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熱力学について質問です。
ギブスの自由エネルギーGが
G=U+pV-TS
U:内部エネルギー、T:温度、S:エントロピー、p:圧力、V:体積
で表せ、全微分表式が自然な独立変数をT,p,Nとして、
dG=-SdT+Vdp+μdN
μ:化学ポテンシャル、N:粒子数
となることを学びました。
それで、
(1)このギブスの自由エネルギーG(T,p,N)の自然な独立変数のうち、示強性の量と示量性の量を答え、さらにGは示強性の量と示量性の量のどちらになるか。
(2)ギブスの自由エネルギーGをもつ系をa倍した系を考え、(1)をふまえて、G(T,p,aN)= aG(T,p,N)となることを示せ。
という問題がでたのですが、

(1)については
示強性の量:T,p
示量性の量:N
であることは参考書などでわかりました。
Gについても示量性の量とわかったのですが、なぜ自然な独立変数のうちに示強性の量T,pと示量性の量Nが混ざっているのにGは示量性の量となるのでしょうか?

(2)について
(1)でGが示量性の量となるので、示量性の量の関係式
f(aX)=af(X)
が成り立つと参考書にあったのですが、どの参考書にもなぜこの関係式が成り立つかのっていませんでした。しかも、この問題では(1)をふまえてとあるのでどうしたらいいかわかりません。

長文失礼しました。
よろしくお願いします。

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A 回答 (2件)

(1)示強×示量→示量を、意味的に納得したければ、質量、密度、体積の関係を考えてはどうでしょう?


    質量(全体の示量性量)=密度(示強性量)×体積(示量性量)
 このとき、密度のはたらきは、
  全体の示量性量を他の示量性量に関連づけるための、系の強度、係数
 となります。

 pV,TSについても、系のエネルギー(示量性)を計算するために、
   (強度あるいは係数p, T)×(示量性量V, S)
 に分解したと説明すると乱暴ですか?

 これらの掛け算は、pに対してV、Tに対してS などと
 組み合わせ(共役または双対という)が決まっています。
 (電気でも:電力=電圧(示強)×電流(示量)で、定電圧で電線の本数を増やすと、
  電流、電力が増える?などと説明すると怒られるか?)


(2)示量性量を簡単に言えば、粒子数、モル数、質量など、系の基本量に比例する量です。
 例 比例定数をkとして、U(N)=k・N とすると、Nがa倍になると、
    U(aN)=k・aN=a・kN=a・U(N)
  (示強性量である温度は、温度が同じ2つの系をくっつけても、変化しない)

 Gを構成する諸量のうち、示強性量T,pが固定と書いてありますから、
 残りの示量性量U(N)、V(N)、S(N)を使って、
 N→aNにしたとき、
   G(aN) = U(aN)+p×V(aN) ・・・ = a×G(N)
 となることを示せますか?という簡単な数学の問題ですかね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2016/09/29 12:43

G=U+pV-TSなので、U:示量性、pV:一定→示量性、TS:T・Q/T→Q:示量性、つまりGは示量性となります。


示量性の定義から、相加性が成り立つので、示量性の値を変数とする場合は、f(aX)=af(X)が成り立ちます。
示強性の値同士では、その積が示量性となる組み合わせがあります。(pV=nRTなど)
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2016/09/29 12:43

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Q偏微分の記号∂の読み方について教えてください。

偏微分の記号∂(partial derivative symbol)にはいろいろな読み方があるようです。
(英語)
curly d, rounded d, curved d, partial, der
正統には∂u/∂x で「partial derivative of u with respect to x」なのかもしれません。
(日本語)
ラウンドディー、ラウンドデルタ、ラウンド、デル、パーシャル、ルンド
MS-IMEはデルで変換します。JIS文字コードでの名前は「デル、ラウンドディー」です。

そこで、次のようなことを教えてください。
(1)分野ごと(数学、物理学、経済学、工学など)の読み方の違い
(2)上記のうち、こんな読み方をするとバカにされる、あるいはキザと思われる読み方
(3)初心者に教えるときのお勧めの読み方
(4)他の読み方、あるいはニックネーム

