種の違い(遠さ)と、代謝経路の違いは、比例するのでしょうか。
つまり、系統樹で、かけ離れていればいるほど、代謝経路もそれだけ違ってくるのでしょうか。

A 回答 (5件)

薬学系の天然物化学研究者 rei00 です。



比例という言葉には引っ掛かりますが,「系統樹で、かけ離れていればいるほど、代謝経路もそれだけ違ってくるのでしょうか。」という事に関しては,『理論的には』正しいと思います。

過去の回答歴などを拝見すると,bigsea さんも天然物化学系の方とお見受けしましたが,その様な分類を「ケモタキソノミ-」と言います。

我々が新化合物を単離構造決定した際に,よくケモタキソノミ-的考察を加えますが,現状では,従来の分類に如何にあっているか,従来の分類法で分類しきれていないものを分類できる可能性があるか,と言った事であって,従来の分類に取って代われるものではありません。

あるいは,生合成酵素を研究している方々が,いくつかの種の酵素を単離同定して,塩基配列の点からの系統樹を示したりしていますが,やはり結果はこうなりましたと言うレベルの話です。

お書きの様な代謝能の差が分類上重要なのは,細菌の分類です。細菌の分類では,形態だけでは分類しきれないものが多いため,数種の単糖に対する代謝能等を利用して同定を行ないます。

つまり,『理論的には』代謝経路の違いで種の同定が可能なはずですが,『実際上は』まだ DNA のどこの違いを比べれば良いかなどの不明な点が多いため,従来の分類法に取って代わる事はできない状態です。

いかがでしょうか。

 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/02 22:25

> 最近は、DNAを調べることによって、種の分類とどれぐらい違うかということを決定できるようです。


化学物質分類法(何年か前に聞いただけなので.名称は自信無し.以下の名称も同様)や遺伝子分類法の話ですね。遺伝子分類法は.ミトコンドリアの遺伝子解明(いつのネーチャーだったでしょうか)で有名になりました。
 化学や薬学に関係している人々が.生体物質の分析・同定を行い.形態学分類法に対して別の考え方を提示しました。
 生物学者や地質学者が古くから行っている方法が形態学分類法で.リンネの時代に遡る伝統がある方法です。ですから単に生物の分類法というと形態学分類法を意味します。

> DNA分析による分類と、代謝の違いは類似してくる
ことは.化学物質分類法を取っている化学や薬学関係者.遺伝子分類法を取っている生物学関係者では近年20-30年以上前から指摘されていることです。
たた
>見た目というのは、環境に大きく影響される
というのであれば.育種によって.2つの異なる種を一つに形態にできなければなりません。あるいは.一つの種から異なる形態が作れなれればなりません。これは.生物学や農学関係者によって研究され.複数の形態を1つの分類にまとめるという研究や逆に1つの種を複数の形態に変える研究がなされています。形態学分類法は.この研究を潜り抜けて統一されてきました。園芸品種が全部まとめて一つの種に分類されているのは.この為です。
化学物質分類法や遺伝子分類法では.育種によって統一されない種の違いをいまだ説明できません(10年ぐらい前以降関わりあっていないので今の状況は知りません)。

 したがって.まだ暫くは.形態学分類法と他の分類法が併記される時代が続くでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
分類法全体からのご意見、参考になりました。

お礼日時:2001/07/02 22:22

ぜんぶひっくっるめて見た場合、というところに無理があるとおもうのです。


もちろん、犬とサルの間でも物質の代謝において色々な違いがあるのはあたりまえです。私が言いたいのは、「違いがある」ということはいえますが、どのくらい違うか、という差を測る尺度が難しいということです。「比例」を言うには、あくまで数字同士で比べなければいけないわけですよね?「代謝経路の違い」をどう数値化するのですか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/02 22:23

簡単には答えられない質問です。



というのは.生き物の形態は見た目で分類整理されています。植物では.花びらの数とか.枝の別れ方とか。ところが.該当植物のテルペノイドを調べてみると.分類どうりにならないのです。

それで.わかりません。

この回答への補足

ありがとうございました。

最近は、DNAを調べることによって、種の分類とどれぐらい違うかということを決定できるようで
す。edogawaranppさんがおっしゃっているような、見た目というのは、環境に大きく影響されると思
いますので、見た目によって分類された生物の例えばテルペノイドを調べてみても、分類通りに
ならないのではないでしょうか。

しかし、二次代謝産物も、酵素によって支配されていることを考えますと、DNA分析による分類
と、代謝の違いは類似してくるのではないでしょうか。

補足日時:2001/06/26 10:04
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種の違いというのは遺伝子の相同性によって数値化できますが,「代謝経路の違い」というのは数値化できませんよね。

ですから、「比例」するかどうかは議論できないと思います。
「代謝経路の違い」とは何のどう行った代謝のことをおっしゃっているのかわかりませんが,細菌,植物,動物といったかなり大きな分類で言えば分類が遠いほどより違うといえるでしょうが,人,猿,犬を比べた場合は,遺伝子の相同性の違いほどは基本的な代謝のメカニズムには差が無く,ほとんど同じだと思います.

この回答への補足

ありがとうございました。
「代謝経路の違い」というのは、ある生物がいるとして、その生物の代謝経路全部をひっくるめて考えてみます。そして、その生物の代謝、さらに突っ込んでみると、その生物の生物としての特徴が見えてきます。それを、異なる種で比較してみるのです。なんか、説明がへたくそですいません。

人、サル、犬などの基本的な代謝のメカニズムには差がないかもしれませんが、二次代謝にも差がないと言いきれるのでしょうか。

補足日時:2001/06/26 00:15
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