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南海トラフ地震が怖くて日頃から防災について
よく考えている者です。

いろいろ調べているうちに
疑問に思ったことがあります。

それは津波避難ビルについてです。
津波避難ビルって安全性はどうなんでしょうか?
例えば5mくらいの津波がきたとして、
しかもその地域は地盤が緩いなど、
海抜もマイナス何㎞などとしますよね。
そのなかに津波避難ビルがあったとしても
それは安全だと呼べるのでしょうか?

東日本大震災のとき、
津波避難ビルへ避難しても助からなかった人って
いるのでしょうか。

もちろん自然のことなので、
起こってみないとわからないとは思いますが、
津波避難ビルの安全性について知りたいです

よろしくお願いいたします

A 回答 (6件)

防災関係の仕事をしています。



まず鉄筋コンクリートの建物はかなり安全です。これは、東日本の津波も、プーケットなどを襲ったスマトラ島沖地震のときの津波でも、鉄筋コンクリートの建物は流されることなく残っています。
これは、たとえ地盤がゆるくても、逆にゆるければ重い鉄筋コンクリートの建物は固い地盤に杭を打たないと普通でも傾くので、そのような措置がしてある建物は津波では流されないのです。
ですから、津波の際は、鉄筋コンクリートの建物の上階に上がるのはとても有効です。

ただ、東日本の津波などをみると低い建物は津波の高さのほうが高く飲み込まれてしまっています。たとえば最後まで防災無線で避難を呼びかけた職員が犠牲となった南三陸町防災庁舎は鉄骨だけ残されています。この庁舎は3階建てで、庁舎より2m高い津波が襲ったようで、軽量コンクリートははがれたものの、鉄骨は残ったのです。


津波避難ビルの選定については、その地域の津波の高さの想定に沿って選定されています。ですから同じ高さのビルであっても、避難ビルに設定される場所と、そうでない場所があります。これは海底の地形などで津波の高さが想定されているからです。

ただ、もちろん、これらの想定はあくまでも想定で、これを超える津波が発生する可能性はゼロではありません。ですから、もう少し津波のメカニズムを知っておいたほうがいいでしょう。

津波、というのは東京湾内や瀬戸内海では高さが数mまでしか上がらないとされています。これは外洋から離れた囲われた場所であるため、外洋から大きな津波がきても、内海まで影響が及びにくい、とされているからです。ですから、これらの場所では3階とか4階だてのビルの上階であればかなり安全だといえます。
また、日本海側も太平洋側に比べて津波の発生頻度は低く、また高さも低いとされています。

ただ、地震がどこで起きるかによってもこれらは変わってきます。たとえば奥尻島で最大30m前後の津波が起きたとされる、1993年の北海道南西沖地震では、地震後3分から5分で奥尻島に津波が到達し、また津波の大きさも大きかったため、壊滅的な被害をもたらしました。この数年前にも大きな地震があり、その際は津波到達まで15分かかったことも被害を大きくした要因だと言われています。

ということで、いろいろな知見から津波避難ビルはかなり有効であるとはいえますが、絶対に大丈夫、とはいえません。なるべく高いところを探して避難するしかないし、予想や周りの人がのんびりしていても、とにかくすばやく避難する、後で笑われてもいいから避難するぐらいの気持ちで居たほうがいいと思います。
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絶対安全はありません。


津波避難ビルは、そのビルがハザードマップに記載されている
想定されてる最大の津波の高さ以上があれば、助かる可能性がある。だけです。
津波の直撃にビルが耐えられるかどうかも重要かな。
地震の揺れで、ビルがダメージを受けそこに津波が直撃してしまったら・・・。
そのビルの立地場所でも、違ってくるかな。
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海抜マイナス何kmなどという土地はなかなか無いかと思われます。


日本の海岸にグランドキャニオン級の峡谷はありません。

また、津波避難ビルは、東日本大震災後にその対策に考えられたもので、震災前にあったものではありません。

発想は、海岸にほど近い5階建て以上のマンションで、上部階に避難して助かった事実から考案されました。

小学校や、町役場などの低階層の建物は、軒並み犠牲になりました。

なのでアベノハルカスのような最新高層ビルの最上階にでも住まれると良いでしょう。
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東日本大震災以降に建てられている津波避難ビルに関しては東日本大震災での教訓が活かされていると思います。


何せ東日本大震災での大津波は想定を遙かに超えていましたからね。
津波避難ビルの安全性については実際に最大規模の大津波が襲来してみないと何とも言えないでしょう。
現状では想定上での安全ですので答えは出ませんが、それでも安全に避難出来る事を前提にしていますので『安全』と
考えなければ何処にも逃げられないでしょう。
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通常の津波、5m10m程度の津波であれば、鉄筋コンクリート等の建造物は津波で崩壊しません。

もちろん低層階にいれば水没しますから命にかかわりますが、上層階であれば命は助かります。
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貴方の想定には無理がある。


まず海抜にマイナスkmはないです湖になりますから、海抜のマイナス2m以上なら台風でも全滅します。
人が住むなら海抜が0mが限界です、なぜなら少しの雨でも川が氾濫します。

私は海抜200mの露天掘りの鉱山を知っています、台風が来たら30分で家が沈みます。

津波の5mは日本は沈没します。
フラットな海岸線でも1mで津波が岸壁を超えます、地形が湾構造になっていれば地形によっては、津波の高さは10倍以上になります。

ですから地形によっては50m以上の津波になります、貴方の想定では日本の海岸線は全滅です。

途方もない想定を考えないで、地震が来たら海岸線には近づかない、津波の速さは乗用車より早いです、津波が見えたら終わりです。
津波が来た時の想定なら、避難場所を家族で決めて置いて、普段から逃げるコースを決めて置いて、時々コースを歩いてみて体で覚えておいたほうが良いです。

調べるなら住む地域の海岸線の地形を考えて、津波が何倍になるかを想定して、避難場所を家族で話し合うほうが良いです。
津波警報が出たら、まずは避難が先でその後情報を仕入れて、津波情報には津波到着情報がありますから、それを聞いてから動くことを薦めます。
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