Aベストアンサー

こんちには。電気・電子工学系です。

(1)
工学系の私は,式の中では「デル」,単独では「ラウンドデルタ」と呼んでいます。あとは地道に「偏微分記号」ですか(^^;
その他「ラウンドディー」「パーシャル」までは聞いたことがあります。この辺りは物理・数学系っぽいですね。
申し訳ありませんが,あとは寡聞にして知りません。

(3)
初心者へのお勧めとは,なかなかに難問ですが,ひと通り教えておいて,式の中では「デル」を読むのが無難かと思います。

(4)
私はちょっと知りません。ごめんなさい。ニックネームは,あったら私も教えて欲しいです。

(2)
専門家に向かって「デル」はちょっと危険な香りがします。
キザになってしまうかどうかは,質問者さんのパーソナリティにかかっているでしょう(^^

*すいません。質問の順番入れ替えました。オチなんで。

では(∂∂)/

Q「示量性」と「示強性」について

「示量性」と「示強性」について

『物理化学(上) 第8版』(アトキンス、東京化学同人)を読みはじめて、最初のあたりで躓いています。

「示量性」と「示強性」が既知の用語として出てきたのですが、熱容量が示量性の性質をもち、定容モル熱容量が示強性の性質をもつとありました。

その箇所がわからないので何度も何度も読み返していて、化学用語辞典とかWikiとかいろいろ見比べていたら何となくその意味するところが少しだけわかってきたような気がします。
しかしどうもしっくりこない曖昧さを感じます。

示量性のことを、質量や体積に依存するものと書いてあるものや、比例するものと書いてあったり、系全体の量が部分系の量の和に等しくなることと書いてあったり、してまちまちです。これらは同値ではないので理解しづらいです。

こういうはっきり定義されていないものが何かの役に立つはずはないと考えているのですが、実際これら性質名で分類することによる利点について教えてください。

また、実際にある量が示量性であることを示すのは比較的容易かと思いますが、示強性であることを示すのは一般に難しいと思うんです。どんな条件化でも絶対に質量や体積や物質量に依存しないことって、しらみつぶしに調べることは原理的にできないはずではないでしょうか?どこかで妥協するのでしょうか?それについて実際にどう判断しているのかについてもご教示くださるとありがたいです。

「示量性」と「示強性」について

『物理化学(上) 第8版』(アトキンス、東京化学同人)を読みはじめて、最初のあたりで躓いています。

「示量性」と「示強性」が既知の用語として出てきたのですが、熱容量が示量性の性質をもち、定容モル熱容量が示強性の性質をもつとありました。

その箇所がわからないので何度も何度も読み返していて、化学用語辞典とかWikiとかいろいろ見比べていたら何となくその意味するところが少しだけわかってきたような気がします。
しかしどうもしっくりこない曖昧さを感じます。

...続きを読む

Aベストアンサー

>質量や体積に依存するものと書いてあるものや、比例するものと書いてあったり、系全体の量が部分系の量の和に等しくなることと書いてあったり、してまちまちです。これらは同値ではない

済みませんがこれらは「同値です」。

>絶対に質量や体積や物質量に依存しないことって、しらみつぶしに調べることは原理的にできないはず
その通りです。例えばブラックホールなどは「古典物理」が破綻した令に当ります。

Q波数のイメージとその次元

題名の通り、波数のイメージとその次元がどうも食い違ってしまうと言いますか、ちょっと納得できないので質問します。
波数の定義は、k=2π/λ(または、本によってはk=1/λ)で与えられています。ここで、私は波数は2πという単位の長さを波長で割っているのであるから、これは単位長さ当たりの波の数だと考えました。大学の先生に聞いてもあやふやな答しか返ってきませんでした。(大学の先生はいろんなこと知っているけど、あまり考えていないの?(疑))
その後、いろいろ調べて「波数は空間周波数とも言える。」と書いてあるのを見つけました。普通、周波数と聞けば、単位時間当たりに何回振動するかだけど、これは時間ではなく空間で与えているだけかと思って納得してしまったのです。
でも、それでは波数の次元は無次元になってないとおかしいではありませんか。
しかし、本で調べたところ、波数の次元はm^-1ではありませんか。
波長の次元はmとして、2πの次元は無次元でないといけません。では、これは角度でradなのでしょうか?
そうすると、先ほど納得したイメージではつじつまが合いません。2πを長さと考えてイメージを作ったのですから。
「波数を定義すると便利だから。」というのを聞いたことがあるのですが、波数のイメージはもてないのでしょうか?(波数っていうぐらいだから、波の数じゃないの?)

