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日本語で「~するもの」と「~すること」の使い分けの方法を日本語学習者にうまく説明できずに悩んでいます。

例えば、下記の2つの文をくらべて、なぜ1)は「こと」で2)は「もの」なのかの説明がうまくいきません。
1)趣味はラーメンを食べることです。
2)ラーメンは食べるものです。 

どちらも「食べる」という動詞につながりますが、「こと」は動名詞で「もの」は名詞としてしまっていいのでしょうか?

もしできましたら、ご教授ください。 
宜しくお願いします。

A 回答 (7件)

こんばんは。



1)趣味はラーメンを食べることです。

「ラーメンを」は「食べる」の修飾語ですが、それを除去してスリムな文にすると
「趣味は食べることです。」
となります。
さらに「食べる」は「こと」の修飾語なので、除去すれば、
「趣味はことです。」

「趣味」は、物ではなく事柄ですから、「もの」は不適で、「こと」が正解となります。


2)ラーメンは食べるものです。 
「食べる」は「もの」の修飾語ですが、それを除去してスリムな文にすると、
「ラーメンはものです。」
となります。

「ラーメン」は、事柄ではなく物です。「こと」は不適です。


つまり、
>>>どちらも「食べる」という動詞につながりますが
という観点ではなく、主語が「もの」と「こと」のどちらに該当するか、という観点で考えるのがポイントです。


ただし、上記の法則が通用しない場合もあります。
「歯磨きは食後にするものです。」
「囲碁は二人でするものです。」
が、その例です。

以上、ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、分かりやすいご説明ありがとうございました。
本当に参考になりました。

お礼日時:2009/06/28 01:42

名詞の種類にはいろいろあります。


「~すること」は、動名詞や不定詞を訳すときにも使われます。
ハッキリと「事柄」や「物体」を言っている場合は困らないんですね。
困るのは「事」や「物」と漢字で表せないものです。
質問者さんは「もの」と「こと」の使い分けに苦労されているんでしょう?
私も先週からいろいろ考えているんですが、うまい使い分けの仕方がみつかりません。
最終的には経験の積み上げ、しかないように思います。

↓こんなものでも ご参考に 「形式名詞」
http://www.geocities.jp/niwasaburoo/14keisikimei …

 「形式名詞の使い分け―「もの」と「こと」について」
http://space.jpwind.com/space-59765-do-blog-id-3 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そう、なかなか簡単そうで難しいんですよね。

参考先などもいただき、助かります。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/28 02:06

>「こと」は動名詞で「もの」は名詞としてしまっていいのでしょうか?


違います。

「こと」は事象を示す名詞、「もの」は事物を示す名詞です。
事象は、英語で言えば「that~(that節)」で示されます。
「展示されているものに触れてはいけない」
「展示されているものに触れることは禁止されている」
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

分かりやすいご説明で、例文も付けていただき
たすかります。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/28 02:05

「こと」と「もの」の使い分けは、難しい問題です。


とりあえず、ご質問の「~すること」と「~するもの」に限定して考えて見ます。

>「こと」は動名詞で「もの」は名詞としてしまっていいのでしょうか?
このケースの場合はそう考えることも可能です。
「こと」は形式名詞です。
*形式名詞:それ自身では実質的意味を表さず、連体修飾語を受けて名詞としての機能を果たす語。

「もの」ですが、これはややこしいです。
「ラーメンは食べるものです」の意味をどうとるかです。
「ラーメンは食べる物体です」ととれば、「もの」は「物」で名詞になります。
でも、この「もの」は形式名詞でしょうね。
「蕎麦はサッサと食べるものだ」の場合は「もの」は「物体」というよりも「なすべきこと」という意味でしょう。この「もの」は「物」と漢字で書くとダメで、平仮名で「もの」と書く形式名詞です。

「こと」は事柄で、「もの」は物だ、この延長線上で考えればいい・・・これで、かなり当たりますが、例外が多く大変難しいです。一筋縄ではいきません。
私は、使い分けをほぼ間違いなくできますが、すべて経験で覚えました。

ご参考に
http://space.jpwind.com/space-59765-do-blog-id-3 …

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。

なるほど、難しいですね。
参考先まで添付していただき助かります。

ありがとうございました。

補足日時:2009/06/28 02:00
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動名詞という観念は日本語の文法にはなかったのではないでしょうか。


1)では 食べる + こと で活用語の連体形に こと をつけて名詞句 を作った例だと思います。

2) の もの も名詞句を作るという意味では同じ働きをしていますが、1)の 趣味 というどちらかといえば観念的な事柄を指している こと に比べて、2)では ラーメン という具体的に見たり感じたり出来る事柄を指す もの が使われるのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

動名詞というのは日本語にはなかったんですか。
勉強になりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/28 01:59

こんばんは


文法的な分類が苦手なので、ヒントくらいにしかなりませんが....

1)は行動。そして(日本語特有の)主語の省略があります。
 省略せずに言えば「私の趣味はラーメンを食べることです。」ですよね?
2)の主語は“ラーメン”自体。“食べるもの”は英語で言えば、“food”か“things to eat”

質問者様のお考えで合っていると思うのですが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに主語の違いというのはありますよね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/28 01:49

「もの」と「こと」については木村敏さんが中公新書「時間と自己」に興味深い考察を述べています。

それをお読みになった方が良いと思いますが、ことには時間が含まれているというようなことだったと思います。しかしたとえば、そういうことはきちんとするものです。そういうものはきちんとするものです。そういうことはきちんとするものです。そういうことはきちんとすることです。という組み合わせが可能で一応文章としても成り立ちますが、木村敏さんの時間が含まれているかどうかとは少し違うようにも思います。また難しいことに「ものごと」などという単語がありますから、さらに難しいことになりそうですが、この問題は難しいものだと思います。ものとことというのは西洋の言葉には対応するものがないというのも木村さんの説です。日本語には関係代名詞や単数複数の区別がありませんが、その代わり独特の言い方があります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

今度時間を見つけて読んでみます。 でも、ちょっと難しそうですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/28 01:45

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