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天皇陛下の退位を可能とする「特例法」について、政府は、今回の退位が将来の先例とならないよう、前文か1条に「今上天皇固有の事情」を書き込む方向で検討に入ったそうです。

※「今上天皇固有の事情」明記へ 退位特例法の先例化回避
http://www.asahi.com/articles/ASJD05G3XJD0UTFK00 …


天皇陛下が重視してきた公的行為が、高齢などで困難になった一連の経緯を明記し、ほかの天皇に当てはまりにくい個別の事情を記すことで将来の天皇の退位とは切り離し、皇位継承の安定性を維持する狙いがあるそうです。

これって、恣意性の排除の目的は分からないでもありませんが、
「特例法」に、「今上天皇固有の事情」を書き込むのは、法律的に不自然だし、特別扱いされるのを、今の天皇が精神的に負担に感じられる心配があるし、失礼になると思いませんか。

「天皇人間宣言」をしているのであるから、難しく考えず、一般の人間と同様に、「定年制」を設け、皇室典範に記載すればよいだけだと思いませんか。

※秋篠宮さま、46歳に 天皇の公務「定年制は必要」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG29033_Z21C …


そうでないと、今後の天皇についても、高齢になっても、天皇の座に縛られるのはお気の毒とは思いませんか。
人間なので、ある一定の年齢に達したら、「定年」を設け、気楽にさせてあげるのが、人間的と思いませんか。


※天皇陛下の退位「毎回特例法、疑問だ」 民進・野田氏
http://www.asahi.com/articles/ASJDV62PSJDVUTFK01 …

※恣意的な退位排除、「称号」など課題 皇室典範改正
http://www.sankei.com/politics/news/160714/plt16 …

※天皇陛下の「生前退位」
http://fpcj.jp/j_views/magazine_articles/p=46504/

A 回答 (13件中1~10件)

今上天皇陛下御自身が決められる事で、下々が提案するのは、おかしい!

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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

「今上天皇陛下御自身が決められる事で、下々が提案するのは、おかしい!」の お気持ちは分かりますが、

憲法の規定により、天皇は、象徴であつて、国政に関する権能を有しないので、皇室典範を改正したり、特例法を設けたりすることが出来ないので、「下々」が、陛下の気持ちを慮って、提案し、必要な法的措置等を講ずるしかないのではないでしょうか。

憲法の「第1章 天 皇」を再確認されてはどうでしょうか。

- - - - - - - -「日本国憲法」- - - - - - -    

第1章 天 皇

第1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

第2条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

第3条 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。

第4条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。

2 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。

第5条 皇室典範の定めるところにより摂政を置くときは、摂政は、天皇の名でその国事に関する行為を行ふ。この場合には、前条第一項の規定を準用する。

第6条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。

2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。

第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。

一 憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。

二 国会を召集すること。

三 衆議院を解散すること。

四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。

五 国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。

六 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。

七 栄典を授与すること。

八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。

九 外国の大使及び公使を接受すること。

十 儀式を行ふこと。

第8条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。

お礼日時:2017/01/15 20:44

No.11です。



度々、失礼いたします。


>現在の天皇に、戦争責任は全く無いのに、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
天皇に気持ちの上で、負担を押し付けているのではないでしょうか?


確かに、戦争は「昭和」の事ですから、、。
私は、昭和天皇にも戦争責任は無いと思っております。
あれだけ、戦争に反対しておられたのに、昭和天皇の御意志に背き
陸軍だったか、海軍だったか、、戦争に突っ走って行きましたね、、。

ただ、天皇の公務というか、「天皇」というお立場は、
「清め」ということも含まれます。
反省のお言葉というのは「日本民族の清め」も含まれているのでは?
反省のお言葉を述べられることで、陛下は、ただひたすら
我々、日本民族を守って行こう、、とお考えなのでは
と思います。
幼い時から「帝王学」を学ばれて来られてますので、
私事より日本民族の永久の幸を祈られるのがご自分の立場、、ということに何の違和感もお持ちではないと思います。