題名の通り、波数のイメージとその次元がどうも食い違ってしまうと言いますか、ちょっと納得できないので質問します。
波数の定義は、k=2π/λ(または、本によってはk=1/λ)で与えられています。ここで、私は波数は2πという単位の長さを波長で割っているのであるから、これは単位長さ当たりの波の数だと考えました。大学の先生に聞いてもあやふやな答しか返ってきませんでした。(大学の先生はいろんなこと知っているけど、あまり考えていないの?(疑))
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Aベストアンサー

おっしゃるとおり波数のイメージは>単位長さあたりの波の数
でまったくOKです。
ですから次のように考えてはいかかでしょう?
10m中に波が5回あるとき波数を求めるには、5(無次元)÷10(m)ですね。
ちゃんと次元もm^-1となるのはすぐに納得されると思います。
この時、先に波長2mが分かっていたらこういう求め方もできます。
波長は波1回あたりの長さだから10(m)÷5(無次元)として求めますが、
この式は波数とちょうど逆数の関係にあるので、波数=1/2mと求められます
ここで注意していただきたいのは1mを2mで割っているのではなく、2m(波長)の逆数をとっているという点です。
波数の定義の式も2πmや1mを波長で割ったのではなく、波長の逆数に2πをかけたもの、波長の逆数そのもの、と捉えるのが正しいのです。

もうひとつ波動関数の式 y=Asin(wt-kx)との関係から捉えるのも重要です。
(y:変位,A:振幅,t:時間,x:基準点からの距離)
sin()の中は位相で角度(無次元)なのでw,kの次元はそれぞれt,xの次元の逆数とするのです。ここでkを波長λを用いて求めると2π/λ(rad/s)となります
波動の式としてy=sin2π(wt-kx)の形をもちいた時には2πが消えたk=1/λとなるわけです。
長くなりましたが少しでも直感的理解の助けになれば幸いです。

おっしゃるとおり波数のイメージは>単位長さあたりの波の数
でまったくOKです。
ですから次のように考えてはいかかでしょう?
10m中に波が5回あるとき波数を求めるには、5(無次元)÷10(m)ですね。
ちゃんと次元もm^-1となるのはすぐに納得されると思います。
この時、先に波長2mが分かっていたらこういう求め方もできます。
波長は波1回あたりの長さだから10(m)÷5(無次元)として求めますが、
この式は波数とちょうど逆数の関係にあるので、波数=1/2mと求められます
ここで注意していただきたいのは1mを2...続きを読む

Q線スペクトルと連続スペクトル

線スペクトルと連続スペクトル

いろいろな光源のスペクトルを観察すると、
線になったり、連続になったりしますが、
なぜ、線になるものもあれば、連続になるものもあるのでしょうか。
線スペクトルになるしくみ、連続スペクトルになるしくみを
どなたか簡単に説明していただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

こんにちは。

電球(白熱電球、豆電球など)は、連続スペクトルになります。
太陽もそうです。
これは、熱運動によるものだからです。
電流が流されたフィラメントは高音になり、光を出します。
熱運動では粒子1個1個の運動が確率分布になるので、エネルギーがばらばらになります。
よって、連続スペクトルを呈します。
(いわば、エネルギーがばらばらの線スペクトルの集合です。)
赤外領域の光も出しますので、熱が多く出て、エネルギー効率は悪いです。

一方、蛍光灯のスペクトルは、線スペクトルです。
赤1本、緑1本、青1本の合計3本ピーク(黄色と青の2本のタイプもある)があって、
3つの混色で、人間に「白」を認識させます。
赤、緑、青、それぞれの蛍光物質が管の内側に塗布されていて、
蛍光灯内部で発した紫外線が、3種類の蛍光物質を励起し、それが基底状態に戻るとき、
赤、緑、青になります。
液晶画面のバックライトも蛍光灯です。(最近は、蛍光灯ではなくLEDのもありますが)
必要な光以外をほとんど発しないので、エネルギー効率がよいです。

Q波長(nm)をエネルギー(ev)に変換する式は?

