プロが教えるわが家の防犯対策術!

原子力発電所の再稼働に反対して活動している者です。
地元の電力会社の説明会で、原子力発電の使用済み燃料再処理で発生するガラス固化体の危険性について質問したところ、まったく危険はないと説明されました。透過力の高い中性子線も、吸収する樹脂が開発されたので、安全だという説明でした。
そんな安全なものを、なんで数百メートルの地下に何万年も埋めようとしているのかわかりません。
そこで、以下の点について詳しい方教えていただけないでしょうか。
なお、当方は、アルファー線がヘリウム原子核だと言われて、「原子番号2で質量数4だから、陽子2個と中性子2個だということを昔習ったな」と思いだせる程度の知識です。よろしくお願いします。
質問 1 ガラス固化体の危険性は、どの程度のものなのでしょうか?電力会社には、私が生身で近くにどれくらい立っていたら死んでしまう程度の放射線なんですか?と聞いたところ、安全ですと言われました。
質問 2 中性子線を吸収する樹脂が開発されたというのは本当なのでしょうか?
質問 3 上の二つの質問について勉強する際に役立つ基本書を紹介してください。

A 回答 (3件)

1.人が死ぬ程度


それ自体からは中性子が放出されていますので、20秒もあれば人間が死ぬレベルの放射線が出ていますが、ガラス固体化した物を遮蔽物で覆い、1m離れた場所に厚さ1.5mのコンクリート壁を設置すれば、そのすぐ横に居る限りは、人体に多大な影響はありません。
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricit …

それでも、安全の上にも安全を施しますので、何万年も埋めて保管をするんです

2.本当、中性子遮蔽材(ボロン入りポリエチレン)三酸化ニホウ素(B203)含有高密度ポリエチレン
http://www.mesco.co.jp/materials/mat_lineup/mat_ …


3.
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この回答へのお礼

お礼を申し上げるのが遅くなり、申し訳ありませんでした。詳しいご説明でとても参考になりました。出典をつけていただいたページの資料を早速利用させていただいています。今後も勉強していきたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/30 19:28

中性子を吸収する樹脂?


1000年後には、出来る?
と思うけど!
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回答1、ガラス固化体(キャニスター付)は、製造直後は、表面に近づくと18秒で致死線量を被曝する放射線強度です。

(約1500Sv/h、致死線量は7Svなので、7/1500≒0.005h→18秒)
なお、100Svを被曝すると、即死なので、その場合は240秒で即死です。(100/1500≒0.067h→240秒)
したがって、製造直後には、絶対に近づいてはいけません。
50年間は、放熱の為、ガラス固化体は、キャニスター以外の外装をつける事が出来ません。
50年後で、表面の放射線強度は、160Sv/hです。(7/160≒0.044h→158秒で致死線量、100/160≒0.625h→37.5分で即死です)
したがって、非常に危険です。
ただし、このような状況なので、ガラス固化体は、放熱用の周囲空間を空けて、周囲をコンクリートの壁で覆います。(コンクリート厚は、1.5m以上、コンクリートの外側の放射線強度は、製造直後で、約0.0006Sv/hとなります。(コンクリート壁の外側ならば、近づいても大丈夫です)
回答2、シリコーンゴムと、ポリエチレン樹脂に中性子吸収材を配合した製品があり、医療部門や原子力関連施設で使われています。
回答3、原子力工学、放射線工学の放射線遮蔽に関する教科書などが、適当では無いでしょうか? なお、啓蒙書などで、放射線被害に関する書籍などにも、基礎的な事項は記載されていると思います。
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この回答へのお礼

詳しいご回答、とても参考になりました。紹介していただいた書籍で今後勉強していきます。ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/30 19:25

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