私は、定年制は必要ないと思います。
お体が弱くなられたら「摂政」で宜しいのでは?
昭和天皇も、大正天皇がお体が弱かったので、早くから「摂政」を
行われておられましたからね。

URLの八木秀次氏、渡辺昇一氏に 一票ですね。
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この回答へのお礼

何度も、何度も有難うございます。

おっしゃっている『天皇の公務というか、「天皇」というお立場は、「清め」ということも含まれます。』は、
難しくて、私は、分からないので、論評を控えたいと思います。
ただ、その様な難しい話を、日本人のうち、何人が本当に理解しているのでしょうか。


また、『お体が弱くなられたら「摂政」で宜しいのでは?』については、
何度も申しますが、天皇の下記「お気持ち」の中で、望まないと言われていると思うのですが・・・。

「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。」

※象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(宮内庁)
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

お礼日時:2017/01/11 21:22

No.10です。



gooexpressさんは、本当に、陛下のお気持ちを汲んでおられるのですね。
陛下も、自分の気持ちをこのように国民が理解してくれる方が

おられるのを知られたら喜ばれるでしょう。

私みたいに「自分の気持ち」を優先してしまうといけないですね。

今日の朝刊に「新元号31年元旦から」と、大見出しで出ましたね。

1代限りだそうですが、陛下の希望が叶えられるようになりました。

皇位継承に伴う重要儀礼である大嘗祭は、準備に半年以上を要するため、

平成31年11月にずれ込むとか、、。

どちらにしても、皇室に詳しい識者10人以上の方々が知恵を出し合って

決められたことですから、、上手く陛下の気持ちも伝わって

よかったですね。

平成も30年まで。

寂しいようなすっきりしたような、、、。
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この回答へのお礼

何度も有難うございます。

菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、「天皇の公務負担の軽減を最優先で静かに議論を進めていただいている。まだ方向性も示されていない段階で、報道されているような事実はまったく承知しない」と語っているようですが、実際は、おっしゃるように、「新元号、平成31年元日から」が決まりかもしれませんね。

※新元号「平成31年元日から」と一部報道 天皇退位関連法案、5月にも提出か
http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/09/new-era- …


私は、天皇制については、「ど素人」で、普段は全く関心が無いので偉そうなことは言えませんが、天皇は、「終戦までは”現人神”(大元帥)、戦後は”象徴”(人間天皇)」と全く、考え方が変わったのに、政治家をはじめ国民は、真剣に天皇の立場になって、新しい時代の「天皇のあり方」を考えたことがあるのでしょうか。

その結果、現在の天皇に、戦争責任は全く無いのに、
「終戦以来既に七十一年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられました」「過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願う」と「深い反省」を述べられる等、天皇に、気持ちの上で、負担感を、押し付けているのではないでしょうか。

※天皇陛下再び「深い反省」 戦後71年追悼式でお言葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/ …


今回の件も、将来の「天皇のあり方」を考える絶好の機会なのに、今回限りの解決策として対応を考えるのは、
短期的には解決になっても、将来的には、全く解決になっていないのではないでしょうか。

お礼日時:2017/01/10 23:59

No.9です。



回答お礼有難うございます。

私も、今上陛下のお気持ちなど、新聞等で知っておりますし、

陛下が崩御されると皇室での行事に、様々な行事が続くということも

知っております。

別に亡くなる直前まで公務をされる必要はないと思いますよ。

国民も、そんな無理強いは希望してませんし、、、。

陛下は、大変几帳面で真面目な御性格の方ですから、

公務が出来なくなることを気になされるのだと思いますが、、、。

公務は皇太子さまに任せて、崩御されるまで「天皇」で

あり続けられることを願いたいですね。

もし、ここで「定年」みたいなことになると、周囲の思惑の中で

無理やり「定年」に持っていかれるような事にもなりかねません。、

天皇を譲位されると、お付きの職員の数、お住いの場所、

(言葉は分かりませんが)陛下に掛かるお金の金額等々、、

細かいことまで改革するのが法律とも絡んで難しいようです。

公務だけ皇太子におまかせになられて、立場は、「天皇」でも

良いのでは?と思いますが、、。

多分、陛下自身が公務もしないのに、天皇の立場にいることは出来ない

というような思いを持たれておられるのだろうと思いますが、、。

「天皇」は、「天皇」というお立場におられるだけで有難いのですし。
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この回答へのお礼

