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著書「お前が証人だ」の内容は本当でしょうか?

他の本などでは、米軍は捕虜に対して人道的に扱ってくれたと書いてあるものが多い。
しかし後藤利雄氏の収容所では全く逆であった。
彼の著書「お前が証人だ」には以下の記述があります。

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著者は昭和21年10月ごろ、フィリピンのマキリン山のふもとで、丁度二万人の日本兵の墓地を見た。
埋葬した米兵はかっきり二万であったと言っている。

著者はフィリピンで捕虜生活を送った。
米軍の武装解除で、帽子や水筒まで取り上げられた。

標高差1000メートルをまっすぐ上らされた。
小さなおにぎりを与えられたが、水は無かった。

捕虜への水攻め(水を与えない拷問)の始まりであった。
農業班として働かせられたが、水無しの拷問であった。

米軍の捕虜虐待(重労働と飢餓)で二万柱を埋葬するのに2か月しかかからなかった。
著者の待遇と比べて、後に見たアウシュヴィッツ展の方がよっぽどましであると思った。

武装解除から数日経ったが水攻めは続いた。
その後、貨車に乗せられて終点に着いた時、各車両から3~5体の死者が運び出された。

移送中に3000人位死んだと思われる。
その後、収容所でシャベルのみを用いて土方仕事についたが過酷な重労働であった。

収容所では食料攻め(絶食)があった。
たとえば「一人でも怠けたものがあったら全員絶食にする」。

所長通達は決まって、「パターン半島で日本軍は、×××××のことをしたが、われわれはそういうやり方はしない」という前置きではじまった。
米軍(マッカーサー)はバターン半島事件の復讐を行っていたのである。

他のキャンプでは、大人の頭大の石を運ばされ、又元に戻す無益な作業をやらされた。
アメリカでは機械化されているのではないか?と尋ねると「あれこそ真の重労働なのだ」と言われた。

著者は重労働と飢餓作戦が始まって2週間位後、自分の体力の限界にきているのを感じた。
自分の肋骨の一本一本が高くそびえて皮を被っているのが分かった。

最も許しがたいのは米兵が捕虜の死を確認することなく火葬していたことである。
火葬の中から這い出して助かった日本兵もいた。

第三次捕虜収容所の所長はGreen Peas中佐、第四次の所長は、Drink Water中佐と言った。
間違いなく偽名であろう。

米軍は遠い先の再報復のことまで考えて、本名を伏せていたのだ。
更に米軍の捕虜に対する隠匿主義は徹底していて、氏名や階級を教えないだけでなく声も聞かせなかった。

捕虜に対する指示も物陰で通訳に話すようにしていた。
二万の墓標を作ったのは、虐殺を隠すためである。

昭和48年には広大な墓地は砂糖黍(キビ)畑に変わっていた。
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以上の様ですが、この件は他の本などにはなく、後藤利雄氏のみの証言だと思います。

論文を書いています。
「お前が証人だ」の内容は本当でしょうか?

「著書「お前が証人だ」の内容は本当でしょう」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • この本は現在入手しにくいですが、下記IPアドレスで内容を参照できます。
    http://www.jmcy.co.jp/goto/Majime/toshio/shonin/ …

    添付写真は「比島捕虜病院の記録(守屋正)」から採りました。
    その方が比較的鮮明だからです。
    なお、「比島捕虜病院の記録」の著者「守屋正」氏はこの写真が虐殺の墓であることを知りません。

      補足日時:2016/10/10 03:45

A 回答 (3件)

東京裁判というのがあってですね・・・

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水を何日も飲まなければ死にます。

死んでないのは、著者が本を売りたいために大袈裟に書いたか、妄想のたぐいで書いたかでしょう。
ガダルカナル島での戦闘の日本兵の惨状は、この比ではなかったようです。もちろん日本兵は捕まったわけでもなく、多くの人が餓死病死しています。
アウシュビッツの”展示”を対比に出していますが、まぁ売名行為と見ればその理由がよく分かるのは私だけでしょうか。
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御存知とおもいますが、「お前が証人だ」の著者「後藤利雄氏」は、それ以前に「ルソンの山々を這って」という本を出しています。



その中で、学徒出陣で見習い将校としてフィリピンに出征し、月並みな言い方ですが、「地獄の戦場体験」を語っています。
日本軍はフィリピンへ60万人派遣し、終戦後20万人が帰還できました。

当然、生きて帰れたこと自体が幸運でした。
著者は非常に内省的で、自分の誤判断で部下を死なせてしまったりしたことも述べています。

「お前が証人だ」でもそうですが、常に状況を客観的に又理性的に述べようとしています。
できるだけ複数の情報から結論を導き出そうとしています。

派手な記述や煽情的な表現はありません。
誠実な人柄が出ています。

よって少なくとも上記二つの著書に(本人の思い違いがあれば別ですが)嘘や誇張した記述はないと思います。
次にこの本の結論として「米軍がバターン行進の復讐として日本兵を2万人殺した。」というのは、非常にショッキングな内容です。

この本の主張は以下の通りです。

―――
2万人というのはバターン行進での死者(米軍公表17200人)に合わせるためである。
米軍はまず日本兵に水も食料もほとんど与えず、バターンと同じ60㎞を歩かせた。

それでも死者は2万人に達しなかったので、更に飢餓と重労働を課して約2か月かけて目的を達成した。
殺戮をカムフラージュするために、かっきり2万柱の墓を作った。

本件の主導者は復讐心の強いマッカーサーである。
―――

御質問者は、この内容を論文に書くということで、もっと確証が欲しいのですね。
日本の歴史学者はこの件を全く取り上げていないと思われるからです。

学者と言うものは(御質問者もそうかも知れませんが)非常に臆病な種族です。
まず、米軍の犯罪を暴きたてると内外から袋叩き似合う可能性があります。

(特に日本の)学者は日本軍の残虐性を書き立てるのは熱心ですが、外国(米国や中国)のは気後れする傾向があります。
日本人は執念深くないので、今更米軍の犯罪を暴いて騒ぎを起こしたくないという心理も働きます。

更には米国コンプレックスがブレーキをかけます。
我々は保守的なので、今更考えを変えたくないのです。

「お前が証人だ」は入念に手ぬかりなく書かれています。
私は本当だと思います。
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