波長(nm)をエネルギー(ev)に変換する式を知っていたら是非とも教えて欲しいのですが。
どうぞよろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

No1 の回答の式より
 E = hc/λ[J]
   = hc/eλ[eV]
となります。
波長が nm 単位なら E = hc×10^9/eλ です。
あとは、
 h = 6.626*10^-34[J・s]
 e = 1.602*10^-19[C]
 c = 2.998*10^8[m/s]
などの値より、
 E≒1240/λ[eV]
となります。

>例えば540nmでは2.33eVになると論文には書いてあるのですが
>合っているのでしょうか?
λに 540[nm] を代入すると
 E = 1240/540 = 2.30[eV]
でちょっとずれてます。
式はあっているはずです。

Q段差を乗り越える円柱

質量m,半径aの一様な円柱が、水平面上を角速度ωで
滑ることなく転がっている。
この円柱が、高さsの垂直な段差(ただし、s<a)に衝突し、その段差を乗り越えるための最小のωを求めよ。
ただし、段差に衝突する点において、円柱は滑ることなくこの点を中心に回転し、衝突の直前と直後でこの点周りの角運動量は保存されるものとする。

この問題で、衝突前後の角運動量の保存の式をどういう風に立てたらいいのかがわかりません。

中心周りの慣性モーメントI=1/2 ma^2,
衝突点周りの慣性モーメントはI'=3/2 ma^2
となり、衝突直後の回転の角速度ω'として、
IωとI'ω'をどのような関係式で結べばよいのでしょう。

どなたかわかる方、教えていただけませんか?

Aベストアンサー

 
 
 もう解決しましたか?一応書いておきます。


1.
 お忘れかも?
(1/2)mv^2 + (1/2)Iω^2 = mgs + (1/2)Iω'^2 +【ここにも】



2.
 カドから円柱中心への位置ベクトルを「動径」と書きます。

(1)s=aの場合;
並進の速度ベクトルが動径と平行ゆえ回転モーメント成分がゼロで「乗り上げの回転」に加勢しない。回転の勢いだけで昇ることになる。(No1で書いた状況です。)
(余談;
剛体を仮定しちゃうと衝突の瞬間に並進運動エネルギがどこへ行ったか説明のしようが無い、並進運動エネルギの立場が無いんですね、現実は圧縮ひずみ波が物体内を反射往復するとかします。日常でもクルマやバイクの激突で内蔵を痛める話などで出てきます。)
 で、
ぶつかる直前の角運動量(回転モーメント)を I1ω1、カドにガキッと当たって「スリップしないと仮定」だから そこを支点に 円筒が持ち上がる。 その支点まわりの角運動量を I2ω2 (I2はあなたの式を使いますが式に自身ありますね?)と書くと、「角運動量は保存継続と仮定」なんだから 二者の等式しか無いでしょ。結果、
  ω2 = (I1/I2)ω1 = (1/3)ω1 衝突直後
となりました。
で、
s=aだから 直後に動く方向は垂直です。 初速Voで質量mが垂直に‥と同じ構図です。 が、この場合 動径一定の回転運動です。運動方程式を書いてみましょう。回転角をθとして、重力はmgcosθ、これを動径まわりのモーメントで‥。
  ω2(t) = dθ/dt などを使います。
この微分方程式を積分すれば、円筒が昇っていく詳細の解が得られますが、一度は体験してみてください。(気が付きましたか?)

(2)s<aの場合;
並進の速度ベクトルが動径と角度を有するので ちょっと回転に加勢します、(方向余弦意外の成分は、やはり剛体では立場が無いですが。)角運動量の初期値がその分増える、θの初期値が0でない所から始まる、あとは同じです。
 
 

 
 
 もう解決しましたか?一応書いておきます。


1.
 お忘れかも?
(1/2)mv^2 + (1/2)Iω^2 = mgs + (1/2)Iω'^2 +【ここにも】



2.
 カドから円柱中心への位置ベクトルを「動径」と書きます。

(1)s=aの場合;
並進の速度ベクトルが動径と平行ゆえ回転モーメント成分がゼロで「乗り上げの回転」に加勢しない。回転の勢いだけで昇ることになる。(No1で書いた状況です。)
(余談;
剛体を仮定しちゃうと衝突の瞬間に並進運動エネルギがどこへ行ったか説明のしようが無い、並進運動エ...続きを読む