何度も有難うございます。

◇「亡くなる直前まで公務をされる必要はない」とのことですが、
天皇は「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます」「重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には・・、この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません」とし、天皇がその機能を果たし得なくなった場合は、天皇であり続けるのが望ましくないとも述べられており、「天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合・・,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます」と述べられているのに、死ぬまで、天皇であり続けろとは、お気持ちに反しないでしょうか。

◇「天皇の終焉に当たっては,重い殯の行事が連日続き,その後喪儀に関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうか」とまで述べられているのは、「天皇の終焉」と「天皇の死亡」が、同時なのは、周囲に迷惑をかけることもあり望ましくない、つまり事前に譲位をしたいと述べられているのではないでしょうか。

◇「天皇を譲位されると・・・、細かいことまで改革するのが法律とも絡んで難しいようです」は、おっしゃる通りだと思います。
だからそこ、天皇は「天皇の終焉に当たっては,重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,・・・事態を避けることは出来ないものだろうか」と、心配されているのであり、「天皇の終焉」は、事前に済ませておこうとするのが、天皇のお気持ちではないでしょうか。

◇『定年は、周囲の思惑の中で無理やり「定年」に持っていかれるような事にもなりかねません』のご指摘は、誤りではないでしょうか。
年齢による「定年」を設けた方が客観的であり、恣意性の入り込む余地はないと思います。
天皇は「大正天皇をお守りしようとする人と、摂政の昭和天皇を支えようとする人とで国が二分した。摂政という制度には賛成しない」と述べられ、天皇の行為を代行する制度は望んでおられず、事前の譲位を望まれているのではないでしょうか。

お礼日時:2017/01/10 00:22

他の方の回答を読んでませんので何方かとダブルかも知れませんが、、、。


別に「譲位」なさらなくても、お仕事を減らされればいいだけの

ことなのでは?

皇太子さまに少しずつ、肩代わり?されれば宜しいだけのこと

だけのように思います。
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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

「皇太子さまに少しずつ、肩代わり?されれば宜しい」とは、当面は、おっしゃる通りだと思います。
しかし、それは、亡くなる直前まで、公務を行えと言うことになると思います。

天皇の「お気持ち」を表明された下記の内容を再確認してはどうでしょうか。

「天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして,天皇の終焉に当たっては,重い殯の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀に関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。」

※象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12


また、生前退位表明の前に、同級生に『譲位についてはまず、「ずいぶん前から考えていた」、そして「僕のときだけの問題ではなく、将来も含めた制度にしてほしい」』ともおっしゃっています。

※生前退位表明の3週間前に天皇陛下が同級生に明かしたお気持ち
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=2017010 …


天皇の「お気持ち」を尊重して、判断するのが、最も重要ではないでしょうか。

お礼日時:2017/01/09 21:37

余り質問とは関係ありませんが、苦言を一つ。


前にも私はあなたと紛糾したことがあるとは思いますが、「ソース」はソースなだけで、それがイコール「根拠」と同等にはならないんですよ。

ソースさえあればそれが根拠になるというのであれば、「自分でホームページを立ち上げて、そこに嘘でも何でも書いておいておく」、そこにここから「ソースはこれです」とURLを張れば、それが正しいという事が成立してしまいます。
でも、それは成立しないでしょう。

ソースはただの情報源にすぎません。
それを根拠にするためには、「複数のメディアから、異なる見方を抽出する」とか「歴史からその根拠をあたる」などという事をやりますよね。
少なくとも、まともな「ライター」はやります。
根拠がいかに根拠として成立するかを、資料や論理で延々説明していくわけです。


