限定しりとり

大川慎太郎著の“不屈の棋士“を興味深く読んでいて、気になった箇所に出会いました。

まず最初に、私は将棋の駒の動き方を知っているくらいで、子供のころ少しお遊びで駒を動かしたことがあるくらいです。したがって、将棋のことはほとんど知りません。この本を手にしたのは、人口頭脳に触れていたからです。

なかの小見出しに、
「糸井哲郎 ソフトの「ハチャメチャ」の序盤にどう慣れるか」
がありました。彼は、次のことを言っております。
「人間がソフトと戦う際になにが一番しんどいかというと、ソフトの指す将棋が見慣れないことです。たとえば最近のポナンザは、人間からしてみると本当にハチャメチャな序盤です。明らかに人間は体験したことがないような形なので、棋譜をたくさん見て慣れる感覚をつくらないととがめるのは難しい。」

気になったことは、私が、ポナンザはハチャメチャな序盤でありながら、なぜ、高段者とほぼ対等に指すことができるのか?です。
私なりに考えると、
1.糸井が表現したハチャメチャといっても、高段者からみたらほんの僅かな劣りであり、この位の差は、ポナンザは確かな中盤・終盤で追い付いている。
2.将棋の序盤は広大なもので、人間はその一角を開拓できたに過ぎず、ポナンザは他の領域を探っている。

質問は、ポナンザはハチャメチャな序盤でありながら、なぜ、高段者とほぼ対等に指すことができるのでしょうか?

A 回答 (1件)

ハチャメチャ・荒唐無稽(荒唐で考えによりどころがないこと。

でたらめ)と
見慣れないとは別の物だからです。
相手がどういう技を持っているか分からない異種の格闘技との対戦と同様で
相手の攻撃を予測できず致命的なダメージをまともに受けたり、慎重になり
すぎて攻撃のチャンスを逃したりするのです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
ハチャメチャとは、
<相手の攻撃を予測できず致命的なダメージをまともに受けたり、慎重になり
すぎて攻撃のチャンスを逃したりするのです。>
ということですね。ということは、ヒト同志では今まで対戦したことのない序盤を、ポナンザは使っている、ということになりますね。このポナンザの実力は、人とほぼ遜色がないレベルに近ずいてきたようですね。そうすると、ヒトの開拓した序盤理論(感覚)とボナンザのそれとは、レベル的にはほぼ同じでありながら、別な範囲(当然重複している所が多いでしょうが)と看做した方がよいのでしょうか?

お礼日時:2016/10/08 17:34

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