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桜木町で架線が切れて垂れ下がる事故がありましたが、その原因は「接続する2本の架線の電圧が異なるのでショートした。」ということです。
DCーDCセクションで一方の架線が大電流による電圧降下が生じることはあるかもしれないが、そこをまたぐとき、ショートするほどの事が起きるのか、と言う質問です。

A 回答 (3件)

公称1500Vでも実際の電圧は1350~1650V位の変動があります。


電位差は200~300V程度ですが起電力が大きいので 架線-パンタグラフ-架線 に数kA位の電流が流れますから電車線の溶断など一瞬です。
停車中は電圧降下が少ないので何とか持っていたのが力行したときに他の動力車が居た側の電圧降下が大きくなりますからそこで溶断し垂れ下がった電車線が車体に触れて停電したようです。
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この回答へのお礼

なるほどそうですか。結構電圧の変動があるのですね。私は1500Vをほとんど一定に保たれる様に維持されているものと思っていました。この回答で良く理解できました。。本当に有り難うございました。

お礼日時:2015/08/06 14:59

こんばんは。


電車運転士をしております。

今回の場合は、ショートというより架線の溶断になります。

電気は電圧の高い→低いに向かって流れるものというのは質問者様は御存じだと思います。
変電所の境界に主に“エアセクション”というモノがあります。
二本の架線を並列にすることで、電車側から見ると電気が途切れないようになっています。

質問者様は「DC-DCセクション」の用語をお使いなので、無電区間を想像されているのかも知れませんが、実際にはそのようなセクションは駅構内など少ないものです。

今回の場所も、エアセクションの範囲内でした。

パンタグラフのシューは導電性ですので、エアセクション内に停まってしまうと、二本の電位差のある架線の電気を繋いでしまいます。
異常発熱してしまうのですが、架線は、

⚫パンタグラフに絡むなどの事故を防ぐため、張力を持たせている。
⚫架線は銅なので、異常発熱してしまうと簡単に溶けてしまう。

その結果の溶断であり、正しくはショートとは異なります。
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この回答へのお礼

有り難うございました。そうですか。私が「DCーDCセクション」と書いたのは正しくは「エアセクション」なのですね。
わかりました。二本の架線の電位差がほんの少しでもこのような溶断が起きるのですね。

お礼日時:2015/08/05 22:00

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2 …

【抜粋】
エアセクションに関連したトラブル
・2006年12月11日 京成電鉄京成本線
谷津駅 - 京成大久保駅で架線が切断する事故が発生し、3時間にわたって運転を見合わせた。
・2007年6月22日 JR東日本東北本線(宇都宮線)
さいたま新都心駅 - 大宮駅間で、上り普通列車が信号現示に従い停車した際、現場付近に設置されていたセクション外停止位置標よりも手前で停車したため編成後部がエアセクション区間にかかり、架線が切断する事故が発生した。その影響で宇都宮線、高崎線、京浜東北線、湘南新宿ラインの各線で、利用者の救済を含めた全ての復旧まで、約5時間にわたり全線でストップした。
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この回答へのお礼

有り難うございました。確かに過去にそのような事故がありましたね。
長距離区間一定の電圧を保つためには、ある距離ごとにセクションをとって変電所から電気を送ることが必要なのでしょうかね。交直流セクションのことなら分かるのですが。

お礼日時:2015/08/05 22:07

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