自分の気持ちがいいと思うページを抽出して、それを引用するだけでは説明にはなっていません。
ヤフー知恵袋の適当な回答を引用して「どうだ、ここにこう書いてあるだろう!」では・・・


そんなわけで・・・
左翼右翼という概念が邪魔をしているようですが、今回のあなたの質問は、その意味では矛盾していますね。
天皇を特別とする意見を心地よく思っていつつ、一方で天皇の定年制(つまり、一般人と同等にすること)を主張する。

ですがそれは問題ではありません。
もし論理と根拠がきちんと提示でき、出来る限り多くの人が納得できる案、それを、左翼右翼の概念から解放され、天皇家の長い長い歴史から(江戸時代に左翼も右翼もない)考えてあげてほしいですね。

決して「今象徴性だから」「天皇を俗世の人にするなど左翼的だから」の理由で縛られないでほしいです。
長い日本史、世界史から日本古来の歴史や人物を研究すると、左翼右翼、特に今「ネットで使われる左翼右翼」の概念がバカバカしくなりますよ。

天皇を考えるときは特に。
天皇を立てれば現政権は立たず、現政権を立てれば天皇が立ちませんからね。
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この回答へのお礼

何度も有難うございます。

どうも話がかみ合っていないようですね。
「左翼右翼の概念から解放され」のおっしゃっている意味がよく分かりません。

「英国王室なんかを参考にしてもいいと思いますけどね。」とおっしゃるので、他の意見を紹介しただけで、「根拠」にはしていない積りですし、
実は、私も、英国王室のように、「開かれた王室」にした方が良いとは思っていますが、具体的な「内容」が不明なので、他の方の意見も紹介しただけですし、「No.7さん」もおっしゃっているように「イギリスの王室と比べて皇室は貴重な存在」の過去の経緯も含めて検討する必要があると思っています。

「天皇を特別とする意見を心地よく思っていつつ、一方で天皇の定年制(つまり、一般人と同等にすること)を主張する。」との矛盾を指摘されていますが、
この点も「No.7さん」が指摘されているように、「君主の意味するところと人権はどのように折り合うのか」との問題だと思います。

そもそも、この、ご指摘の問題を解決できないので、皆さんの意見をお聞きしている次第です。

お礼日時:2017/01/07 23:59

皆さんの回答と質問者様の御礼を楽しく拝見してきました。



質問者様と回答者様の間に、ずれがありますね。それは「人権と天皇」という問題だと思います。

質問者様は「天皇と言っても人間個人であり、出るからには個人の尊厳と権利を侵すことはできない」と言う視点から「定年制を皇室典範に書くべき」とおっしゃられているのでしょう。

多くの回答者様は「天皇は特別な地位なので、人権は関係ない」と書かれている方が多いように思います。これは君主という立場であることが影響していると思います。

君主、というものを見た場合、その身が体現してる権力そのものが重要であり、これは人権というテーマとは別のところにあります。エンペラーの語源となったローマのインペラートは、死ぬまで護民官職権と最高神祇官を兼職し、このほかに執政権と軍事指揮権を同時に持つ者のことを皇帝と言ったわけです。

逆をいえば皇帝を変えるには死んでもらうしかなかった、わけで君主や皇帝の権限とは人間の命と不可分である、ということでもあるわけです。

質問者様のご質問の内容は端的に言えば「君主の意味するところと人権はどのように折り合うのか」ということになるわけで、天皇制も時代によってずいぶんと変化してきたといえます。

しかし、現在は象徴でありつつも元首的な役割は天皇一人が保持しているものであり、これが政争の具に使われるのは国民の望むところではないでしょう。したがって、今回は特例法でよいと私は思います。

もう少し語を足せば、天皇とは「日本における権力・権威の本質的な源」であるといえます。ですから、天皇の即位や退位は余り簡単にできるようになってしまうと、権力を牛耳りたい人たちの思惑に左右されることになりかねないわけです。
 そういう点でいえば、良かれと思って皇室典範に書いたことで、数十年後新しい摂政藤原氏のような体制を作りださない、とも限りません。

