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古典文法について、細かい質問をお許しください。
私が高校生の時、カ行変格活用(「来」の一語のみ)の命令形は更級日記にある「いづら猫は。こちいて来」の一例しかない、と教わっています。
だから命令形は「こ」しかないと認識していました。
ところが下記のURLでは「こ(よ)」となっています。他の古文文法サイトを見ると、どうやら「こ」と「こよ」の二つがあるという意味のようなので、いぶかしく思っています。
そのあたりの事情や経緯などをご存知の方、ご説明いただけませんでしょうか。
http://www.hello-school.net/haroajapa006001.html

A 回答 (2件)

下記サイトに例が載っていましたので。


http://kotenbenkyou.seesaa.net/article/421144126 …

「来(こ)」…カ行変格活用「く」の命令形
「とく来」と言ひやりたるに、『枕草子』

「いづら、猫は。こちゐて来」 『更級日記』

「しか云ふ者世に有りとは聞くぞ。あやふげに希有の奴かな。共に詣で来」とばかり云ひ懸けて、『今昔物語集』

「来よ(こよ)」…カ行変格活用「く」の命令形
獺(かはうそ)の祭見て来よ瀬田の奥 (松尾芭蕉)

蓑虫(みのむし)の音を聞きに来よ草の庵 (松尾芭蕉)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
私が教わった「カ行変格活用(「来」の一語のみ)の命令形は一例しかない」は、何かの間違いだったと思わざるを得ませんね。

お礼日時:2015/09/13 13:08

大辞泉には、【(2) 命令形は、古くは「いづら、猫は。

こち率 (ゐ) てこ」〈更級〉のように、「こ」だけの形が用いられ、「こよ」が用いられるのは中世以後。】という補説があるようです。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/64270/m0u/
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この回答へのお礼

つまり、使用例は一件だけじゃなかったのですね

お礼日時:2015/09/13 12:41

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