QSn1反応とSn2反応の違い

Sn1反応およびSn2反応になる条件について調べています。調べたところ両者には以下のような条件の違いがありました。

*Sn1反応*
[中間体]・・・・・3級>2級>1級>メチル
[反応条件]・・・・中性~酸性
[試薬の求核性]・・重要でない

*Sn2反応*
[中間体]・・・・・メチル>1級>2級>3級
[反応条件]・・・・中性~塩基性
[試薬の求核性]・・重要

中間体による違いは、カルボカチオンの超共役効果や立体障害に依存するのだと思います。しかし反応条件や試薬の求核性がどのようにSn1反応とSn2反応に関係するのかが分かりません。例えば、「なぜSn1反応は中性~酸性条件で進行するのか」といったようなことです。どなたか教えてください。

Aベストアンサー

 既にある回答と一部重複するかもしれませんが,全く新たな回答として書かせていただきます。

 まず最初に,求核置換反応(Sn 反応)の機構は Sn1 か Sn2 かのどちらかしかありません。時に「Sn1 と Sn2 の中間の機構」とか「Sn1 と Sn2 が混ざった機構」と言われる事がありますが,これは Sn1 と Sn2 並行して起こっているという事(ある分子は Sn1 反応をし,別の分子は Sn2 反応をしているという状態)であって,個々の分子を見ればどちらか一方です。

 結果,Sn1 反応になるか Sn2 反応になるかは,どちらの反応の律速段階の反応速度が速いかで決ります。律速段階の反応速度が速い方の機構を通って反応が進行するわけです。

 さて,Sn1 反応の律速段階は御存知の様にカルボカチオンが生じる段階です。つまり,カルボカチオンができ易い程 Sn1 反応は速くなります。一方,Sn2 反応では反応中心の炭素が5つの結合を持った状態が遷移状態ですので,この状態ができ易いもの程反応が速くなります。

 まず,お書きの『中間体』についてです。カルボカチオンの安定性が「3級>2級>1級>メチル」の順であるのは御存知ですよね。これは付いているアルキル基の電子供与性効果と超共役による安定化がこの順で大きいからです。逆にこの順で立体障害が大きくなり,求核剤の接近は困難になります。つまり,「3級>2級>1級>メチル」の順で Sn1 反応の速度は速くなり,Sn2 反応の速度は遅くなります。結果,反応機構が Sn1 → Sn2 にシフトします。

 次に,『試薬の求核性』です。上記した様に Sn1 反応の律速段階はカルボカチオンができる段階であり,求核試薬はこの段階には関与しません。そのため,試薬の求核性は Sn1 反応にはあまり影響しません(重要でない)。一方,Sn2 反応では遷移状態の形成に求核試薬が関与しますので,遷移状態が出来やすい(試薬の求核性が高い)程反応は速くなります(試薬の求核性が重要)。結果,試薬の求核性が高い程 Sn2 反応で進行しやすくなります。

 最後に問題の『反応条件』です。何度も繰り返しになりますが,Sn1 反応の律速段階はカルボカチオンが出来る段階です。この過程では脱離基が抜けてカルボカチオンが生じると同時に,脱離基はアニオンになります。結果,このアニオンを安定化する条件(つまり,酸性もしくは中性)の方が Sn1 反応が進みやすくなります。逆に Sn2 反応は,求核試薬が剥出しの状態になる塩基性の方が攻撃性が高まり反応が速くなります(塩基でもある求核試薬を酸性条件下に置くと酸と反応してしまいます)。結果,塩基性から酸性になるに連れて,反応機構は Sn2 → Sn1 にシフトします。

 ざっとこんな感じですが,要点だけ纏めると,「カルボカチオンができ易い,脱離基が脱離し易い」条件は Sn1 に有利ですし,「アニオンができ易い,求核試薬が攻撃し易い」条件は Sn2 反応に有利です。そして,「求核置換反応の機構は Sn1 か Sn2 のどちらか」ですので,反応が起こらない場合は別にして,Sn1 反応が起こり難くなると Sn2 機構で,Sn2 反応が起こり難くなると Sn1 機構で反応が起こります。