ですから、今の時点で皇室典範をいじるべきではない、と私は思います。

イギリスの王室と比べて皇室は貴重な存在、というのは私も同意します。
なにせ、世界中の君主の中で、正統性が神話に遡れるのは日本の皇室だけです。イギリスでいえばエクスカリバーを所有したアーサー王の子供たちが今に残っている、といえるわけで、これを聞いた世界中の人が驚くわけです。

実際にエリザベス女王も天皇には一目置いていることが歴然としています。たとえば、エリザベス女王のエリザベス女王即位60周年行事において、客人を出迎えたエリザベス女王は唯一天皇と皇后を出迎えた時だけ、数歩ですが迎えに行きました。格式を重んじる王族(どこの王族も同じ)からすれば、天皇だけ特別な敬意が払われたことは一目瞭然ですし、私的な昼食会とはいえ、テレビカメラの前でそう言う行動を取ることはそれだけのメッセージ性があるのが君主の権威と権力であるといえるでしょう。

日本の皇室は権威において世界一であるのは間違いないのです。ただ、それをどれだけ認めるかは「国家」というものがある以上価値観が変わってくるのも否めない事実です。

こういういわゆる皇統の歴史、と言う点からも退位を恒常化できるのがよいのかどうかは分かりません。そう言う点からも今回は特別法でよいと思いますし、皇太子が退位されるぐらいまでの間に皇室典範を改正していくのが良いと思います。
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この回答へのお礼

貴重なご意見を有難うございます。

「君主、というものを見た場合、その身が体現してる権力そのものが重要であり、これは人権というテーマとは別のところにあります。」は、おっしゃる通りだと思います。

しかし、「人権というテーマとは別のところにある」と言っても、「天皇」と言うのは、一人であり、「君主」であるが、一方では「人間」であるので、「人権というテーマとは別のところにある」(人権が無い?)と、断言するのは、頭では理解しても、抵抗感を感じます。

少なくとも、我々が職業を選ぶようにして「天皇」になったのではなく、宿命的に「天皇」として生まれたのであり、その人間の一生を「天皇」と決める権利が、国民にあるのかも疑問に感じ、一定の年齢になれば、「天皇」の立場から解放してあげて、一人間として、残りの人生を楽しませてあげてもよさそうに思います。


そこで、おっしゃっているように、「君主の意味するところと人権はどのように折り合うのか」との問題になると思いますが、問題視するだけではなく、天皇が一人で、一生の間、重責を担っておられることを思えば、それについて「折り合い」を付けてあげるのが、国民の務めのような気もします。

「皇の即位や退位は余り簡単にできるようになってしまうと、権力を牛耳りたい人たちの思惑に左右されることになりかねないわけです。」については、同感で、今回の場合は時間もないので、「特別法」で対応するのは、仕方ない気もしますが、「今上天皇固有の事情」として、「高齢などで困難になった一連の経緯」のような、そこまで具体的な個人の都合を明記するのは、失礼でもあり、抵抗感があり、もっと良い方法がないのかとの思いです。

加えて、今回は時間もないので、「特別法」で対応するとしても、
そもそも、陛下は6年前に退位の意向を周囲に表明し、その後、「平成30年までは頑張りますか」と、退位の時期まで示唆されていたそうです。
本来ならば、その時点から、検討すれば、「皇室典範」改正を含め、検討する充分な時間があったのに、時間がないので、とりあえず「特別法」で対応するとすれば、更に、天皇に対し、失礼にならないのでしょうか。

もう少し、「天皇」の考えてられることを、早めにキャッチし、対応してあげるのが、我々の務めではなかったでしょうか。

お礼日時:2017/01/07 23:28

待って待って、知恵袋の回答を根拠にしないでください。

あの回答、言葉遊びじゃないですか。
王室と皇室に上下はありませんよ。

文化圏としてほとんど関わっていません。
イギリス王室の王族が日本に来て、いきなり日本人が忠誠を誓ったりはしませんから。
今は、世界の情報がいくらでも入ってくるグローバルな時代ですから、いきなりイギリス王族が日本に来ても歓迎されますけどね。


