
No.2ベストアンサー
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ソフトでも野球でもそうなのですが、
塁に走者がいた場合、打者がフライを打ち上げて守備の選手に触れるかグラウンドに落下するまでの間は、危険を犯して進塁を試みることができます。
しかし、そのフライが守備側の選手に捕球された場合、走者は一度もといた塁に戻らなければいけません。
これはリタッチの義務といって、攻撃側がヒットではなくフライを打ち上げただけで走者を進塁・得点させる利益を生じさせないためのルールです。
内野(外野でも有り得ます)の場合、このリタッチの義務を守備側が悪用してダブルプレーやトリプルプレーを狙う事が可能になってきます。
ノーアウトやワンアウトで、塁上に走者がいる場合で、
打者が内野フライを打ち上げて、守備側の選手がフライを取れそうな格好をして、故意に落としたり、取らないでバウンドさせて取ったとします。
走者はフライでのリタッチの義務があるので帰塁出来る位置に居るしかないわけですが、そこで守備側の選手が故意落球したりワンバウンド捕球したら、走者には進塁する義務が生じます。
急に進塁の義務が生じた走者をみて、守備側の選手は、本塁や3塁、2塁、1塁と送球してフォースプレーやタッチプレーによりダブルプレーやトリプルプレーを狙う事ができてしまいます。
このようなプレーを防ぐためにインフィールドフライというルールが野球で1895年に導入されました。
ノーアウトやワンアウトで、走者が1・2塁や満塁のケースで、
内野フライを打ち上げたら、インフィールドフライで打者にアウトが宣告されます。守備側の選手が取る取らないは関係ありません。
しかしフライですからリタッチの義務が走者には残っています。守備側の選手はわざと落とす事もできますが落としても、
打者が先にアウトになっているので走者には進塁義務がなく、守備側はダブルプレーやトリプルプレーを狙うことが出来ないのです。
インフィールドフライが宣告されて、もし守備側選手がフライを補球して走者がリタッチの義務を果たしていなければ、走者がいた塁に送球することでフォースアウトが取れます。
守備側選手が落球(ボールが触れた瞬間)もしくはワンバウンドさせた時点でリタッチの義務は消滅しますから、走者は危険を犯して進塁することができます。
しかし、一旦インフィールドフライが宣告されたあと、ファールグラウンドにフライが飛び守備側選手が落球したり捕球しなかった場合は宣告が取り消されたりします。
また、バント失敗で小フライになった場合やライナー等は、走者にリタッチの義務は生じますがインフィールドフライは宣告されません。
プロ野球などでは時々そこで駆け引きがあります。
インフィールドフライは野球・ソフトボールのルールの中でも場合分けがあって難しいですね。
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