 既にある回答と一部重複するかもしれませんが,全く新たな回答として書かせていただきます。

 まず最初に,求核置換反応(Sn 反応)の機構は Sn1 か Sn2 かのどちらかしかありません。時に「Sn1 と Sn2 の中間の機構」とか「Sn1 と Sn2 が混ざった機構」と言われる事がありますが,これは Sn1 と Sn2 並行して起こっているという事(ある分子は Sn1 反応をし,別の分子は Sn2 反応をしているという状態)であって,個々の分子を見ればどちらか一方です。

 結果,Sn1 反応になるか Sn2 反応になるかは,...続きを読む

Qなぜエンタルピーを使う?

大学で化学を習い始めています.

化学反応のところで生成エンタルピーがよく出てきます.

高校の時は「反応エネルギー」か何かだったとおも運のですが,なぜ,エンタルピーを使うのでしょうか?

エンタルピーって,「定圧下」でのエネルギー変化ですよね.定圧下に限定するのは何か意味があるのでしょうか?

Aベストアンサー

まず,エネルギーとは何か,きちんと考えましょう.
単純に気体の膨張収縮を考えましょう.反応のことは考えません.このとき,気体のもつエネルギーとは,各分子のもつ運動エネルギーの総和です.また,平衡状態における運度エネルギーの総計が温度というものの本質的な意味になります.
気体を加熱するということは外から熱エネルギーを与えるわけですから,系はエネルギーを受け取ります.このとき,体積を一定に保てば与えたエネルギーはすべて温度の上昇,つまり内部エネルギーの造化に使われます.しかし,圧力を一定に保とうと思えば膨張するしかなく,そのためには外力(その圧力状態を保つためには外から同じだけの圧力を受けていなければならない)に逆らって仕事をする必要があります.だから同じだけの熱エネルギーを与えても温度は低圧のときほどには上がりません.逆に言うと同じだけ温度(内部エネルギー)を上げるには,余分の熱を与える必要があるわけです.そこで,体積変化分を込みにして,正味与えなければいけない熱としてエンタルピーを「定義」したわけです.
化学反応の場合も同じで,反応による内部エネルギー変化のうちいくらかが体積変化による仕事に使われれば,実質的に熱として出てくる分は内部エネルギー変化とはずれがでてきます.定圧下で実際に熱として見える分と内部エネルギーの変化とは違うということです.
さて,なぜ化学で定圧下を重視するのかといえば,現実の反応系の多くは定圧下でしか扱えないからです.
たとえば溶液を考えましょう.温度が上がれば膨張しますが,これを圧力をかけて抑え込んで定積条件を維持することはできるでしょうか? 現実的には無理ですね.したがって,定圧下での議論を重視するのは必然なのです.
もちろん,気相系では定積条件での反応等は可能です.その場合はエンタルピーを考えるより,内部エネルギーを直接考えた方が簡単ですね.

もう少しすると自由エネルギーという概念をやると思います.これは正味取り出せる仕事という意味ですが,これも定圧条件下で定義される Gibbs の自由エネルギーと定積条件下で定義される Helmholtz の自由エネルギーがあり,後者は化学系の熱力学ではあまりまじめに議論しないと思います.それは定圧下の方が,化学反応を考えるうえでは一般的と言えるからです.

まず,エネルギーとは何か,きちんと考えましょう.
単純に気体の膨張収縮を考えましょう.反応のことは考えません.このとき,気体のもつエネルギーとは,各分子のもつ運動エネルギーの総和です.また,平衡状態における運度エネルギーの総計が温度というものの本質的な意味になります.
気体を加熱するということは外から熱エネルギーを与えるわけですから,系はエネルギーを受け取ります.このとき,体積を一定に保てば与えたエネルギーはすべて温度の上昇,つまり内部エネルギーの造化に使われます.しかし...続きを読む

QDNAとゲノムDNAの違い

DNAとゲノムDNAの違いを教えてください。
遺伝子とDNAの違いはわかるのですが、上記の2つについてはわかりません。
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

ゲノム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0

DNA
http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA
DNAは化学的な物質名で人口に合成した化学物質でも、その化学的構造を持っていればDNAといいます。