無理やり上下をつけるとしたら・・・

江戸後期から明治前期に、国家として日本のほうが遅れていたことを考慮すれば、英国王室のほうが、日本の皇族より、力を持っていた時代があった・・・とか
英国王族は、世界中に植民地を持っており、世界のあらゆるところにに影響を及ぼす度合いは、日本だけの日本の皇族より大きい・・・

こんなことが考えられるかもしれませんが・・・
あまり考えたくはありませんね。
とにかく、文化圏が離れすぎていて、同列に比べるのはナンセンスすぎます。

イギリス王室がどれだけえらそうなことを皇族に命令しても、皇族は従う必要はありませんし、その逆もしかりです。
一般的に現在では、どちらも別の次元で成立していて、どちらも尊敬されています。


英国王室と、ローマ法王は、深い関わり合いがあります。
これには上下関係はつけられるかもしれませんが・・・


知恵袋の言葉遊びの回答で「英国王室でもいいから参考にすれば?」という回答を否定されても困ります。
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この回答へのお礼

何度も有難うございます。

「言葉遊び」とのことですが、下記の意見があります。

◇「皇室は日本人の血のルーツであり、古代から血統を守ってきた家系であって、いわば純粋な日本人と言う意味で存在している。 
王室は血統などは全く無縁の系列で、戦う事によって勝ち取った地位なのだ。 戦争で勝った王の息子や娘が王の死後その地位を継ぐことが有っても、長く続くことは無かった。 歴史を見れば分かるように、自分を守るため、血統などとはかけ離れた異国人との政略結婚の繰り返しで、ヨーロッパの王室は親戚状態だ。
王室が開放的で奔放、自由なのは、国民から尊敬される必要がないので、当然と言える。 王室は、例えばイギリスのエリザベス女王は大農園などの大地主であり、ロンドン市内の一等地に広大な土地を所有し、貸している。」

※皇室と王室の違い
https://www.kyudan.com/column/king.htm


◇『昭和前期までは、対外的に「日本国皇帝」などの称号も使われていたようですが、現在は天皇に統一されているようです。
英語では、固有名詞扱いの「Emperor」が使われます。
現在、国際的に広く承認されている国家において、「皇帝」(Emperor)という称号を対外的に使用するのは、日本の天皇のみです。
つまり、現在唯一のエンペラーが天皇なわけです。』

※天皇と皇帝と王
http://e-zatugaku.com/history/emperor.html


◇「ヨーロッパの王室というのは、本質的に封建領主である。つまり、国全体が広い意味での私有財産なのだ。また、狭い意味での財産も莫大なものを持っている。だから、それを自由に使うことにはさほどの抵抗がない。
ところが、日本の皇室は封建領主でない。私有財産もさほどあるわけでない。また、伝統的にも、あまり贅沢な生活をすることは皇室にふさわしくないと考えられてきた。」

※現代にふさわしい皇室のあり方
http://www.yawata48.com/jiji/jiji09801.htm
http://www.miyadai.com/index.php/index.php?itemi …

よって、「英国王室なんかを参考にしてもいい」と思いますが、日本の「天皇」は、王室と異なる、貴重な存在なので、慎重な対応が必要だと思います。

お礼日時:2017/01/05 21:23

何故皇室典範を改正してできないのか


憲法に反するのではないか
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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

おっしゃるように「特例法は違憲」との意見もあるようですね。

※民進、天皇退位で典範改正を主張 「特例法には違憲の指摘」
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10967500S6A2 …


専門的なことは、よく分かりませんが、そりゃ「典範改正」の方が筋でしょうが、時間との勝負であり、野党等と「典範改正」内容を調整して、早期に決めることが可能なのでしょうかね。

そもそも、陛下は6年前に退位の意向を周囲に表明し、その後、「平成30年までは頑張りますか」と、退位の時期まで示唆されていたそうです。
本来ならば、その時点から、検討すれば充分に時間があったのに、それをしないで、理想論ばかり述べ、行動が伴わない政治家には、感心しませんね。

