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源氏物語 光源氏の誕生 の文で、
「世になく清らなる玉の男御子さへ生まれ給ひぬ」
「おのづから軽き方にも見えしを、この皇子生まれ給ひてのちは、」
などのように「生まれ給ふ」という表現で、「給ふ」の敬意の方向は、生んだのは桐壺の更衣だから「作者→桐壺の更衣(尊敬語)」だと授業で習いました。
しかしネットでは作者→若宮としているサイトばかりでした。原則的にはネットの方が正しいように思えますが、例外があるのでしょうか、、
どちらが正しいのか教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (1件)

「生まれ給ふ」は「生まる」+「給ふ」。

「生まる」は自動詞で「生まれる」という意味です。
尊敬語は為手(して)尊敬(=動作の為手への尊敬)です。「生まる」の為手は「男御子・皇子(若宮)」で、地の文ですから、敬意の方向は「作者→男御子・皇子(若宮)」となります。
もしこの箇所が「生まれ給ふ」ではなく「生み給ふ」(他動詞)ならば、「生む」の為手は桐壺の更衣なので、敬意の方向は「作者→桐壺の更衣」となります。

授業で習ったとのことですが、先生は「生まる」と「生む」を混同して、間違えてしまったのかもしれませんね。
でも、テストでどう答えたらよいか困りますよね。「正解」のほうを答えたら、先生の解説と違うということで、不正解にされてしまうかもしれませんし。
先生に質問に行く場合は、ネットの回答ではなくて、印刷された紙媒体の参考書などを見せて、「参考書の解説と違うのですが、どちらが正しいのでしょうか」とテストより前に聞きに行ってはいかがでしょうか。もし担当の先生がどうしても間違いを認めない場合は、テストは学年共通のはずですから、他の古文の先生(その先生より年配の先生)に相談しても良いかも知れません。
先生も人間なので、間違いをしてしまうことはあります。それでも、間違いを指摘するときには、先生の性格にもよりますが、先生のプライドを傷つけないように注意したほうが良いかと思います。
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