ゲノムDNAの定義はよく分かりませんが、真核生物などはミトコンドリアなどにもDNAがあり、それと区別してゲノムDNAといえるかもしれません。また、ウイルスが感染しいて、染色体以外にDNAが存在する時、両者を区別するのにそういう表現ができると思います。

Q生薬で覚える点

今年、薬学部1年になった者です。課題として生薬の「学名(ラテン語)」「生薬名」「薬効」「産地」などを覚えるように言われたのですが、40近くある生薬の数(本当はもっとあるのですが、とりあえず課題は40弱です)にかなり手こずっています。特に学名のラテン名は非常に覚えにくいです。例えばハッカ Mentha arvensis Linne var . piperascens Malinvaud (間違えていたらすいません)などはどこまで覚えれば良いのかわかりません。薬効もひとつの生薬に5つぐらいあって混乱しています。将来、薬剤師を目指す者として生薬についてはどの程度知らなければならないか具体的なアドバイスください。よろしくお願いします。

Aベストアンサー

懐かしいですね。私も通った道です。
まず、大学1年とのことですから、学名は、#2さんのおっしゃるように、属名と種小名だけを覚えとけば事足りるはずです。
ハッカの例であれば、Mentha arvensis の部分です。
学名を覚えるこつは、「その属名や種小名の、単語としての意味は何であるか」を参照することです。ハッカなら、
Mentha:ギリシア神話のメンテという妖精の名前に由来。ハッカはメンテの化身とみなされた。
arvensis:「原野生の」という意味。
という具合に。
こんな雑学めいたことをしっかり覚える必要は、もちろんありませんが、それなりにイメージも湧いてきて、記憶の助けになるかもしれません。お手元の教科書には、学名の意味は載っていませんか?
また、ある植物に含まれる化学物質が、その植物の属名や種小名に由来する名前を付けられることは、多々あります。ハッカならば、「メントール」が「Mentha」に由来することが、すぐに想像できるでしょう。
このほか、ケシ(Papaver somniferum)のパパベリン、コーヒー(Coffea arabica)のカフェイン、オタネニンジン(Panax ginseng)の成分ギンセノシド類、シャクヤク(Paeonia lactiflora)のペオニフロリン、ジギタリス(Digitalis purpurea)のジゴキシンやジギトキシン、ウコン(Curcuma longa)の色素クルクミン、タバコ(Nicotiana tabacum)に含まれる有毒成分ニコチン、ジャガイモ(Solanum tuberosum)の芽に含まれる有毒成分ソラニンなど、多くの事例があります。したがって、学名は、生薬を知るうえでは、欠かすことのできない事項だともいえます。
(蛇足ですが、上に挙げた植物の中に、blaverさんが覚えなければならない植物が複数入っているはずです。)

また、薬効は比較的覚えやすい事項です。本と首っ引きになるなり、同級生とクイズを出し合うなりして、とにかく覚えてしまいましょう。この先学ぶ薬を覚えるのに比べれば、はるかに楽です。40弱しかないのですから。
だいたい、胃薬(芳香性健胃、苦味健胃)・痛み止め(鎮痛)・熱冷まし(解熱)など、古くから誰もが症状として感じるものを癒すのが、生薬の薬効となっているはずです。
まず、各生薬にある複数の薬効のうち、並び順で初めの一つか二つだけをしっかり覚えてしまうといいでしょう。これらの薬効の中には、ハッカの「矯味矯臭」のように、常識の範囲で分かってしまうものもありますし。

>将来、薬剤師を目指す者として生薬についてはどの程度知らなければならないか具体的なアドバイスください。
すみません、私は薬学部出身なものの、薬剤師ではないので、これだけはお答えいたしかねます。ご容赦ください。

懐かしいですね。私も通った道です。
まず、大学1年とのことですから、学名は、#2さんのおっしゃるように、属名と種小名だけを覚えとけば事足りるはずです。
ハッカの例であれば、Mentha arvensis の部分です。
学名を覚えるこつは、「その属名や種小名の、単語としての意味は何であるか」を参照することです。ハッカなら、
Mentha:ギリシア神話のメンテという妖精の名前に由来。ハッカはメンテの化身とみなされた。
arvensis:「原野生の」という意味。
という具合に。
こんな雑学めいたことをしっか...続きを読む


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