の05形と、最末期の05形、デザインも中身も全く別の車輌です。
中期の車輌では千代田線の06形、当初有楽町線に入った07形と、後期の車輌では半蔵門線の08形と、中身は同じ車輌。見た目の違いだけです。
15000形は、05形最末期の車輌のイメージを、副都心線用の10000形に合わせたもの。色合いやイメージは異なりますが、05形≠15000形なのです。
また、10000形は、最末期の05形をベースにしています。

05≠10000≠15000
……の関係です。

後は、乗り入れ先(東急や小田急、西武や東武)の規格(保安装置、車体の寸法、加減速度、機器取り扱い)に合わせるべくカスタマイズしているに過ぎないのです。

車輌新造でお金が掛かる箇所は共通化されており、
どうでも良い点(素人の方が眼にする箇所)が違うだけで、質問者様が思っていらっしゃる程のコスト削減には繋がりません。
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この回答へのお礼

解決しました

回答ありがとうございます。
製造でお金がかかる部分は共通化されているのですね。すっきりしました。
丸ノ内線と日比谷線が兄弟車両というのも意外でしたが、納得できました。

お礼日時:2015/07/18 09:16

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