※天皇陛下 6年前に退位の意向表明
http://www.news24.jp/articles/2016/10/17/0734379 …

お礼日時:2017/01/04 23:00

天皇を取り巻く制度を考えるとき・・・


もっと根本的に、根源的に考えたほうがいいと思いますよ。
天皇制などというような、君主が政府に縛られるようになったのは、明治維新のころからですよね。

もちろん、徳川幕府でも、それ以前でも天皇はお飾りだった状態ではありますけど。

明治維新が起こったころ、長州薩摩の有力者が「天皇の両手両足を縛って、自分たちの傀儡としよう」「天皇が政府の思惑に反して暴走しないようにしよう」としたのは・・・

その頃は天皇が「薩摩長州の作った政府」「明治政府」が、天皇の野心一つで、そこそこたやすくひっくり返されるだけの力を持っていたからです。


佐幕、尊王などを掲げ、日本が大分裂していた時代です。
幕府に味方していた藩、長州薩摩に反発する藩など、まだまだ予断を許さない状況だったわけですよ。
他の藩に天皇を擁されて、明治政府に反旗を翻されれば、簡単に明治政府の土台は崩れる。
天皇自身が日本国民に呼びかければ、明治政府転覆もありうる。
そんな時代。

ですから、天皇を完全に明治政府がコントロールする必要があったわけです。

象徴天皇制などは、アメリカの思惑によるもので、さらに天皇を縛り上げる代物。


ですが、今の時代、天皇が都道府県知事に呼びかけて、「兵を興せ、自民党政府を打ち倒そう!」といって、どうにかなると思いますか?(笑)
もうそういう時代ではないですよね。

時代にそぐわないんですよ。
もう囚人扱いは終わりにしてあげたいものです。
もっともっと、普通の人として扱ってあげましょうよ。
英国王室なんかを参考にしてもいいと思いますけどね。
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この回答へのお礼

ご意見有難うございます。

「もっと根本的に、根源的に考えたほうがいいと思いますよ。」とは、おっしゃる通りかもしれませんね。

しかし、下記に述べるように、なぜか源頼朝にしても足利尊氏にしても、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康も、いずれも自分の上に天皇という存在を置いたし、マッカーサーも廃止しなかった日本の「天皇」は、貴重な存在ではないでしょうか。

「たとえば中国では、新しい実力者が古い皇帝を倒して天下をとるのが当たり前になってたが、日本は仏教をはじめ多くの文化を中国から受け入れているのに、なぜ、天皇を最高位に置くという伝統は守ったのか。

 たとえば家康が天下をとったとき、相談相手である上野・寛永寺の天海僧正は、天皇を廃止したほうが良いと進言したが、家康はこればかりは聞き入れなかった。明治維新にしても、西郷隆盛や大久保利通たちは、16歳の少年である天皇を手中にすることで、300年近く続いた江戸幕府を倒すことができた。

 さらに太平洋戦争に敗れたとき、占領軍としては当然ながら、最高責任者である天皇の戦争責任を追及すべきであり、現にソ連やオーストラリアなど少なからぬ国が、天皇を戦争裁判にかけるべきだと主張した。だが、マッカーサー元帥は、天皇を裁判にかけることには反対で、占領軍より上位となる極東委員会がつくられる前に、憲法草案をつくり、天皇を象徴というかたちで固めることで、裁判にかけるのを回避した」

※田原総一朗「家康もマッカーサーも廃止しなかった天皇制とは何か」
https://dot.asahi.com/wa/2016101200187.html


また、「英国王室なんかを参考にしてもいいと思います」とのことですが、

格付けは、次の通りとなり、「天皇家がイギリス王室より格上」であり、「天皇」は、貴重な存在なので、簡単に変更するのは、難しそうです。

第一位・天皇ーローマ法王ー皇帝(今は存在しません)・・・神の血を引く、或いは神の意思に寄る

第二位・王家(王室)・・・神によって保証された地位

※天皇家がイギリス王室より格上なのは何故ですか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …

お礼日時:2017/01/04 22:38

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