電子書籍の厳選無料作品が豊富!

こんにちは。おおよその情報ですが、ラーメンブームが到来したのが1980年代半ばだったと聞いてます。日本では、それ以前になぜ、ラーメンが国民食として取り扱われなかったのでしょうか?

A 回答 (5件)

漫画『包丁人味平』の少年ジャンプ連載時70年代中盤~後半のエピソード「全日本ラーメン祭り」のラーメン日本一決定大会で,主人公味平は『ラーメンは日本の大衆食である』と声高に論じていました.(要するにラーメン専門店だけでなくアマチュア枠を作り俺を加えろ,というわけです)



料理マンガの草分け的存在の包丁人味平の原作者は70年代にはすでにラーメンを国民食として扱っていたようです.(ちなみにその直前のエピソードはカレーライスでした)
    • good
    • 0

80年代初頭は札幌味噌ラーメンが本土を席捲し、札幌味噌ラーメンを冠するチェーン店が増殖した。

同時に東京で環七ラーメン戦争が『土佐っ子ラーメン』なる店を中心に勃発し、環七沿いに豚骨ラーメン屋が乱立した。この九州豚骨ラーメンを全国区にしたのが、極細麺と麺硬さ選択・替え玉を売りにした博多とんこつラーメンの『なんでんかんでん』。店主・川原ひろしが『マネーの虎』に出演した事から博多とんこつラーメンにメディアが着目し、ラーメン界の主流は札幌味噌ラーメン・旭川醤油ラーメンから、福岡とんこつラーメンにシフトしたのだ。第一次ラーメンブーム以前のラーメンが地味な存在だったのは、ラーメンは食堂や中華料理屋の一メニューに過ぎず、鶏がらスープの醤油ラーメンしかなかったから、メジャーとは縁遠い存在だった訳だ。
「ラーメンブーム」の回答画像4
    • good
    • 0

いや、それ以前からラーメンは国民食でしたよ。

逆にいえば国民食であるがゆえに、ブームにはならなかった、ということでしょう。

また1980年代というのは、高度成長期がピークに達しバブル崩壊まで、日本経済が最高潮に達した時期でもあります。この直前1970年には73年と79年にオイルショックがあり、まだまだ消費に供給が追いついていなかったのですが、80年代になると経済の好調と円高のおかげで、モノが過剰になり始め「情報によってモノを消費する」時代になっていったのです。

そのためラーメンだけでなく、いろいろなブームが起きています。たとえば今のAKBなどの元祖であるおにゃんこクラブ、このグループは原宿のセーラーズというブランドをおそろいの制服代わりに着ていたため、グループの人気とともにこのブランドの服も人気になりました。
参考:http://withnews.jp/article/f0151121001qq00000000 …

また情報誌というのが一斉に出て、男子はデートのためにポパイやホットドッグというような情報誌を頼りにしたため「マニュアル世代」とも呼ばれました。これらの情報誌が特集したイタリアンレストランなどはブームを起こし、その後今でもつづく定番になっていきます。

ラーメンは70年代まで「ご飯が無いときの代替食」であり、すぐに食べられるファーストフードであり、近くの中華屋で食べるか出前で食べる程度の日常の補完食にすぎませんでした。それが80年代の情報ブームに乗って、だんだんと「外食」の中に位置づけられるようになり、またラーメンの種類の豊富さや地域によって違う味など、情報を消費する食材としてうってつけだったわけです。

また地域の町おこしとしてもラーメンは用いられ、たとえば喜多方ラーメンはかなり早い時期に地元の味としてガイドブックに登場しています。ガイドブックに乗ったのは1983年で博多の屋台のラーメンや札幌ラーメンなどある程度知名度がありガイドブックに載っている地域とちがって、積極的に町おこしに利用した、という特徴があります。
 これらの手法が各地に伝わり、各地の特徴のあるラーメンが情報誌に載るようになり、それがラーメンから様々な食材になり、現在ではB級グルメ、のような手法に進化しているわけです。
    • good
    • 0

ラーメンブームが到来したのは、80年代初めですね、 当時、グルメ評論家として権威があった山本益博氏が、著書「東京味のグランプリ」の中で、


「恵比寿ラーメン」と荻窪の「丸福」の身に三つ星をつけたのがきっかけです。 特に丸福は大変な人気で、行列ができるラーメン屋の走りになりました。 そのうち近くの春木屋も有名になり、荻窪一帯がラーメンの聖地となっていきました。 更に追い打ちをかけたのが、著名な漫画家で食通としても有名な東海林さだお氏が1985年に出した新潮文庫の「ラーメン大好き!!」です。 映画「たんぽぽ」は、この 「ラーメン大好き!!」を基に作られました。 劇中でラーメン道の達人が渡辺謙にラーメンの食べ方を指南するシーンがありますが、セリフは「ラーメン大好き!!」のまるパクリです。 このころまでは、まだラーメン専門店はそれほど多くなく、一般的にラーメンは町の中華料理屋のメニューの一つと言う扱いでした。 一方ラーメンと言えばどちらかと言うとインスタントラーメンを連想したものです。 1958年に初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」が発売され、それまでは「支那そば」→「中華そば」と言われていたラーメンの、「ラーメン」という呼称が全国的に広まりました。 翌1959年には、福岡でマルタイが「チキン味棒ラーメン」を発売、1963年にエースコックのワンタンメンが発売され、1966年にサッポロ一番(醤油と塩)、1966年に明星チャルメラ、1968年に日清『出前一丁』とサンヨー食品のサッポロ一番の味噌味が発売され、大変なインスタントラーメンのブームを迎えます。 そして、いよいよ1971年に日清食品からカップヌードルが発売され、インスタントラーメンは日本の国民食として定着しました。 そしてしばらく時を置いて、最初に述べたラーメン屋ブームが起こるのです。
    • good
    • 0

ラーメンブームのきっかけは、映画タンポポだと思いますが、


1980年代中盤(1984年あたり)以前は、情報交換されるグルメブームがなかっただけで、
差別化をはかる事に過熱化した外食産業と、リクルート事件に代表されるよう、ぴあやるるぶやホットドッグプレスなど各種情報誌の発達が牽引してグルメブームが来ます。

国民食ならブームのような流行り廃りはないのです。定番なのだから。
それまでは、近所のラーメン屋に足を運ぶか、出前をとるだけ。あるいはインスタントラーメン。

80年代を境に、ご当地ラーメンなどが紹介され、とんこつラーメンと長崎ちゃんぽんが全国進出したことで、それまで醤油、味噌、塩味とトッピング違いのスープベースは同じ中華料理店とは違う、単一スープの横浜家系ラーメン発生し、
店の中で味を選ぶスタイルから、食べたい味で足を運ぶラーメン店を選ぶ時代に変わりました。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!